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2008.06.08

『SAS(3)』読了

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SAS(3)』(鳥居羊/HJ文庫)読了。

うはうはハーレムものではあるものの、あまりそちら方面にはっちゃけないで、落ち着いた語り口になっているのが好ましい。ラブはあるけど、コメはない、けれども甘々な描写がたまりませんな。僕は基本的にラブコメそのものは好きでも嫌いでもないのだけど、この作者の作品に対する距離のとり方はすごくいい。一歩引いた目で物語の推移を見ている(計算している?)冷静さがある・・・ような気がする。立夏と紗友とアナスタシアの三角関係が、リヴォニアの王位継承権をめぐる政治的な問題として浮上してきて、恋愛感情としてだけではなく、王として人の上に立つ人間としての問題につながるというのはすごいと思った。個人の問題と社会の問題が密接しているという点では、これはセカイ系と言えなくもないような気もするのだけど、その間に政治と言うワンクッションが置かれているからことで、単に三角関係を楽しめば良い、というだけではすまない凄みを感じる。

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