『メグとセロンⅡ 三三〇五年の夏休み(下)』読了
『メグとセロンⅡ 三三〇五年の夏休み(下)』(時雨沢恵一/電撃文庫)読了。
メグとセロンとその仲間たちの物語はひとまず終了・・・に見せかけて、ようやく序章が終わったと言うところみたいだ。アリソンから始まる”大陸シリーズ”(今、1秒で考えたシリーズ名)の中では、どうやらジュブナイルミステリの方向性で行くらしくあることを考えると、これは作者の新しい挑戦かも知れぬ。むしろ少年少女探偵団か?物語のとっかかり役(”古典部シリーズ”の千反田えるの役回り)のメグミカと、探偵役のセロン、荒事担当のラリーなど、それぞれの特技を生かした謎解き、冒険が主体になっていくのかもしれない。考えてみれば、物語が徹頭徹尾、学園と言う狭い空間で推移していったのも、このシリーズでは初めてかもしれない。少なくとも、1巻冒頭のシーンまでは続編が出ることは決定事項であるようななので、そこまでどのように物語が作られていくのか楽しみにしたい。
本当に、続きが出ることが確定されているシリーズっていうのは、それだけでありがたいよな・・・。
察してください。
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