メモ(桜庭一樹について、雑感)
・桜庭一樹について、ライトノベル読者の評として「ものすごく成長した」とか、「上手くなった」と言う言説を良く聞く気がするのだけど、単に昔の読み手の目が節穴だっただけなんじゃないか、という言は不思議と聞かれない。
・黒歴史として名高い『EVE The Lost One』をやっていないせいなのか、今ひとつ、昔の桜庭一樹が下手だったという認識を得られないのだが…。
・デビュー作の『ロンリネス・ガーティアン AD2015隔離都市』も、最近読んだ限りだとものすごく面白かったしな。
・まあ単に、「桜庭一樹は昔からガキにはわかんねー作品ばかり書いていたんだよ!読み手の方がようやく桜庭一樹の作品を理解できる程度に成熟してきた(追いついたきた)んだよ!」と言うことなのかもしれないのだが。
・あとは、ノベライズなどもきちんと読んでおかないと正当な評価は出来ないのかな。
・でも、たぶんアニメやゲームのノベライズで、桜庭一樹が面白いものが出てくるとはとても思えないけどね。これは上手い下手の問題でなく、むしろ、方向性の問題で。
・だって、桜庭一樹って、昔から「キャラクターとして消費される存在の”人間性”」こそに拘っていたひとなんであり、そんな人にキャラゲーのノベライズをさせてどうするんだよ、と言う話。
・でも、ちょっとどうなっているのか興味はあるな…。ちょっと探してみようかな。
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