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2008.02.21

『“The Book”jojo's bizarre adventure 4th another day』読了

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“The Book”jojo's bizarre adventure 4th another day』(乙一/集英社)読了。

読むのがもったいなくてもったいなくて、ずいぶん前に購入していたこの作品をようやく読んだ。とても面白かった。

今回の主人公(の一人)である蓮見がの内面が冷たく、底知れないほどの暗闇を感じさせながらも、彼の存在そのものが、どこか物悲しく、切なさすら感じさせる人物に造型されているところが良かった。仗助たち第4部の登場人物たちが、まさしく荒木飛呂彦の造型そのままの姿で現れてくるのに対して、蓮見は正しく乙一が描いたキャラクターであるといえる。冷たく乾いた暗黒と、泣きたくなるような孤独が共存している。その矛盾に満ちた存在は、ある意味、善と悪の境目がもっとも曖昧な(それゆえに猥雑なパワーに満ち溢れていた)第4部に登場する人物としてはふさわしくもあると思うのだった。

もっとも懸念していたスタンドバトルシーンも、これが予想以上に描いていて、乙一ってわりと器用な作家だったんだなあと感心。ザ・ハンド、クレイジーダイヤモンドとのバトルは、荒木飛呂彦ばりの駆け引きとドライブ感があって素晴らしかった(全然関係ないけど、億泰が超格好良くなっていて感動した。成長をしているぜ!)。

あと、物語の始まりと終りは、やっぱり康一君じゃないとね。乙一は良く分かっているわ。うん。

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