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2008.02.14

『ROOM NO.1301 しょーとすとーりーず・ふぉー』読了

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ROOM NO.1301 しょーとすとーりーず・ふぉー』(新井輝/富士見ミステリー文庫)読了。あ…コミックスを買い忘れた…が、まあいいか。

今回の短編集は、本編を反映してか、新しい人間関係の構築とか、キャラクターの掘り下げが行われている…のかな。そろそろ相関関係一覧が欲しくなってきたところだ。

「僕と綾さんと千人の千夜子ちゃん」
結局、健一にとって千夜子ちゃんの存在は大きいらしい。まあ、催眠術が絶対だという保障は無いのだが、どうも健一にとっては、聖域というか、汚れないままでいて欲しい、みたいな気持ちがあるみたいだ。正直なところものすごく身勝手な気持ちだよなあ。

「私とお嬢様とメガネなお仕事」
咲良ってあんまりメインに出たことって無かったと思うのだが、こんなキャラだったのか。ちょっと以前の話を読み返してみるかな…。いわゆる空気読めないタイプらしいのだが、その空気読めなさゆえに、狭霧に対してもずけずけと思った事を突きつけてしまったがゆえに、逆に気に入られてしまったようだ。彼女の許婚の存在は、わりとみんな腫れ物に触るように接しているから、たぶん、咲良の鈍感さが新鮮だったんだろうね。狭霧に「恋をしてみればいいんじゃない?」なんて、恐ろしくてちょっと言えないよなあ…。

「私と圭一郎と恐怖の館」
蛍が圭一郎と遊園地に行く話。いや、本当にそれだけだな…。しかし、お互いの距離感を計りかねている感じの会話がたまらない。どこかよそよそしいが、お互いに対する気持ちは確かにある。例えそれが愛情ではないにせよ。そんな不思議な距離感が好ましい。

「私とエリさんと嫌でも目立つ自分」
鈴璃って、どうも不思議なキャラクターだよなあ。本編には一度もからんでこないのに、不思議な存在感がある。まああとがきの印象が強いだけかもしれないが…。

「私と有馬君と病院での出会い」
刻也の家の事情と、冴子との関係。なんと言うか、”相手が自分の望みどおりにならない”と言うこと自体が”望ましく嬉しいことでもある”という矛盾に満ちたやりとりが素晴らしかった。逆に言えば、”相手の望むことをしようとすることが、相手が望むとは限らない”ということ。本当に矛盾だよなあ…。でも、それが人間ってことだもんなー。なんかものすごく感銘を受けた。

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