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2008.01.02

『武林クロスロード(1)(2)』読了

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武林クロスロード(1)(2)』深見真/ガガガ文庫)を読んだ。 
あまりに素晴らしくて感動した。マジ。本気と書いてマジ。こんな小説を出してしまえるガガガ文庫に戦慄したよ…。

僕が大好きな武侠小説をこんなにしやがって!もう最高じゃないですか!!と興奮の色を抑え切れません。侠に生きる超人的な武術家が登場して悪逆な支配者と戦うというある種の王道的なストーリーなんですが、深見真のボンクラ性は留まるところを知りません(超褒めています)。なにしろ筋肉マッチョでふたなり美女&美少女がガチ百合で汗臭いバトルでくんずほぐれつでこりゃもう(オレが)大騒ぎさ!!まったく深見真は容赦と言うものがありませんな。いったいどこのナポレオン文庫(…実は僕、創刊の頃からナポレオン文庫を嗜んでおりましてね…とカミングアウト)なんどよとつっこみたくてしょうがないぐらいに全編エロというか女体が絡みすぎですよ!しかし、単なるエロ小説で終わっていないところがこの作品の凄いところで、超ムキムキなマッチョなふたなり美女と言うあたりで一般人を地平線の彼方置き去りにしているわけですが、その上で主人公であるリョウカの成長物語としてもきちんと成立しており、物語的な側面も決してなおざりになっていません。武術の腕も無く、無力なリョウカが持ち前の正義感と無私の精神で悪と対決していこうという物語は、少年漫画的な快楽に満ち溢れていて好感が持てる。かつての敵な仲間になったりと、もうジャンプ的な燃えもたっぷり詰まっている。燃えと言う面では、主人公の武術の師匠にしてもう一人の主人公にあたるレイ・シュンライの超人的なバトルもまた見逃せない。一人で万軍に匹敵すると言われる破軍武侠にして単騎で城を落とすことも可能な破城武侠である彼女の戦闘力は凄まじいの一言で、もはや漫画的と言うもはばかられる圧倒的なバトルが繰り広げられる。クライマックスにあたる合戦では槍を投げたら300人ぐらいをぶち抜くんだぜ?手持ちの超巨大槍(内部に大砲発射機構付き)の一振りで人体がぶち切れ首が飛ぶとか、もう過剰にもほどがあるって物ですよ!超最高!大絶賛!こんなアホを極めた小説見たことねえ!なにより、快楽要素以外の存在が一切ない、全編が快楽要素でしか構成されていないという凄まじい小説。ボンクラ度がたけえぜ…。平野耕太的なボンクラセンスをここまでのレベルで保持している作家がこの世に存在していたことに気がつかないオレのアンテナ力の低さに絶望したよ。こんな作家がいたとはなあ…。しばらく深見真作品を制覇することにします。これだからライトノベルを読むのはやめられんぜ。

しかし、新年最初の感想を書くのがこの作品で本当に良かったのだろうか…。ま、いいよな。うん。

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コメント

新年最初だからこその武林クロスロードですよ!

投稿: hobo_king | 2008.01.02 11:59

すいません。しばらくブログを確認出来ない状況だったので、返事が遅れました。

自分でもやっちゃたかなーと思いつつ身の内から湧き出る感動と興奮を抑えきれず書いてしまいました。いやあ、武林クロスロードって、本当に素晴らしいですね(主に下半身とアクション的な意味で)。

それにしてもhobo_kingさんに支持していただけると思うと心強いです(主に下半身的な意味で)。ありがとうございました。

投稿: 吉兆 | 2008.01.04 09:29

初めてコメさせていただきます。

というよりこのブログ見たのが初めてです。
見た理由は“武林”の雰囲気が知りたかっただけなのですが、大変参考になりました。
とてもマニアックな自分の趣味に合うと分かったので(ォィ
すぐに注文します。ありごとうございました

投稿: 通りすがりの何か | 2010.02.17 07:36

バイオレンス、拷問、ふたなりorレズ、エロ。このあたりのワードにピンと来た人には大変オススメ作品です。まあ無理はしないで下さい。

投稿: 吉兆 | 2010.02.17 20:28

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