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2007.12.23

『紅 ~醜悪祭~(上)』読了

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紅 ~醜悪祭~(上)』(片山憲太郎/スーパーダッシュ文庫)読了。

今回は『電波的な彼女』の一巻でわりと重要な役割を果たした”あのアイテム”が鍵になっている(きちんと明確になっているわけじゃないけど、そう判断してもさして的外れではない…と思うんだがどうか)。両作品の関係もだんだんとリンクが深まってきたような気がするのだが、むしろ『紅』シリーズと言うのは『電波的な彼女』の新たな新展開へと続く橋渡し的な作品なんじゃないかと思いついた。『電波~』を展開していく上で、世界観をよりアンダーグラウンドの方向に掘り下げて行く必要が生じた結果、『紅』シリーズが始まったんじゃねえかなあ、とか。むしろそのうち柔本人が出てきて雨との関係の根っこが語られることがあるのかもしれん。本編で匂わされているけど、柔と雨が子供の頃に出会っていたとしたら、時期的にはちょうどこの頃だったりして…まあ妄想だけどな。『紅』完結後、舞台が『電波~』に戻って登場人物引継ぎとかになったらどうしよう。成長した真九郎や紫が出てきたりして。…妄想が止まらん!

えーと、展開の方は、相変わらず自分が未熟だと分かっているくせに無茶をする真九郎が、おっかねえ巨悪に手玉に取られてぼろぼろになっております。本人がぼろぼろになる分には自業自得なんだけど、周囲にまで迷惑をかけているところももうどうしようもないな。柔に比べると戦闘能力においてははるかに上にも関わらず、どうも真九郎は危なっかしいというか、自分を理解していないというかムカつくんだよてめえ!ちょっとは周囲に目を向けろやボケ!!(落ち着けよオレ)…本当に、この真九郎ってのは、空気が読めない人の話を聞かない、後悔はしても反省はしない、場当たり的に判断して事態をややこしくするといった風に、もう本当にいい加減にして欲しいといいますか…。読めば読むほど腹が立って来るのだが、まあ、実はこれ、近親憎悪と申しまして。僕が自分自身で嫌いな部分に、この真九郎、実に良く似ている。自分さえ責任を取ればなんとかなるなんて思っておいて、自分だけが責任を取れる事態でおわるわけないじゃんねー、とか、どうしても(嫌な)過去の自分を振り返りつつ読んでしまうので、読めば読むほどグロッキーになってくるという(僕にとっては)恐ろしい作品なのであった。あーしんどい。

内容については、まだ上巻なので特に言うことは少ないっす。なんかラスボス級の人が出てきたけど、この先の展開はどうするんですか?とか紅香さんが死ぬわけないじゃんねー(だって未来で生きているし…)とか年上の女房は借金してでももらえ、と言うのが常識らしいとか、また幼女ヒロインか!とか細かい部分は面白かったけれどもね。まだお話はほとんど動いていないしなー。下巻でどのようにまとめていくのかに期待します。これで完結して『電波~』につながったりしないかなあ(まだ言っている)。

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