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2007.12.18

『戦塵外史(4) 豪兵伝』を読んだ。

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戦塵外史(4) 豪兵伝』(花田一三六/GA文庫)読了。

花田一三六の考える”男の美学”が無茶苦茶くっせえええええええ!いやー昔はそんなに強くは思わなかったけど、このあたりの花田一三六って、とにかく登場人物を格好良くしよう、信念を持った男にしよう、ダンディで渋い物語を紡ごうとしているのだけど、そのことごとくがもう気恥ずかしくなるぐらいに”10代の視点から見た大人の格好良さ”に満ち溢れていてオレが死ぬわ!(恥ずかしくて)、と、のた打ち回りたくなったが、しかし、まさしくぼくが10代に読んで感動した部分はそこにあるわけで、それは欠点ではないだろう。むしろここまでありえないほどに(神話の時代に匹敵するほどに)気高く理想的な人間像には確かに魅力がある。ライトノベル的な肉体的な超人と言うわけではなく、むしろ精神性、人間性そのものに超人性を付与させようという意図があるのだろう。たしかこの頃は10代むけ(いわゆるライトノベルの読者層へ)の純文学を書けば良いんだ、と思ってたという話を作者がどこかでしていたような気がするのだが(うろ覚え)、花田一三六ってつくづくオンリーワンの発想をする人だったんだな…と感心することしきり。しかし、それゆえに作者の若さが思いっきり紙面に溢れており、良くも悪くも並大抵ではない勢いが生み出されているように思うのだった。これは今の作者には絶対にかけないタイプの作品だと思う。

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