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2007.10.28

『サイコスタッフ』についてメモ

『サイコスタッフ』(水上悟志/芳文社)が良かった。

帯のコピーが「告白してくれたあの子は宇宙人で、僕を戦争に誘いに来た。」と言うところから想定されるセカイ系への道筋を、水上悟志は決して取らない。

むしろ、”世界を救う”と言う行為の是非はともかくとして、とりあえず学生は勉強しなくてはいけないし、ご飯も食べないといけない、と言う。

あと、努力と才能って言うのはよく比較されるんだけど、努力ってのは自分のためにするもので、才能ってのは他人のためにある(べき)ものなんじゃないか、とか一瞬思った。戯言戯言。でも、努力は現実と自分の橋渡しをするためのものなんだよなあ、とか。結局、自分が実感を感じることが出来るのは、自分で得たものだけ。

いわゆるセカイ系に共通する”現実感の無さ”と言うのは、主人公が努力して得たものが無いからなんだろうな。すべては才能、あるいは偶然に選ばれてしまったに左右されてしまう。

努力は過程だが才能は手段、と言い換ることも出来るのかもしれない。

そんな事を考えた。

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