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2007.09.12

『戦う司書と虚言者の宴』読了

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戦う司書と虚言者の宴』(山形石雄/スーパーダッシュ文庫)読了。

神溺教団との戦いも終わり、平和を謳歌するパンドーラ図書館では、記念パーティーが開かれている。宴もたけなわの中、一人浮かない顔をするのはハミュッツ・メセタ。自分を殺してくれる相手のことを思い悩む。…『彼女』は何を仕掛けてくるのだろう?

と言うわけで新章開幕とあいなりました。「魔女」オリビアが再びハミュッツ・メセタに戦いを挑む過程を、パーティーの最中に振り返ると言う非常にサスペンスフルな趣向で描いている。ハミュッツを唯一「敗北」させたオリビアが、ハミュッツに仕掛けた罠とは?と言うところが中心になっているわけでだけど、やはり山形石雄の描きぬくところの「想いは、誰かに繋がっているのだ」と言うことがビシビシ伝わってくるところが面白かった。オリビアにとって最優先にすることは、抵抗の意思を決して失うこと無く、この世の誰かに伝えることだったのだ。それこそが彼女の戦いそのもの。受け継ぎ、誰かに伝えると言うこと。これは、ただ一人で強すぎるハミュッツには到底想像も出来ない戦いであろうし、そこが彼女の敗北になるのだろうな。”彼”が受け継いだその想いをどのように向き合っていくのか、非常に楽しみなところである。

まあそれはそれとして。しかし、ヤンクゥはフェイクか…。すっかり騙されたぜチクショウ。まあ途中からこれは無理だなーとは思っていたのだけど。彼は忍耐がたりないぜ。あと、ミンスが楽園管理者となったみんなに愛される地元密着型神溺教団の草の根運動には爆笑した。なんと言うフレンドリーさ…素晴らしい。ミンスの見事な回答ですな。

まあ、あとは…○○○か。現時点ではなんとも言えないところなんだけど、要するにこの物語は神が読む本そのものなんだ、と言うことなんだろうけど、ちょっとメタ的な要素も出てくるのか。さて、どうなるのか…まだまだ読めないぜ。

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