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2007.08.22

『とらドラ スピンオフ!幸福の桜色トルネード』読了

02781017
とらドラ・スピンオフ!幸福の桜色トルネード』(竹宮ゆゆこ/電撃文庫)読了。そういえば感想を書いていなかった。

とらドラシリーズの番外編と言うか、登場人物を変えただけで全然作品から受けるイメージが変わらないのは驚きですな。いや、まったく話は違うはずなのだけど、主人公とヒロインの間に生まれる勘違いと思い込みとすれ違いがお互いの関係を変化させていくと言う点においては、いつもの竹宮ゆゆこらしさを感じさせられるように思うのだった。きっとこの作家はそういう話ばかり書いているんだろうなー…。ともあれ、自らの不幸体質に悩む主人公が、そんな彼のコンプレックスに対して何の偏見も持たない天然エロティカル少女の許容されるまでの話と、そこれから主人公に対する意識の変容によって天然であり続けられなくなったヒロインが、主人公との齟齬から生まれる葛藤、そしてお互いに気持ちをきちんと伝えることによって、それを乗り越えると言う極めて基本的なストーリーラインに対して、その周囲に、今まではサブキャラとして本編の背景に位置していた見た目は美少女、心は頼りがいのある兄貴な生徒会長の狩野すみれと、本編でも活躍(?)中の北村祐作と言うパワフルでお節介な変人がドタバタしており、それぞれの思惑が絡み合うことで物語にさらなる深みを与えているように思うのだった。ところでその変人コンビことすみれと祐作については、あーこりゃ大河に勝ち目はなくねーか?と言わざるえないところであった。ラストシーンの描写を見るに何らかの結論を出してしまっているような。まあまだわからんかな。

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とらドラ・スピンオフ!―幸福の桜色トルネード (電撃文庫 た 20-7) 作者: 竹宮ゆゆこ 出版社/メーカー: メディアワークス 発売日: 2007/05 メディア: 文庫 まあ「とらドラ!」の名を冠してはいても所詮はスピンオフ(副産物/派生物)、つまりは外伝という訳だからそのパワ... [続きを読む]

受信: 2007.08.22 08:17

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