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2007.07.27

『レヴィアタンの恋人』読了

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レヴィアタンの恋人』(犬村小六/ガガガ文庫)読了。

お手本通りのエログロ伝奇アクション小説。いやエロはそんなに無かったか。主人公に秘密の二面性があり実は最強設定とか、もう本当にこれは現代の小説なのかと疑ってしまうような昔懐かしい伝奇小説。こちらの方がライトノベル的なマイルドさを加味してはあるけれども、これは昔(確か小学生のとき)に読んだ平井和正とかキチク…じゃねえ菊地秀行と同じ香りがしやがるぜ。まあエログロと言うのはちょいと臓物とエロスが大人しめ、と言うかレーベルの限界と言うものでしょうが、それにしたってこんなものをライトノベルとして書こうという作者の熱意はたいしたものだ。だけど素直に伝奇小説系のレーベル(カッパノベルスとか講談社ノベルス)に持っていった方が手間はかからなかったんじゃねえかなあ…と言う気もしないでもありません(余計なお世話でございますね)。なにやら超能力をもった超人たちがひたすらお互いに潰しあうと言うだけのまったく潔い作品で、古きよき伝奇小説への志向が大変伝わってくるので、その点は評価したいところ。血と臓物とエロスが大好きな人にはわりと楽しめるんじゃないかと思うぜ(オレとか)。なお、こういう作品に興味があるなら、このまま菊地秀行に手を伸ばすのが正しい在り方何じゃないかとかしらー。個人的には妖獣都市シリーズが好きだった(古すぎる上にどうでもいい)。ええと脱線したまま収集つかなくなりそうなのでこれにて終了。

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コメント

脱線にのってしまいますが、
小学生で平井和正とか菊地秀行読むなんて早熟過ぎやしませんかね。
私は中学の頃に結構読んだ記憶があります。

週に2冊ぐらいのペースで本を読んでたころが懐かしい。

投稿: はたやま | 2007.07.29 21:06

小学生の頃、父親の本棚を漁っていたら出てきた本の中に、平井和正があったので好奇心から読んだのです。…いきなりヒロインがレイプされたことにはトラウマになりましたが…。菊地秀行は、学校の図書館にエイリアンシリーズが置いてあったこともあり、けっこう読んでいたんですが、本屋に立ち寄ったときに見覚えのある作家なので手に取ったところ、これが『魔界都市ブルース』…。こうして真面目な読書少年は道を踏み外していったのでした。

投稿: 吉兆 | 2007.07.29 22:38

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レヴィアタンの恋人 作者: 犬村小六 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2007/06/19 メディア: 文庫 今月のガガガの新刊は今の所「Re:ALIVE」と「携帯電話俺」とこの作品を読了したのだけど、取りあえずインパクトの強かったコレから感想を書きます。で、その感想ですが、まず... [続きを読む]

受信: 2007.07.27 02:35

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