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2007.05.31

買った本

1.『Landreaall(10)』 おがきちか 一迅社
2.『惑星のさみだれ(3)』 水上悟志 少年画報社
3.『新装版 我楽多街奇憚』 高橋葉介 朝日ソノラマ
4.『龍族 創世の契約(1)』 花田一三六 中央公論新社
5.『オイレンシュピーゲルⅡ』 冲方丁 角川スニーカー文庫
6.『薔薇のマリアVII.SINBREAKER MAXPAIN』 十文字青 角川スニーカー文庫
7.『レンズと悪魔Ⅲ.魔神壌戮』 六塚光 角川スニーカー文庫
8.『マージナル』 神埼紫電 ガガガ文庫
9.『学園カゲキ!』 山川進 ガガガ文庫

多すぎるのでコメントは控えめにしようと思うのだけど、とりあえずガガガ文庫の賞をとったやつは、今後のガガガ文庫を占なう上で重要かと思ったので買ってみた。僕の読んでいるライトノベルサイトでみんな読んでいて楽しそうに感想書いているなーと思ったなんてことは無いんだからねっ!勘違いしないでよ!?(ツンデレ表現)

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『大久保町の決闘 COLLECTOR’S EDITION』読了

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大久保町の決闘 COLLECTOR’S EDITION』(田中哲弥/ハヤカワ文庫)読了。

とりあえず日本のはずの大久保町が、どういうわけかガンマンの町になっているのはもうどうにもならんとしても、誤解に次ぐ誤解によって伝説の男に仕立て上げられてしまった主人公が可愛い女の子を助けて大冒険。いい話じゃあないですか。文章自体は理知的で、語られている世界は不条理で、語られている物語は感動的と、なんとも舞台映えがしそうな脚本とも言えますなあ。外面はかなりヘンテコなんだけど、なんとなくノスタルジーさえ感じられてしまう正統派な物語ですな。眼福眼福。なんか文句のつけようも無いぐらいに楽しすぎる。この本はうだうだコメントするような本じゃねえ。ただただ読書の喜びを噛み締める次第でございます(手抜きとか言ってはいかん!)。

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2007.05.29

『私の愛馬は凶悪です』読了

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私の愛馬は凶悪です』(新井輝/ファミ通文庫)読了。

これは面白れえなあ。ある意味、『ROOM NO.1301』系、と言うか厳密に言うと、新井輝は常に他者とのコミュニケーションに欠落を抱えた少年が、少女と出会うことで少しずつその欠落を埋めていくと言う話を書いているわけで(一部そうではない作品もあるけど、そういう作品を書いている新井輝はあまり僕は好きではない)、その意味ではいつも通りの新井輝でありました。ただ、いつもの新井輝と比べてみると幾分か恋愛要素が主眼に置かれているように思う。少年と少女が少しずつ交流を深めていく過程を、作者一流のユーモアでもって描いている。”予約”の話とか、大概にありえんと言うか、もしかするとそういうものなの現代の中学生って?っていやそんなわけないよなあ…と言う異次元空間なのだけど、それが妙に面白いのはさすがだなあ。まあ結局のところ、最終的に少年の持つ欠落(その原因と結果)に物語が収束していくあたりはやっぱり分かってやってんだろうなあ、と思った。まああとはその欠落をどのように解決していくのかを期待したいところだが…実は新井輝ってこのテーマをきちんと最後まで書いたことが無い…と言うか、この人完結させたシリーズがルーンウルフしか無いんだよなあ…。ちゃんと続きが出てくれるんでしょうか。

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2007.05.28

『塔の町、あたしたちの街』読了

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塔の町、あたしたちの街』(扇智史/ファミ通文庫)読了。

この作者は、つくづくエンターテインメントが書けない人だと言うことを認識した。と言うか、エンタメをしようとしたとたんにつまらなくなるのは、やっぱりこの人は本質的に”絵空事”が描けない人なんだなー、と思う。つまり自分の中にあるものしか描けない、あるいは描かないタイプと言うのか。普通は自分の中だけで描けなくなると、取材したり資料を調べたりして自分の枠外の事物を”借りてくる”ものだけど、この作者はそれをしないで、徹底的に自分の中にあるものだけでやりくりしているように思える(言うまでも無いことですが妄想ですよ)。それが小説家として悪いとは必ずしも言えないのだが、例えば徹底的に自分のインナースペースを突き詰めていった作家に神林長平と言う人がいて、この人は自己と世界の境界の揺らぎを自分の感性のみで規定していこうと言うことを何十年にも渡って描き続けているのだが、その生み出される世界は”狭くて普遍性はない”替わりに非常に底が深いものになっている。僕が感じるのは扇智史と言う作家は、おそらく神林長平と同じタイプで、己の内部を突き詰めていこうと言う志向を持っているということだ。だが、その志向は必然的に他者との共有部分を失っていく事を意味しており、また自分の中に”無い”ものを描こうとするときに致命的なまでにリアリティを失うことにも繋がる。僕がこの作品の中で感じるのは、明らかに作者が自分の中に”無い”物語を無理矢理に描き出そうとしたと言うことであって、扇智史の”生”の部分が今ひとつ見つけられないのだ(この作家は、作家自身の内臓を描くことでようやく他者に訴えるものが生まれてくると僕は思う)。正直なところこの作者がエンターテインメントに興味を持っていないということは分かりきっているので、この方向性では作者にとっても読者にとっても不幸であると思った。作者にはもっと書きたいものを書いて欲しいと思う。

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2007.05.27

『アリフレロ キス・神話・Good by』読了

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アリフレロ キス・神話・Good by』(中村九朗/スーパーダッシュ文庫)読了。

最新巻の『樹海人魚』も出ているけれど、とりあえずこちらから。と言っても中村九朗は常に中村九朗であるわけで、この作品も完璧に中村九朗わけです。中身は相変わらずかっ飛ばしておりますが、やや伝奇ライトノベルのフォーマットを踏まえているところもあって、全体的に分かりやすくなっている。その代わりに作者特有の正体の分からぬ悪夢めいた熱と焦燥が少なめになっていてやや物足りないところもある。と言うか、そもそもこの作者の作品を小説としてはどうしても読めない。僕にとっては、この作品は取りとめもなく紡ぎだされる言葉が生み出す”空間”あるいは感覚そのものに興味があると言える。もしかしたら他の人は違うのかも知れないけれど、ストーリーは端的に言ってムチャクチャだと思う。なぜなら、この人の作品においては、登場人物たちの行動には統一性がなく、場当たり的と言うか、そのときごとにころころ言うこととやることが変るので、読んでいるこっちが混乱してくるのだ。しかし、考えてみれば人間なんてたいした理由も無く普段と違う行動を取ったりするし、性格だって精神状態でいくらでもかわって来るわけで、中村九朗と言う作家は、そうした人間の不確かさそのものを描こうとしているように感じるし、その点はもっと評価されるべきなのだと思う(だが単に天然である可能性も捨てきれない…がそれはまあ置いておこう…)。

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2007.05.26

『串刺しヘルパーさされさん(3) 呪われレジェンド』読了

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串刺しヘルパーさされさん(3) 呪われレジェンド』(木村航/MF文庫J)読了。

正直、これで完結かと思うと消化不良の感は否めない。あまりにもバタバタとお話を閉じていってしまった感じ。さされさんの呪いと言うものが、まあこれで消えてしまうようなことは無いのは当然だとしても(作品のテーマに関わるし)、この時点でさされさんの問題におはなしが移行するのは時期尚早だったんじゃ…まあ打ち切りなんだろうけど。巻末に収録されている短編2編も、ここで収録しなければ二度と陽の目を見ないからやむなく収録した感じだし(完結の余韻が…)。まあでも、相変わらず細かい感情描写はあくまでも真正面から描かないところが心地よいんだけども、今回登場してきたはるかは、さされさんにもうちょっと深く関わる立場になるのかと思ったけど、やっぱり彼女は彼女でいろいろと抱え込んでいて、結局、彼女自身にお話の焦点が行っちゃったからなあ。そんでもってさされさんにまで話を持っていくのは、なあ。まあ読んでいて不満は感じないものの、これで完結するというのは…せめてあともう一巻…。

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2007.05.25

『世界でいちばん醜い子供』読了

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世界でいちばん醜い子供』(浦賀和宏/講談社ノベルス)読了。

今まで剛士にとっての女神として不可侵であった松浦純菜を視点人物に据えた”八木剛士”シリーズの最新作。うおーなんだこりゃ。真面目に修羅場ってる…(と言う言い方もどうかと思うが)。知らず知らずの内に剛士に対して独占欲にも似た優越感を抱いていたことに気がついた純菜が、自らへの自己嫌悪に苛まれつつ、剛士に対する想いを自覚して行くというこのシリーズにおいては極めて重要な回ですな。基本的にこのシリーズは八木剛士の視点に固定された中、相手の気持ちが理解出来ないことに怯えて悶々と内に潜っていくのだが、ついにこれで”二人の気持ちが通じ合った”と言うことなのだ。今までは純菜は、やっぱり風采も上がらずコミュニケーションも下手な剛士に対しては見下ろす立場で付き合っていたのだが、ついに自らのコンプレックスを爆発させ、周囲に対して反逆を開始した剛士に逆に見下ろされる立場になった(と彼女は思っている)ことで、彼女の基盤が揺らいでいると言うことなのだろう。こうして彼女は彼に対する距離を図りかね、そして新しい距離を見出してくことで、今度は剛士と”対等”の立場を見出していくのだった。うーむ、このシリーズでこんな素直に感動的な話が読めるなんて思いもしなかったよ。これはなかなか気持ちの良い話ですね。

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2007.05.24

『殺×愛6 -きるらぶSIX-』読了

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殺×愛6 -きるらぶSIX-』(風見周/富士見ファンタジア文庫)読了。

いかん、笑いが止まらない。などどファンの方には大変に申し訳ない感想で恐縮なのだが、いろいろ世界の崩壊が目前で、友人も家族もありとあらゆるものが失われていく中で、繰り広げられるのが『君が望む永遠』クラスの修羅場と言うギャップに大爆笑。すごいなこれは…。いや、これは皮肉ではなく本当にびっくりした。しかも、その恋愛感情のもつれが”世界、ひいては人類を滅亡から救う”行為に直結しているに至っては、この作者のあまりのクレバーな、クレバーすぎる筆致にはすでに恐怖すら感じる。な、なんて完璧なセカイ系…。もはや現在におけるセカイ系のスタンダードと断言してしまってもいいような気がする。主人公の視点のみに物語を絞れば、やっていることは『冬のソナタ』(すいません、見てません)とか『世界の中心で愛をさけぶ』(これも見てない)とかと同レベルの事をやっているんだけどなあ。ようするに個と全の直結、と言うか同一化。主人公の恋愛に世界まるごと巻き込んでいる…。メタ的に読むと、この作者のあまりの計算に背筋が粟立つ。グレイト。素晴らしい。

自分はこのシリーズを読むことで、セカイ系の構造と言うものを理解出来るようなった気がします。

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…スーパークエスト文庫を忘れないであげてください

うしおととらのノベライズはわりと好きでした。

1.『ゼロの使い魔(11) 追憶の二重奏』 ヤマグチノボル MF文庫J
2.『えむえむっ!(2)』 松野秋鳴 MF文庫J
3.『つばさ(3)』 麻生俊平 Mf文庫J
4.『月光のカルネヴァーレ ~白銀のカリアティードⅠ~』 著:J・さいろー 原作:ニトロプラス ガガガ文庫
5.『人類は衰退しました』 田中ロミオ ガガガ文庫
6.『新興宗教オモイデ教外伝Ⅰ 桜月事件~祓除探偵Zの冒険~』 著:原田宇陀児 原作:大槻ケンヂ ガガガ文庫
7.『樹海人魚』 中村九郎 ガガガ文庫
8.『プリンセスハーツ 麗しの仮面夫婦の巻』 高殿円 ルルル文庫
9.『剣闘士スパルタクス』 佐藤賢一 中公文庫
10.『ラ・イストリア』 仁木稔 ハヤカワ文庫JA
11.『ジャバウォッキー(1)(2)』 久正人 講談社
12.『BLADE(下)』 イダタツヒコ 講談社
13.『クロスボーンガンダム 鋼鉄の7人(2)』 長谷川裕一 メディアワークス
14.『NHKにようこそ!(7)』 原作:滝本竜彦 漫画:大岩ケンヂ 角川書店
15.『夢幻紳士【迷宮編】』 高橋葉介 早川書房
16.『銃姫 Sincerely Might』 原作:高殿円 作画:一文字蛍 講談社

………買いすぎた。さすがに持ち運びに苦労したぜ!

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2007.05.22

『月光スイッチ』読了

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月光スイッチ』(橋本紡/角川書店)読了。

読みながらまったく不快感を覚えない驚異のリーダビリティはさすがだなー。しっかりもので、しかし、恋愛のことでは駄目だと分かっていても「セイちゃん」との不倫におぼれてしまう主人公の「わたし」。彼女と「セイちゃん」のドロドロとした、そのくせ奇妙に爽やかな日常がつづられる。奥さんが留守にしている間にひそやかに行われる擬似新婚生活は、近い未来の破局から目を背けながら行われていく。幸福と不安に彩られた生活の中で「わたし」はさまざまな人々と出会って行く…と言う話。

こんなメロドラマみたいな設定なのに、少しも生臭くならず、むしろオサレな小説になってしまうあたりは素直に感心した。しかし、感心するだけのお話でもあるのが評価が難しい。特に事件が起こるわけでもない、あたりまえの生活中、「わたし」が出会う個性的な人々との交流がおそらくはこの物語の中心であるのだろうが、だからなんだという気もする。主人公カップルはつらい現実から目をひたすらに背け続けているだけなので、読者としては非常にストレスがたまってしまうのも問題と言えば問題のように思います。

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本日のブツ

オーディンスフィア』が大変素晴らしい件について。とりあえずグッド!これはいい。音楽とビジュアルと演出ががが。美しい!でも激烈にムズー!なんだこれ!?ちょっとオレの想定していたアクションじゃない。そして良くジャンルを見ていたら実は”RPG”であったと言う事実!そうか!これはアクションRPGなのか!やられた!

それはそれとして購入報告。買い忘れを拾い上げた感じ。
1.『楽園ヴァイオリン クラシックノート』 友桐夏 コバルト文庫
2.『掃除当番 武富健治作品集』 武富健治 大田出版

これからまた続きをやるぜ!

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2007.05.20

『流血女神伝 喪の女王(6)』読了

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流血女神伝 喪の女王(6)』(須賀しのぶ/コバルト文庫)読了。

流血女神伝もいよいよクライマックス!のはずなんだが…話がどんどん広がり続けていて収束する気配がまったく無い。皇帝ドミトリアスの暗殺未遂によっていよいよ屋台骨が崩れかかっているルトヴィアが、その領土を虎視眈々と狙う2大国を前に危機的状況は乗り越えられるのか!?と、もういろいろどうしようもない状態が続いている。エティカヤ、ユリ・スカナの策動もいよいよ本格的になってきて、ルトヴィアを支えようとする人々の懸命な努力があるのだけど、これはもうどうしようもないな…と言う感じが強い。そういう国家間のマクロな視点を保持しておいて、その上で流血女神の介入により、その運命を翻弄され続けるカリエの、いわばミクロな視点で物語が進んでいるところがこの作品の面白いところであるな。こうなるとこの作品の落としどころは、ミクロな視点で、カリエが女神の娘として翻弄されてきた過去をすべてひっくるめた上で、運命に対して何がしかと答えを突きつけると言う展開になるのか。しかし、現時点では国家間の謀略が中心でちっともミクロなところに話が移らないんだが…本当に一体どうやって決着を付けるのだろう…。カギはザカール人たちの扱いかな。カリエとザカール人が結びつくことで何かが起こるか…?ともあれ、あと2巻くらいらしいので、期待したい。

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2007.05.19

『新本格魔法少女りすか(3)』読了

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新本格魔法少女りすか(3)』(西尾維新/講談社ノベルス)読了。

西尾維新の感想を書こうと思ったときに突然思い出したんだけど、佐藤友哉の三島由紀夫賞受賞って何事よ?しかもいつのまにか結婚しているらしいし。いや、その、なんつーか…上手く言えないんだけど、佐藤友哉ってこれから小説を書けるのかなあ、とか思う。

閑話休題。

知力は天才軍師、心は小学生な創貴くんが世界と対峙する話もクライマックス寸前とあいなった。スタンドバトルばりの駆け引きに次ぐ駆け引きが繰り広げられ、もはや駆け引きの隙間にお話があるような手段の目的化が進行しておりますがもはやツッコミどころではありません。やたらと仰々しくて大袈裟なんだけど、創貴とりすかの関係はいかにも少年少女の関係になっているのが不思議な安定感を生み出していると思う。西尾維新もずいぶん安定したっつーか保守的になっているように思えないでもないけど、これが成熟というものなのだろうか(なにそれ)。

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『ドラグネット・ミラージュ(2) 10万ドルの恋人』読了

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ドラグネット・ミラージュ(2) 10万ドルの恋人』(賀東招二/ゼータ文庫)読了。

作者名が変っていたりするのだけど、そっちにはあまりつっこまない方向で。篠房六郎のイラストが相変わらず臭いそうなおっさんが実に男臭くてウハウハですな。エルフ耳巨乳美少女なんて飾りですよたぶん。まあ戯言はおいておいて、あいかわらずエンターテインメントとしての完成度は高いですな。まー大きな物語とかは口にしたくともなくて、非常にスケールとしてはちっちゃい、と言うと語弊があるが、非常にローカルなバディもののフォーマットに留まっている。だがきっとこの作品はこれでいいのだ。

「忙しい夜」
アメリカン刑事で吸血鬼な話。いや、もう半端な感想なんていらないくらいにスタンダードなバディものですな。バディもので相方をエルフ耳巨乳美少女になっているところがまさしくイマドキ。でもラブっぽい方向には行かないところがバディものの矜持と言うものですな。ベタベタした関係のない信頼感に萌えろ!と言う話だと思います。たぶん。

「10万ドルの恋人」
素晴らしい。まったくこんなくだらないオチを、そのオチまで話を持っていく物語の運びのスムーズさがすげえよなあ。とりわけ良いのは”潜入捜査”のあれ。起承転結のすべてが徹頭徹尾くだらなくて最高だった。なんでこんなどうしようもない展開が面白いのか…。賀東招二のB級センスが炸裂している一品でありますな。

うーん、全体的に偉そうに考察する必要のない、ただ楽しめばよいという潔さに満ちた作品であります。

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2007.05.18

金曜夜の大フィーバー

うはは、今日も大量じゃわい。

と言うわけで今日買ったものー。

1.『GANTZ(21)』 奥浩哉 集英社
2.『超人ロック クアドラⅡ』 聖悠紀 少年画報社
3.『覚悟のススメ完全保存版(3)』 山口貴由 秋田書店
4.『絶対可憐チルドレン(9)』 椎名高志 小学館
5.『学園創生猫天!(1)(2)』 岩原裕二 秋田書店
6.『サイレント・ラヴァーズⅡ 鋼鉄の英雄』 吉村夜 富士見ファンタジア文庫
7.『クジラのソラ03』 瀬尾つかさ 富士見ファンタジア文庫
8.『黄昏色の詠使いⅡ 奏でる少女の道行きは』 細音啓 富士見ファンタジア文庫

えーメモるだけで疲れたのでコメントはなしの方向で。

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2007.05.17

『戦う司書と荒縄の姫君』読了

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戦う司書と荒縄の姫君』(山形石雄/スーパーダッシュ文庫)読了。

この作品は、ただひたすらに「想いは受け継がれる」と言うことを繰り返し語られている。ノロティと言う頑ななまでに己の我を押し通した愚者が世界を救ってしまったのは、それは彼女の想いがエンリケやアーキッドを動かし、それが世界を動かしていく。ノロティは舞台から降りることになったが、おそらく彼女の心はエンリケや、そして最後に登場する少年(おそらくは白馬の王子様だと予測)に受け継がれていくのだ。そして作品のテーマである想いを受け継ぐと言うことを、根本的に理解出来ない夢見る乙女であるハミュッツ・メセタは、己を迎えに来る相手をただ口を開けて待っているだけの少女であって、根底にあるのは徹底したエゴであって、彼女がこの作品におけるラスボスになるのは間違いないことであろうと思われる。物語のすべてが彼女を打ち破る方向に向かっているいると思うのだ。まあハミュッツも可愛い女の子なんだけどねー…。

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どんだけ現実が嫌いなんだ

いや、オレのことですが、などと言うのは明らかに自虐であるのだが、いい年してマジでネバーランドにいきてえぜ、などと言うのは本気で格好悪いので駄目ゼッタイ。うるせえ。

1.『パンプキン・シザーズ(7)』 岩永亮太郎 講談社

ときどき挟まれる幕間の効果が絶妙ですな、『パンプキン・シザーズ』。ほのぼのとした掛け合いが、なぜか本編とリンクしていくのがたまらん。おねいさん夫妻のあまりのウブっぷりがなんともはや…。

あとアトラスの『オーディンスフィア』を買った。良く出来た絵本をゲームにしたらこんな感じになるんじゃねえかな、と言うぐらいに素晴らしい。ああこの非現実感がたまらんなあ。もうどこにも現実なんてない。ビバ!ニーベルンゲンの指輪!(意味わからんが)最高だ。オレは駄目な人だ。

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2007.05.16

『暗闇にヤギを探して(3)』読了

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暗闇にヤギを探して(3)』(穂史賀雅也/MF文庫J)読了。

いやもうその、なんと言ったら良いものか…。これぐらい自身の感情を言語化するのに手間取った作品も珍しい。物語の流れだけ見ていると取りとめも無いとしか言いようが無いのだが(視点人物が風子になったり合人になったり落ち着かないし)、読まば読むほどに不思議な感情の高揚に包まれる。うわ、これで話を閉じてしまうのかよ!と言う驚愕、ものすごい急展開に開いた口がふさがらんと言うか、ものすごい打ち切りっぽい詰め込み方をしているんだけど、ただ、それはこの物語を大きく損なうものではないだろう。合人たちの感情、葛藤のほつれを綺麗に描ききっているところは大変に良い。まあ正直に言えばもったいねーなーというか、それぞれに決着を着けるために、これまでとは各人の葛藤へのアプローチがかなり分かりやすくなっているところがやや気になるのだが。しかしなあ、これは一体どういう話だったんだろうなあ…。それぞれが持っているモチーフ(千早先輩の食事、風子のきぐるみ)が、解決されたりされなかったり。すっきりとした答えはまったく無いながらも、しかし、在るがままのそれでいいんだと認められるようなところもあって。すっきりしないながらも爽やかと言うわけの分からない読後感に繋がっている…。もうちょっとこの作品については考えようと思う。

グダグダな感想ですな。

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おはよーさーん

こんちゃー!お久しぶりの更新だよ!吉兆です。

ついでだからちょっとキャラを変えてみようかと一秒だけ思ったけど、自分を偽ることの苦痛と己が立ち位置の喪失に苛まれる自分がアイデンティティの危機に見舞われることが我輩の直感によって明らかにされたのでやっぱりやめることにします。ごめん、日記の書き方を忘れてる。まあそんなことはともかくとして放置しっぱなしになっていた最近買った本をメモっとくことにするぜい。

1.『神曲奏界ポリフォニカ ビギニング・クリムゾン』 榊一郎 GA文庫
2.『とらドラ スピンオフ!幸福の桜色トルネード』 竹宮ゆゆこ 電撃文庫
3.『トリックスターズC PART2』 久住四季 電撃文庫
4.『大帝の剣(1) 天魔の章 天魔降臨編 妖魔復活編』 夢枕獏 角川文庫
5.『大帝の剣(2) 天魔の章 神魔咆哮編 凶魔襲来編』 夢枕獏 角川文庫
6.『BLADE(上)』 イダタツヒコ 講談社
7.『忘却の船に流れは光』 田中啓文 ハヤカワ文庫JA
8.『永遠の戦士エレコーゼ 黒曜石の中の不死鳥』 マイケル・ムアコック ハヤカワ文庫SF
9.『暗闇にヤギを探して(3)』 穂史賀雅也 MF文庫J
10.『獣の奏者Ⅰ 闘蛇編』 上橋菜穂子 講談社
11.『獣の奏者Ⅱ 王獣編』 上橋菜穂子 講談社

あれ!?…これしか買っていないのか?2週間以上も間が開いているわりにはずいぶん大人しいものだなあ。一日一冊も買っていないなんて!?…いやいや、嘘だよ、それはありえないよ…。

んあー。実のところ、ブログの更新を休んでいた間、忙しかったと言うのは嘘じゃないんだけど、忙しい間にアニメを見まくっていたせいもあって、自分にしてはあんまり本を読んでないのでした。いや、決してブログをサボっていたわけではなくて(何故言い訳をする)。つーか、ブログの更新って言うのはある程度積極的な行為なんだけど、アニメは受動的な要素があるからなー、とか。まあ。

ところでアニメでは『精霊の守人』がダントツでおもろいですな。購入物の中にもある上橋菜穂子さんの和風ファンタジーを見事なビジュアルで再現しただけではなく、活劇としても面白いなんて無敵すぎるぜ!

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2007.05.08

あうあう

しまった、スパムと一緒に間違えていつも感想中のhobo_kingさんからのトラックバックを削除しちまった…。申し訳ございません…。

そして今日も更新をしている時間が無いのだった。時間のやりくりが上手くいかんぞなもし。7

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2007.05.03

「らき☆すた」あまりにも実験作過ぎる点について

今頃になって「らき☆すた」を見たんだけど、第一話の延々どうでも良い事をしゃべり倒す構成には驚愕した。本当に、こいつらは、こんなにもどうでもいいことを、なんで重要そうに語っているのか---。

1.『邪眼は月輪に飛ぶ』 藤田和日郎 小学館
2.『デトロイド・メタル・シティ(3)』 若杉公徳 白泉社
3.『コードギアス 反逆のルルーシュ STAGE-0-ENTRANCE』 シリーズ原案:大河内一楼/谷口悟朗 著:岩佐まもる 角川スニーカー文庫
4.『流血女神伝 喪の女王(6)』 須賀しのぶ コバルト文庫
5.『新装版 腹話術』 高橋葉介 朝日ソノラマ文庫
6.『魔人探偵 脳噛ネウロ(11)』 松井優征 集英社
7.『スティール・ポール・ラン(12)』 荒木飛呂彦 集英社
8.『銀魂(18)』 空知英秋 集英社
9.『D.gray-man(11)』 星野桂 集英社

ええと、コメントは特にないのだけど、藤田和日郎は相変わらず富士鷹ジュピロであったなあ、と(いやそれは違う)。どこまで漫画が好きなんだこの人。また、コードギアスは、なんと言うか原作に対するリスペクトがあって、良いノベライズだと思いました。あとはそうだなあ、ネウロは弥子にいつも優しいねえ、とか。弥子かわいいよ弥子とか。正直、近年稀に見るジャンプヒロインだと思うんです。まあそんな感じで。

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眠れないので

『戦う司書と荒縄の姫君』(読了済)をぱらぱらとめくっていたら、最凶の武装司書ことハミュッツのこんな台詞に出くわした。

「殺されるなら、コリオみたいな人が良かったわ」

それは典型的な過去の美化ってものですよ、マドモアゼル?

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