『新本格魔法少女りすか(3)』読了
『新本格魔法少女りすか(3)』(西尾維新/講談社ノベルス)読了。
西尾維新の感想を書こうと思ったときに突然思い出したんだけど、佐藤友哉の三島由紀夫賞受賞って何事よ?しかもいつのまにか結婚しているらしいし。いや、その、なんつーか…上手く言えないんだけど、佐藤友哉ってこれから小説を書けるのかなあ、とか思う。
閑話休題。
知力は天才軍師、心は小学生な創貴くんが世界と対峙する話もクライマックス寸前とあいなった。スタンドバトルばりの駆け引きに次ぐ駆け引きが繰り広げられ、もはや駆け引きの隙間にお話があるような手段の目的化が進行しておりますがもはやツッコミどころではありません。やたらと仰々しくて大袈裟なんだけど、創貴とりすかの関係はいかにも少年少女の関係になっているのが不思議な安定感を生み出していると思う。西尾維新もずいぶん安定したっつーか保守的になっているように思えないでもないけど、これが成熟というものなのだろうか(なにそれ)。
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