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2007.02.14

『ナハトイェーガー ~菩提樹荘の闇狩姫~』読了

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ナハトイェーガー ~菩提樹荘の闇狩姫~』(涼元悠一/GA文庫)読了。ようやく2007年の感想に入ってまいりました。

うへえ、マジでガチで真剣に百合小説だ……いや素晴らしいですね。つーかこれは小説的にみても、ひたすら耽美さを突き詰めた描写は見事なんじゃないかと思うなあ。説明の一切をうっちゃってひたすらキャラクターの(背景ではなく人格の)紹介に徹しているあたりは確信犯(誤用)なのか天然か。まあどっちでもいいと思えるくらいにひたすら百合百合しておりますが、単に百合と言うだけじゃなくて、漂うエロスの背徳感の描写が絶妙だなあ。みえそで見えないと言う感じでまさにエロス。んでそのエロスを支えるキャラクターの描写大変がよろしいのですね。魅力的にキャラクターを描いているおかげで、少女たちが戯れている姿を心置きなく愛でる事が出来るわけです…キモイなオレ。

えーともうちょっと別の話をすると、これはけっこうマジな伝奇小説の系譜であって、例えば古い家の血筋とか不死の少女とか東京魔方陣(違う)とかガジェットが大仰で、伏線は大判振る舞いなので、わりと大きな物語が語られそうな雰囲気があるんだけど、しかし、この巻では一般人である主人公の視点からしか物語が語られていないのは、どことなく菊地秀行っぽい現代B級伝奇の香りがあって、この作品が一体どのような方向性にあるのかは未だ混沌としており、その意味でも続巻に目が離せません。続編が出ればいいけどなあ…。

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ナハトイェーガー 〜菩提樹荘の闇狩姫〜 著者 涼元悠一 イラスト 一美 レーベル GA文庫  欠点だらけ。でも引き込まれる。  人気blogランキングへ ← よろしくお願いします。  クリックありがとうご... [続きを読む]

受信: 2007.02.15 19:14

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