『刀語 第一話 絶刀・鉋』『刀語 第二話 斬刀・鈍』読了
『刀語 第一話 絶刀・鉋』『刀語 第二話 斬刀・鈍』(西尾維新/講談社BOX)読了。
まあ、グダグダ言ってもしょうがないから端的に言ってしまおう。
驚くほどつまらない。
そもそもつまるつまらないの問題以前に、一冊単位の分量が短すぎてどうしようもない。普通の本で言えば、中篇単位で分冊になっている上に、そもそも本の内容そのもので言えば、長編の”章”単位でしかない。つまり、全12章の長編を分冊化したというのが適切な表現であろうと思われる。と言うことは、2巻目の時点では未だ起承転結の起の時点であるわけで、お話が盛り上がらないのはしかたがないと言えなくも無いのだが、問題は一冊あたりの単価が1000円以上もするという事実である。あーなるほど。講談社は一冊の長編に1万円を使わせる気ですかー。いや、凄いですね、どんな錬金術だよ。
まあ、現時点では、なげやりなプロットを戯言で引き伸ばしてしまっている様子がありありと分かるので、西尾維新の悪いところが全部出てしまっていると言う印象である。まあ長編の一編に過ぎないわけだから、もしかしたら今後面白くなっていく可能性は否定できないが…困ったことに、これ以上購入意欲をちっともそそられない。費用対効果が悪すぎるので、僕はもう買うのをやめます。
あと箱はいりません。
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