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2007.02.22

『僕僕先生』読了

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僕僕先生』(仁木英之/新潮社)読了。

面白いなあ。とある美少女仙人とであった自堕落な青年が、一緒に不思議な旅を歩みつつ、師となった美少女仙人に対するどきどきわくわくな情動に翻弄されながら、その翻弄されている様を洗いざらい察しつつもからかい弄びそしてすべてを受け入れてしまう僕僕先生のあまりのいちゃいちゃパラダイスぶりには思わず悶絶した。時に青年を突き放したり、時に甘えたりと翻弄しつつ、結局ラブラブしてんじゃねーの?と言いつつも実のところそれほどベタベタしているわけでもないと言う絶妙な距離感を図る僕僕先生がたいそう萌えるのでライトノベラーの人たちもじゃんじゃん読むがいいさ!なんかによく似ていると思ったら、僕僕先生って『狼と香辛料』のホロと同じタイプかもしれない。ホロよりも素直で優しいけれどもね。なにそれ女神!?(仙人です)

なんかニート小説と呼ばれたりしているけど、僕はこの主人公をニートと呼ぶのは大変に抵抗があるけれども(ニートと言うよりも昔の高等遊民に近いような気もする)、まあ何の目的も持てない主人公が美少女仙人と一緒に旅をする過程で自分に出来る事を見出していくというあらゆる意味で正統で、平凡とさえ言えるビルドゥンクスを描いているのだけど、お説教をしてくださるのが僕僕先生と言う美少女だからなのか、ちっとも説教くさくないどころかむしろものすごく癒されてしまうような気がするのは、きっと騙されているんだろうなあ。まあ騙されてもいいや、と思えるくらいに美少女仙人と主人公のいちゃいちゃがよろしかったのでした。

しかし、こういう作品が日本ファンタジーノベル大賞を受賞してしまう時代になったのか…。いや、大賞らしく資料の読み込みとか、幻想の描写とか大変素晴らしいんですけどね。…ってこの小説レベルで萌えを実現されてしまっては、電撃文庫等のライトノベルレーベルの存在価値がなくなってしまうじゃないか!

…ま、別にいいか。

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コメント

ふと気がつく。

「萌え啓蒙書」とかあったら売れないか?あるいは「萌えお説教話」。

オレは買うね!

投稿: 吉兆 | 2007.03.03 01:06

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