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2007.02.10

『哀しみキメラ(3)』読了

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哀しみキメラ(3)』(来楽零/電撃文庫)読了。電撃祭りが開催されている横で今頃この本の感想を書く。書きたい感想がたまりにたまっているのだが、はたして追いつく日が来るのだろうか?どうすっかなあ。

なんかわりと面白いような気がする。いくらでも電撃ナイズ(何語だ)出来る設定でありながら、描かれるのが徹底してドロドロした人間関係のみというトリーズナーっぷりは好き好き大好き。全然伝奇アクションの方向には行かないのはいいのだが、これでは人気は出にくいような。有川浩のように一般小説に出て行った方が良さそうだなー(余計なお世話なんだけどさ)。

けっこうきつい話が続くけど、主人公たちの立ち位置によって選ぶ道を否応なしに突きつけられてしまう展開がいい。人間をやめてしまっても、あくまでも人間であろうとするもの、あるいは人間に見切りをつけようとするもの、どちらも選べないもの。それぞれの選択によって彼らの道は分かたれてしまう寂寥感が、子供たちの絆との対比で良く出ていた。また、相変わらず全体に流れる束縛をされるような「なーんかうまくいかねーんだよなー」的な不自由感が漂っているのもいい。エンタメとしてはどうかと思うけど。作者の代え難い個性だと思うんだけどね。

次巻で完結らしいけど、あー打ち切りですか。なんか2006年の電撃大賞は『狼と香辛料』の一人勝ちだな…。

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» 哀しみキメラ (3) [ライトノベルっていいね]
哀しみキメラ (3) 著者 来楽零 イラスト 柳原澪 レーベル 電撃文庫  救われないなぁ。  人気blogランキングへ ← よろしくお願いします。  クリックありがとうございます。  あなたにすべての良き... [続きを読む]

受信: 2007.02.11 09:44

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