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2007.01.14

『とらドラ4!』読了

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とらドラ4!』(竹宮ゆゆこ/電撃文庫)読了。

オモチローイ。
3巻での展開には正直違和感を感じていたのだけど、4巻まで読んだら完璧に腑に落ちました。竜児と大河の関係と言うのは、端的に言ってしまえば“戦友”なわけですが、あまりにも深すぎる友情は愛情と区別がつかないと言うことですな。隣にいることが当たり前になった相手、一緒にいることが当たり前になった関係と言うのは、当たり前だけと特別と言う不思議な関係で、それはいわゆる『恋愛』と呼ばれる関係とは全然違うわけだけど、それはとても大切な関係でもあるわけで。要するに愛とか恋とかは一つの形式があるわけではないと言うそれだけの事を言っているわけですな。なんかオレ恥ずかしいこといってんなー。

とはいえ、簡単に恋愛(オタク用語ではデレと言う)へ以降しないところが作者のクールなところだよなー。つーか、竹宮ゆゆこの書くヒロインたちは、いわゆる一般的なツンデレヒロインとは明らかに異なっており、ツンデレと言うのは二面性といえば聞こえはいいのだが、逆に言えば内面が2つしかないと言うことでもある。しかし、ここに出てくるヒロインたちは愛情を表現するにせよ嫉妬するにせよその表われ方がひねくれていて、おおよそまっすぐではない。そのまっすぐで無さが直接ヒロインたちの行動原理と結びつき、それぞれの生き難さ、あるいは葛藤に繋がっているというところに、本来フィクションであるはずの登場人物たちに複雑な人格的な存在としての側面を幻視させてくれるように思うのであった。

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受信: 2007.01.21 00:01

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