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2006.12.12

『アルスラーン戦記(12) 暗黒神殿』読了

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アルスラーン戦記(12) 暗黒神殿』(田中芳樹/カッパ・ノベルス)読了。

ああ面白いなあ。そんな言葉しか出てこないけど、とうとう蛇王ザッハークの復活が迫り、いよいよヒロイックファンタジーになってきたのにはやや驚きを感じる。今まで徹頭徹尾、人間の物語を描いていたのに超自然的な存在(魔物とか)がクローズアップされてきたことに意外性を感じるのは何故なのかと考えてみると、田中芳樹と言うのは、基本的に人間に興味がある人だと思っていたからなのでした。だから超自然的要素が主軸になってくると違和感を覚えてしまったのかな。しかし、よくよく考えてみれば蛇王を復活させようとするやからもそれの走狗となるものも結局のところ人間的欲求に突き動かされているわけで、結局これは人間の話であると言えるのかもしれないなあ。そうなると気になるのが”蛇王”の描き方だよな。はたして人間的な思考を持たない超越的な存在となるのか、あるいは強力な力を持った人間となるのか。後者だとしたら、あれよあれよと言う間に張りぼての権威を剥ぎ取られた挙句に情けない死に方をするのが田中芳樹的物語の常道なんだけどなあ…。あ、パターンにはもう一つ、想像を絶するほどに頭の悪い悪役、と言うのもあったか。下手に優秀な奴より、全く空気を読めない愚か者が一番恐ろしいのが田中芳樹的な悪役だしなあ…。

わたし、気になりますって感じだ。

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