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2006.11.01

『カーリー ~二十一発の祝砲とプリンセスの休日~』読了

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カーリー ~二十一発の祝砲とプリンセスの休日~』(高殿円/ファミ通文庫)読了。

うはは、カーリーが、やつが壊れた。あまりにも頭が悪すぎで思わずのた打ち回ったぐらいだ。うーん思春期でムラムラしたものがたまりにたまっているんだろうなあ。こんな女子しかいないようなところにいては無理も無いが、それにしたって頭が悪すぎる!好感度アップだ(えー)。
そんな風なお気楽極楽のコメディと、陰惨な陰謀と野望が渦を巻く大冒険小説であるのが素晴らしいです。何だろう、この不思議なまでに異世界感が漂う美しい世界は…。藩王女パティの傍若無人なドタバタ振りにシャーロットたちは翻弄される様が大変に楽しく、ヴェロニカと友情を育む過程は微笑ましく、カーリーがあまりにアホになっているのに腹を抱えて笑ったり、そんなことを読んでいるだけも楽しいのだけど、その裏で繰り広げられる、戦争と言う名の冷たい現実があり、その圧倒的な理不尽、そして自分とは無関係なところで世界は無関係に動いていくと言う感覚があって、世界大戦前夜と言う舞台設定が、従来の世界観とは異なるあまりにも大いなる(言い換えればバーチャル)な世界の到来を予感させるられると言うところに、単にアクセントではすまない巧みな構築力か今見え、作者の実力の確かさを認識した。

まあ要するに面白いの一言で済ませられる話だってこった。

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