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2006.10.24

『フレイアになりたい』読了

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フレイアになりたい』(岡崎裕信/スーパーダッシュ文庫)読了。

相変わらずとてつもないテンションを維持したまま、トップスピードノンブレーキで攻めまくるあまりにアグレッシブすぎる作風は相変わらず。むしろ、今回の主人公の風間瞳姐さんのあまりに人の話を聞かなさゆえの相乗効果でますます暴走振りに拍車がかかっている。素晴らしいね。

この作者の魅力には、作品の完成度など歯牙にもかけない(実際にはどうか分からないけど)おおらかなストーリーテリングと、作者自身が作品を書いていて楽しくて楽しくてしょうがないと思えるような明るい筆致があるように思う。けっこう話の展開は行き当たりばったりと言うか、ノリで決めているようなところがあるし、キャラクターについても、記号的なのかそうでないのかよくわからんし、読めば読むほどによくわからなくなってくるのだが、そこを「まあいいじゃん?」で押し切る驚異のノリの良さには脱帽する。

しかし、つくづく不思議に思うのは(まあ他にも不思議なところは一杯あるんだけど)、キャラクターの持つ軽さだよなあ…。少なくとも萌えーという描写じゃないはずなんだが…どんなに深刻かつ陰惨な背景を背負っていても、どこか”明るさ”があって、物語はいかにも深刻であり続けながらも健やかさを失わない。うーん、不思議な作家性だ…。

しかし、やっていることは『滅びのマヤウェル』と全然かわらねーなー…。変わらないことに安心するべきか、またしても打ち切りの憂き目に合わないか心配するべきか、なんとも複雑。

と言うかですね!『滅びのマヤウェル』を2巻で打ち切るのは本当にもったいないと思うんですよ!何とかなりませんかねえ…。

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