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2006.10.22

『<骨牌使い>の鏡Ⅲ』読了

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<骨牌使い>の鏡Ⅲ』(五代ゆう/富士見ファンタジア文庫)読了。

『<骨牌使い>の鏡』の完結編。

要するにこれは「神」=「骨牌」の時代の終焉を描くタイプの作品だったんだなあ、と久しぶりに読んだら思った。つまり、人間の運命を否応なしに狂わせる骨牌という存在がこの事件を通して「神」の座から転落し、単なる生きるための道具となるまでの話だったと。いや、神の失墜と言うのはジェルシダの消滅により実現をしてしまっているわけだから、神が消え去った(人間になった)後の、神話の領域のあがきであったと言うことも出来るか。

なんか読めば読むほどにいろいろな発見があって楽しいなあ。たとえば、以前はあまりピンと来なかったロナーの戦う動機なんかも、本来個人的な欲求しか持たないロナーが、望むものをすべてを失った時に運命と対峙する決意をするあたりなんか、今頃になってなるほどなあとか思ったし。

まあなんにせよ、僕にとってはとても思い入れが強い本なので、この調子で五代ゆうがもっと注目されるようになってくれると嬉しい。みんなももっと読もうぜ!

まあそういうことで。

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受信: 2006.10.23 22:35

» (骨牌使い)の鏡 (3) [ライトノベルっていいね]
(骨牌使い)の鏡 (3) 著者 五代ゆう イラスト 宮城 レーベル 富士見ファンタジア文庫  うんまあここまでくればね。  人気blogランキングへ ← よろしくお願いします。  クリックありがとうございます... [続きを読む]

受信: 2006.10.24 19:19

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