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2006.09.18

『ひと夏の経験値』読了

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ひと夏の経験値』(秋口ぎくる/富士見ドラゴンブック)読了。

ら、ラブリー過ぎますよ秋口さん!(馴れ馴れしい)

なにがラブリーって、TRPGにかける少年の自尊がラブ過ぎる!ハイテンションで自分の楽しいことに疑いが無くて、周囲からの視線に敏感で、自分に対する信仰とか、もう駄目過ぎる!お前ら本当に駄目なやつらだ!愛おしい!

なんかねー、笑えねーつーか。「このままじゃ俺らの人生は、ずっと一ゾロや」(うろ覚え)とか。あるとき、ふっと冷めてしまうとき、自分を客観視してしまうときってあるわけよ。そんなとき、オレって何やっているんだろう…と考えちゃうときがあるわけだけど。そういう気持ちが強烈にあって。登場人物の一人に過剰に感情移入してしまったり(でも、僕はああいう方向性に行かなかったんだよな。自分の世界を構築する方向に行ったんだ)。

つか、そういう気持ちをいまだに引きずっているのがどうしようもねー。大人になりきれない大人であるオレ、そんな自分を認識しちまって、しかもどうにも変えようがねーってのがさらにどうしようもねー。

あーどうする?どうするよ、オレ?

最高だぜ、ファック!!
 
 
(あと、こんな恋があったなんて、フィクションの世界であっても(だからこそ)許せねえ!ファック!なんだこの女神!)

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コメント

これ読んでる時思い出したことがあります。

高校の時に家でソードワールドのシナリオつくりながら、一人でサイコロ転がして戦闘のテストやってたんです。で、何気なく目をやったドラマガの読者コーナーに、編集者のコメントで「TRPGの一人遊びは性格がゆがむので気をつけよう!」みたいなことが冗談っぽく書いてあって、それ読んだ瞬間頭の中がグワーンと揺さぶられて嫌な汗が出てきて、やっぱ駄目か…俺駄目なのか…と落ち込みました。まあ、でも何を変えるでもなく今に至るんですが(笑)。

この主人公たちも、なんだかんだといってぬるーくこのまま大人になっていくんだろうと想像すると、違った意味で生暖かい笑みが浮かんでしまいました(やっぱ性格ゆがんでる…)

投稿: たけ14 | 2006.09.18 17:53

なんかTRPG関連の記憶って、甘くて苦いと言うか、正視しかねるものがありますね(笑)。この草食動物たちの未来に幸あれ、と思いつつ無理だろうなあ、とか。でもこの女の子の存在は本当にうらやましい…。

ちなみに僕は一人でルールブックを読んでああでもないこうでもないと妄想してニヤニヤしてました(下手すると実際にプレイしていたのよりルールブックを眺めている方が長かったかもしれない)。そんな自分をいまさらながら思い出すと…うははは(やけくそ)。

このいたたまれなさを再現しただけでも秋口ぎくるは凄い作家であると言う認識を新たにしましたよ。

もう正直泣きたいです。

投稿: 吉兆 | 2006.09.18 18:38

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秋口 ぎぐる ひと夏の経験値  富士見文庫の「ひと夏の経験値(著:秋口ぎぐる  画:濱元隆輔 )」を読みました。  当時のおれはまちがった方向に全力疾走だった。それが楽しかった。    タナケン、正則、阪本、そして「おれ」こと友永達也は、男子校で... [続きを読む]

受信: 2006.09.19 21:34

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