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2006.08.26

本を楽しむための努力をしているのか?

ここ最近の自分の感想を振り返るに、自分がどれだけ分析的に本を読めなくなっているのかに気がつく。やべえなあ。分析的に読むことが、必ずしも正しいわけでも優れているわけでもないのだが、もともと僕が持っている本の楽しみ方と言えば、本を読むことでああでもない、こうでもないとグダグダ考え続ける(=妄想する)ことであったはずなのだが、本を読んだらそれで終わりで振り返らないことが多くなった。読んでいる数だけ見れば学生時代と遜色無いのだがなあ。まあ突き詰めて考えるだけの余裕が無いわけだが、その努力を怠ると本を読むと言う行為が単に刹那的で即物的なものになってしまうので、知的遊戯としての読書(=妄想)を楽しむためには不断の努力が必要なのかしらん。分析系感想サイトの方々は、分析する意欲や気力が枯渇することがないのだろうか。わたし、気になります。

1.『赤い護符 ルーンの杖秘録Ⅱ』 マイケル・ムアコック 創元推理文庫

マイケル・ムアコックと言えば、ダークファンタジーの書き手と言う印象があったのだけど(これは安田均の解説によるイメージが強い)、こうして久しぶりに読んでみると、いかにもゲーム的ファンタジーの書き手だったのだなーと言う印象を持つ。話の展開があからさまにお使いイベントの繰り返しなところとか。無論本当はこれは逆で、ムアコックやそれ以外の一連のファンタジーの流れ(詳しいことはわからないけど)が、ドラゴンクエストなど日本のファンタジーRPGにおける世界観の基礎となって行ったということなんだけど。つか、ムアコックをだれかゲーム化しないか。面白くなりそうなんだが。

2.『エラントリス 鎖された都の物語(上)(下)』 ブランドン・サンダースン ハヤカワ文庫FT

これはあからさまに”あらすじ買い”です。本当にありがとうございました。
だってよー変身がキーワードで迫害されたマイノリティの話なんだよ?面白くならないわけがないじゃん(注:そんなことはありません)。あ、今気がついたが、解説を新城カズマが書いている…。『黒いカクテル』の解説に桜庭一樹を起用したり、最近のSF、ファンタジー業界へのライトノベル作家の伸縮具合は甚だしいな!(いや、新城カズマはきちんとハヤカワ文庫にも作品を書いていますが)

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