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2006.07.28

『暗殺者ヴラド・タルトシュ 虐げられしテクラ』読了

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暗殺者ヴラド・タルトシュ 虐げられしテクラ』(スティーブン・ブルースト/ハヤカワ文庫FT)読了。

相変わらず面白いのだが、主人公の固ゆで野郎ぶりにますます拍車がかかっていて、最愛の妻と険悪になろうとも頑なに自分の価値観を曲げない一徹ぶりが格好良いやら歯がゆいやら。相手にも一分の理があると認めつつも己の大切なものを守るためなら非難と中傷、そして大切なものを傷つけることさえ厭わないなんてハードボイルドを通り越して単なる頑固者であるな。全編に渡ってヴラドの意固地さが目立っていて、全体的なトーンがまあギスギスすることすること。ひたすら夫婦喧嘩が続く話ではあるのだが、本当に最後まで夫婦喧嘩の話でした。帝国と反帝国組織の暗躍が巻き込まれる主人公、と言うのはいかにもハードボイルド冒険小説のような話なのにすべてが夫婦喧嘩の裏側に隠れてしまっている…なんだこりゃ…。

でもある意味面白いなこれ(趣味悪い)。

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