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2006.03.04

どう考えてもアクションよりも人間模様を眺めている方が面白い

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煉獄のエスクード(3) RHYTHM RED BEAT BLACK』(貴子潤一郎/富士見ファンタジア文庫)読了。

新しく登場したヒロインが眼鏡で気弱なドジっ子でありながら高慢で強気でツインテールのツンデレだとっ!?そのすさまじい属性のつけ方には驚愕と同時に作者に何があったのか心配でならない。だが、考えて見れば、もともとこの作家は幼女とか戦う怖くて(エロくて)格好良いお姉さんが好きなので(断言)、その延長線上と考えれば納得できないでもないか。作者の守備範囲の広さには同じ男として賛嘆の念を禁じえない。

そんなことはどうでも良く。内容については相変わらず面白かった。この作者の資質として興味深いところは、本来主人公たちに倒されるだけの存在である魔族たちに、非常に深い愛着を感じているように思えるところである。魔族たちは人間など踏みにじるだけの存在としてしか考えておらず、やっている事も残酷無惨極まりないのだが、魔族それぞれに個性が豊か、行動が愉快すぎてたまらない。特にヴァルデリーがなんかかわいい。なにこの純情淫乱(危険だけどな)。真澄とのコンビ(と言って良いものか…)も主人公コンビに負けず劣らずに上手くはまっているしなあ。アルフェルム(すっかりただの変な人になっている…。登場当初の変態冷酷貴族ぶりはどこに行った)に対して芽生え始めた忠義心を持て余す真澄の動向とか、色々な意味でも目が離せません。主人公サイドに負けず劣らずに繰り広げられる魔族側の人間(?)模様に注目しつつ、次巻以降も大期待だ!

ところでレイニーさんの本格的な本編復帰はまだなんでしょうか…?

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