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2006.03.11

お話自体も普通に楽しんではいるんで、その辺は誤解無きよう

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ゼロの使い魔(7) <銀の降臨祭>』読了。


相変わらずやるべき事はきちんとやっているのは良いのではないかと思いました。ラブコメにしても戦記ものとしても少年の冒険ものとしても、それぞれが一定のクオリティを保ちつつ描けるというのはなかなかに器用なものだと感心した。また、相変わらず少年ジャンプ的な幼いヒロイズムを大事にしていて、少女を守って少年が戦うという古来より使いまわされた黄金律的なお約束を堂々と繰り出してくるあたり、ヤマグチノボルの図々しさ…じゃない、厚顔さ(もっと悪い)を感じさせていて、クールだった。

最近になってようやく自覚したのだが、僕はヤマグチノボルの作品そのものが好きなのではなく、作家としての姿勢(面白いものを作り出す、読者に楽しんでもらうことのためならば手段を選ばない)が好きらしい。正直、『ゼロの使い魔』シリーズは、登場人物たちの行動原理が幼すぎて僕にはあんまり(直接的な意味では)楽しめないのだけど、ヤマグチノボルのエンターテインメントの姿勢には敬服するし、エンタメに従事する中にも未熟である勇気とか、女の子のそばでドキドキする気持ちとか、そう言う細かい心理描写が光ったりするあたりもけっこう面白いと思う。

邪道読み?まーそーかも。
 
 
ところでお姫様のボンクラぶりにますます磨きがかかってきたのが大変に気になります。そんなところにもヤマグチノボルはクールだなあ、と思ったりしました(なにこのヤマグチ信者)。

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» ゼロの使い魔七巻/著:ヤマグチノボル【MF文庫J】 [字遊室]
時期を逃すと読みにくくなるもんですね。タイミングをつかみにくい。やっぱ旬なものは旬な時期に読むべきか。 いまだにアルビオンやらガリアやらハルケギニアやらで戦争真っ最中。降臨祭の終わるまで休戦することになるも、才人やルイズが落ち着くはずもなく。休戦明けに思わぬ異変が起き、才人側の軍に反乱が発生。同じとき、才人はルイズに課された理不尽な命令を代わりに引き受け単身七万の敵軍に突っ込んでいく。 みたいなね。 いやはや戦争はやっぱり大嫌いだね。戦争もの見てると人間て複数いると戦争したくなる生... [続きを読む]

受信: 2006.04.06 12:11

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