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2005.12.21

『ゼロの使い魔(6) 贖罪の炎赤石』読了

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ゼロの使い魔(6) 贖罪の炎赤石』(ヤマグチノボル/MF文庫J)を読んだ。お、帯が邪魔ッ…って感じの書影ですね。

中身の方は、これまた実に意外なことに、きちんと少年少女の冒険小説になっている。やっている事自体は大してひねりが効いた展開では全然無いけど、やっぱりキャラクターを立てることが出来ると言うだけで、キャラクター小説と言うのは面白くなるのだなあ、と感心してしまう。

相変わらずルイズのツンデレというか、既にラブ度150%ぐらいのだだ甘な描写が冴え渡っていて、作者の手腕の確かさを感じる。そう言うあざとさには、毎度の事ながら反発も感じてしまうのだけど、その堅実の仕事振りにはどちらかと言えば尊敬の念の方が強い。当たり前のことを当たり前にやるのって、実に難しいことだと思う。

最初にも書いたけど冒険ものとしてしっかりしていると言うのは、今回は戦争を扱っているのだけど、いわゆるなんちゃって戦争じゃなくて、きちんと国家間の外交の手段としての戦争であり、かつそのお題目の上でも人々は死んでいくと言う描写をきちんとしているところが好感を持てるかな。

そんなわけで、萌えあり笑いありアクションありで、何にも考えずに楽しむ分には大変に意味のある本でした(しかし、何で僕はヤマグチノボルを語る時はこんなに歯切れが悪いんだ…?)。

それにしても、私情だけで戦争を起こすお姫様は本当に君主として最悪だな(本人も言っているけど)。

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» ゼロの使い魔6/ヤマグチノボル [ラノベ365日]
『ゼロの使い魔 6』 ヤマグチ ノボル MF文庫J 【ついにアルビオンとの戦いが始まった。家族に従軍の許可を得るため帰郷するルイズ。そして自らも戦争の中へ志願する学院生たち。弓は絞られた。放たれた矢はどの空へ向かうのか・・・】 なんかやたら面白いじゃないか ..... [続きを読む]

受信: 2005.12.24 03:17

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