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2005.10.23

久しぶりにエウレカセブン

折り返し地点も回ったと言う事で、ひさしぶりに『交響詩篇エウレカセブン』について書いてみる。

結論から言うと現時点では傑作じゃないかと思うし、今後においても傑作になりうる作品だと思う。

注意しないといけないのは、これは全50話を通してみてからでないと評価するわけにはいかない作品であると言う事かな。各話は、主人公のレントンというどうしようもないまでに子供である主人公の少年期を描いているのであって、少年期であるからには、むやみな憧れや失敗やときどきの成功と多くの挫折を味わうのは当然なのだが、この作品は視聴者に対しても、レントンの愚かさや誤りを、それを乗り越えられると言うカタルシスを約束する事無く描いていると言う点で贅沢な作品であると思う。人間なんて不合理の塊みたいなもので、精神状態によってそれまで出来ていた事が出来なかったり、その反対があったりして、必ずしも真っ直ぐ成長できるかと言えばそんなんじゃないわけで。むしろ一歩進んで二歩下がる、みたいな事を繰り返して生きているわけですよ。落ち込むのに理由は要らないんです。もしかすると成長するのにも理由なんて要らないんです。ビルドゥンクス・ロマンと言うのは、そう言う説明できない過程を単純化して普遍的にしているわけで、実のところ現実的ではない(いや、嫌いじゃないんですが)。エウレカセブンでは、そう言うお約束事を出来うる限り廃して、本来語り尽くせない部分と言うものに対して真摯に取り組んでいるように感じられます。だから物語が進むのに延々と時間がかかる、と。

まあ、レントンとエウレカが仲良くなるまでに26話かけたっつーところがすげえよ、単純に。喧嘩をして仲直りするのに10話以上かけているしな…。この迂遠さこそがまったく実にたまらなく面白いと思います。彼らの関係を描くのにはこれくらいの時間が必要だったんだろうなあ。

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コメント

前にお勧めアニメなにかないか聞いていたときに、エウレカセブンお勧めしようかと思ったけども、既に24・5話いってるのをお勧めするのも・・・と思って書くのやめときましたが。やっぱ既に見てたんですねぇ。
つか前にコメントしてたんですね。このサイト見はじめたの2・3ヶ月前だったので・・・。

それはともかく、仲直りの時間にあれだけかけるアニメもなかったけども、だからこそ、仲直りしたときにグっときてしまいました。
まだ途中ではあるけれど、今のとこ自分の中では、ここ最近で一番のアニメです。

ところで、OP変わりましたが、本編よりも絵のクォリティ低いと感じるのは自分だけですかねぇ。
前回までのOPが、映像も歌も大好きでした。
歌詞がちょっと今の自分とも重なってる感じもしてちょっと胸に・・・。

投稿: ちむ | 2005.10.24 01:02

いや、オススメがあるならコメントして下さい…。誰も反応してくれなくてちょっぴり寂しかったですよ…。

しかし、主人公とヒロインがギスギスする話を何話も描いてしまうと言うのは製作者は勇気があるなあ、と感心することしきりですよ。溜めに溜めたカタルシスが爆発する26話は本当に凄いと思いましたが、そこまで付いてこれる視聴者ってどれくらいいるのかなあ。ネットの評判も賛否両論ですしね。

OPは、ぱっと見で動いていないですね…。まだ一回見ただけなんでなんともいえませんが。それよりもEDにびっくりですよ!絵が違いすぎて一体誰が誰やら(笑)。絵は凄い綺麗なんdねすけど。

投稿: 吉兆 | 2005.10.24 23:07

コメント一回書きかけたんですけども、どうかなぁ・・・と思って消しちゃったんですよねぇ。
機を逃すと書き込めなくなっちゃうもんで(^^;

ED、メーテルとアネモネはわかったけど、他はさっぱりですね・・・。

投稿: ちむ | 2005.10.25 22:58

確かにそうですね。タイミングを逃すとなかなか…。

あ、僕もメーテルとアネモネしか分かりません。ギジェットとタルホのどっちがどっちなのやら…。

投稿: 吉兆 | 2005.10.25 23:10

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