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2005.10.09

『刃鳴散らす』クリア

感想を書くのをすっかり忘れていたんだが、ニトロプラス『刃鳴散らす』をクリアしていたのだった…ってたった今、公式を見たら大変なネタバレフラッシュをかましていて驚いた。何のゲームだよこれ。

それはともかく、相変わらずニトロプラス以外では絶対作られない内容のゲーム。特に刀関係の薀蓄が面白かったんだけど、はて、値段分は楽しめたのかと言うと…うーむ。

本当に、刀、剣術関係の薀蓄は実に楽しめました。ためにもなったし。良い刀は折れずに曲がる。曲がった刀を無理やりまっすぐにして応急処置とか、そういう細部の詰め込みが実に面白い。また、剣術とは完全な理であるというスタンスも良かった。単に凄腕とか必殺技とかで勝負が付くのではなく、一瞬の読み合い、駆け引き、それぞれの戦いのスタンスなどを総合的に判断し、すべてが理詰めで勝敗が付く部分なんかも大変に感心したし、面白かった。戦いってのは、腕が優れている方が勝つと言うような単純なものではない、と言う事だね。

ただ、そういう細部は良かったのだけど、果たして全体として見た時、面白いと言えるかどうかは難しいな。まあ、これは剣術勝負こそが肝であるといわれればそりゃそーなんだけど、一応復讐劇(正確にはされる方)なんだから、もうちょっと、こう、宿命の対決、と言う部分を強調しても良かったんではなかろうか。主人公の赤音はともかく、復讐者である井烏の描写がほとんど無いというのは、問題有りだと思うな。赤音の描写についても、突然出てきたおっさんがぺらぺらと赤音の内面を語り倒すという実にエレガントじゃ無いしさ…。もうちょっと何とかしてくれりゃーな。

もしかすると、この作品は物語としての部分はあまり重要ではなくて、剣術勝負エピソード集として捉えるべきなのかも知れない。剣術にすべてを捧げた剣鬼たちの、精魂を傾けた勝負の合間に物語を挟みました、みたいな(別に貶しているわけではないです)。

面白いことは面白いけど、これなら「剣術何番勝負」とかやって本格的に対決エピソードにした方が良かったんじゃないかな。

PS.それはそれとして、クリア後に出てくる選択肢を選ぶと出てくる”アレ”には驚愕したよ。刃鳴散らすの世界観をすべて崩壊させるが如き所業で、呆然とした後、怒りが込み上げ、しかし、最終的には大笑いだった。まあ、笑えるかどうかはかなりギリギリの線だとは思う。
ついでに言えば最後に出てくる”彼女”はなんか萌ゆる。北斗南の無駄遣いをしてやがんなあ…とか思った。以上。

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コメント

救国剣鬼ハナチラスは面白いですなあ…。
エンディングテーマは「White Night」でしたね。
実に剣鬼モノの雰囲気が出ていて良い感じです。きっと。

投稿: 背徳志願 | 2005.10.11 06:16

悪くはないのだけど、冗談と悪ふざけのボーダーラインすれすれではないかな、と。

それまでの世界観がなんの予告もなしに変質してしまう瞬間は確かにある意味凄かったけどね。まあ、趣味の問題かな。

投稿: 吉兆 | 2005.10.11 23:22

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