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2005.10.13

『銀盤カレイドスコープ Vol.5 ルーキープログラム:Candy candy all my rules』読了

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銀盤カレイドスコープ Vol.5 ルーキープログラム:Candy candy all my rules』を読んだ。なかなか面白かった。

ヒロインのタズサは、よく性格最悪のヒロインと(作中でも書評でも)呼ばれる事が多いけど、実は今まで、タズサの性格が悪いと言うのがどうにもピンと来なかったというのが正直なところだった。確かに口は悪いが言っていることはまともだし、他人を中傷する事もないし、自負は強いが実力あってのことだし、むしろ結構バランスが取れた人格だと思っていたのだけど、この巻を読んでタズサが何で作中で嫌われているのか理解できたように思う。同時に、そう言うところこそがタズサの魅力であると言うのも再認識した。

タズサと言うヒロインは、自分の目指すもの、自分が人生の中で可能性を追い求めていくべきものがはっきりと見えてしまっているのだろうと思う。自分の中で価値観が完成されているから他人の意見にも左右されないし、他人の価値観についても、尊重はするけれども干渉はしない。そのあたりは当たり前の事だと思うのだけど、ただ、彼女は、本人も言っているように実力も美貌も兼ね備えているある種の超人であって、それ以外の人々はそうではないと言うのが問題なんだろうな。
平凡な人間(例えば僕)が他人の価値観を無視して、自分の価値観のみで行動を起こしたら単に排斥されるだけだが、彼女のように非凡すぎる存在が自分の価値観で行動したら、それだけで凡人は自己を否定されてしまうように感じるし、そりゃ嫌われもするよな。まあ、彼女自身は別に他人の価値観に興味は無いのだけど、周囲の人間はタズサの価値観を無視できないというのが最大の不幸といえましょう。

内容についても、価値観の対立から生じて、最終的に、桜野タズサ容赦せん!とばかりにルーキーを本気で叩き潰すタズサが最高に冷酷非情でたまりません。この調子で世間に喧嘩を売りまくり、凡俗な小人の嫉妬を蹂躙していって欲しいと思います。やっぱりタズサはこうじゃないとなー。と言うわけで、大変楽しかったです。まる。

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