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2005.10.11

『銃姫(5)』読了

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銃姫(5)』(高殿円/MF文庫J)を読みました。

本編を補完するという意味で正しく番外編な短編集といえるのかな。今まで出てきた登場人物たちの日常が描かれているので、キャラクターに思い入れがある人へのご褒美と言ったところでしょうね。

「絢爛豪華武闘祭」(なんかアルファシステム的センス…)についてはひたすらにバカを極めた内容になっております。とりあえず暁帝国の社会制度に驚愕いたしました。多夫多妻婚で血族婚も有りとは…もはや禁忌が禁忌として成立しえません。だけどある意味合理的のような気もする。少なくとも後継ぎ問題でもめる事は無かろう。暁帝国もスラファト軍も幹部がどいつもこいつも愉快な奴らばかりなんだけど、本編が緊迫していたものだから全然気が付いていなかったので、改めて驚愕。そういやギース(眼鏡)もバロット(乳)もおかしな奴だったんだな…。本編では格好良かったものだから気が付かなかったよ…。

「星の数は数えられない」は、ほろ苦いっていうか、凄くリアルでシビアな話。夢を見ることは若者の特権だし、また素晴らしいことだといわれているけど、どうあっても諦めなくてはならない事もある。でも、それでも人生は続いていくし、自分の分を知ることは不幸な事ではないって言う話だと読んだ。ちょっと泣いた。

「ホームスイートホーム」…これは、セドリックとアンのカップルが、お互いを意識し始めると言うエピソードなんだけど、どう考えてもこれは今更だよなあ…。一応、メインとなるカップルを主人公たちとは別に存在させているけど、そのカップルの結末から主人公たちの将来を暗示させている内容と言い、主人公たちのロマンスといい、明らかにこれは二巻の前に入れるべきエピソードだと思った。人間関係をいきなり巻き戻されても戸惑いが強いように感じる。まあ、きっと事情があったんだろう。大人の。

全体的に肩の力が抜けた物語だけど(でも奥の方ではかなり冷たい物が流れている)、前巻までが緊張した雰囲気だったし、ちょうど良い作品だったと言えるんじゃないだろうか。人間関係を整理しなおすと言う効果もあったように思う。以上。

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