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2005.09.19

『わたしたちの田村くん(2)』読了

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わたしたちの田村くん(2)』(竹宮ゆゆこ/電撃文庫)を読んだ。

あいだだだだだだ。

僕にはこの話が冷静に読めないらしい。それは主人公の、どちらを選びようも無い選択肢を前にして、どちらを選ぶ事も出来ずに、悩み、逡巡し、のた打ち回るような葛藤に、いささか共感し過ぎてしまった事によるものだ。

もともと好きな相手であった松澤さんと離れてしまって、同じクラスの放っておけない女の子である相馬さんと接近して、でもやっぱり松澤さんが好きなんだけど、それゆえに彼女の心の内がわからなくて煩悶し、一方相馬さんは田村くんに対しての感情はひたむきで、田村くんとしても彼女を切り捨てることは彼女を壊してしまう事なのではないかと恐れ、完全に心の網に囚われてしまう。自分の事ばかり考えているわけじゃなくて、他人の事を考えすぎるがゆえに他人を傷つけてしまう田村くんは、いささか軽率であるし、やはり視野が狭いと言われてもしょうがないけど、それでも自分なりに答えを出そうとするのは偉いと思うし、答えの出し方にしても、極論に走らず感動にも向かわせず、大体妥当なところに落ち着いたんじゃないかと思った。

ただ、最初にも書いたけど、色々田村くんの思考をトレースすると自分の中の色々なものがジクジクと心臓を突かれるようなダメージがあるので、あんまりこの作品を読めていないかもしれない。

でも、面白かったよ。ラブコメとしてはともかく。以上。

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