『最果てのイマ』その2
もはや信じがたい。これはもはや一体誰に向けて発信された作品なんだ…と愕然とするとともに、やっぱりこれの向けた先って…俺?ってな感じにスマッシュヒット。でもこれ絶対エロゲーとして売る気ないよ!
やればやるほどにこの作品の実験的な部分があらわになって来て、どこまでその凶悪な切れ味が明らかになるのか戦々恐々とする毎日だ。相変わらず矛盾のある場面に設定が繰り出されていて、ある一つのシーンに切り替わった瞬間に「今、重要な何かが場面転換の隙間にあった!」という直感が働き、何がなんだかわからないが背筋が粟立つ。一つの正しい道筋が見えそうで見えない感じがもどかしく、以前のシーンに戻ったり整合性のある情報を取捨選択したりで全然話がすすまねえ。ぬーまだソートが足りんか…。まず間違いなく作中時間で一年ぐらいのスパンがあるシーンがシャッフルされているのは間違い無いのだが…。情報が足りないのか、どの情報が正しいのかさっぱり分からん。もう少し進めるしかあるまいが、田中ロミオの術中に嵌ってるなあ…畜生。
くそ、ギャフンと言わせてやる!(死語です)
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
>くそ、ギャフンと言わせてやる!(死語です)
ギャフン!
投稿: みしまっち | 2005.08.19 21:51
いや…そんな事言われても…。
投稿: 吉兆 | 2005.08.20 00:11
ごめん。
なんか普通に聞いていると、地雷っぽい気がするんだが、このゲーム。
投稿: 背徳志願 | 2005.08.22 00:26
一般的には地雷かも知れない。何しろストーリーの整合性が(一見)取れていないからね。
ただ、これは計算された矛盾と言うやつで、表面上は矛盾していても、視点を変えれば何一つ矛盾無く成立しているのですよ。
ただ問題は、田中ロミオはきちんとした正解をプレイヤーに与えてくれないと言うところなんですが…。まあ、自分で考えろと言う事なんでしょう。それでも感動的な物語になっているんだから始末に負えないんだよなあ。そうでなければ単なる地雷として打ち捨てる事もできるというのに…。
非常に挑発的かつ挑戦的なので、このゲームをやるときは、ライターと喧嘩するぐらいの気持ちでやった方がいいかも(僕はそうやった)。
ま、オススメはしません。でも個人的には傑作…に限りなく近い問題作。
投稿: 吉兆 | 2005.08.23 21:33