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2005.06.13

『ヴぁんぷ!Ⅱ』読了

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ヴぁんぷ!Ⅱ』(成田良悟/電撃文庫)を読んだ。相変わらず安定して面白い。

このシリーズは、成田良悟にしてはそれほど視点移動が頻繁ではないので、非常に安心感のある話だと思う。普段のガチャガチャぶりも魅力ではあるのだけど、そう言うのばかりではさすがに飽きるしね。今回の主人公(と言っても良いのだけど)は一人は前作で敵側として登場したヴァル君。結局明かされないまま終わった彼の正体も、今回は話の冒頭にてあっさり暴露されています。そういえばそんな設定もあったっけ…(忘れていました)。そんな彼がいきなり自分の実存について悩みだして子爵に相談したり、城の住人に相談したり、突然恋に落ちたりする。

そしてもう一人の主人公が、バルシュタインに復讐の念を燃やす”食鬼人”<イーター>であるルーティ。家族を殺した吸血鬼であるテオドシウス・M・バルシュタインを捜し求めて人間を止めてしまったハンターたる彼が、「組織」の命によってやってきたのは、ゲルハルト・F・バルシュタイン子爵の治めるグローワース島にやってきて、まあ復讐鬼と化す。

まあその他、小悪党にして市長のヴォッドとかヴォッドに憎悪を燃やす”食鬼人”とか子爵の子供たちとかその恋人とかが入り乱れてごちゃごちゃやっているわけだがごめんやっぱり成田良悟だったな。

ともあれ、その特異性によって「組織」から狙われるヴァルと、憎悪に燃えるルーティがやってくる事で、次巻以降(そう、これはまだ前編なのでした)ではさぞかし屍山血河が繰り広げられるのだろうと思うと楽しみです。舞台は着々と整いつつあり、人外どもの競演も近い。後は早く続きをお願いします。

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