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2005.03.15

『ROOM NO.1301(5) 妹さんはヒロイック?』読了

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ROOM NO.1301(5) 妹さんはヒロイック?』を読了した。いやはや、小生、本を読み始めてから20数年経ちますが、ここまで奇怪な小説を読んだ事って滅多に無いですよ(ちなみに小生が始めて読んだ本は幼稚園に上がるか上がらないかで読んだドラえもんである。だが、本題には何の関係も無い)。

とっても面白かった…のだけど相変わらずわけがわからない話だなあ。
まず最初に、この物語の文法と技法は、僕にとっては未だかつていない未知のものだと断言してしまおう。凄いよこれ。僕も大概本を読んできたし、ギャルゲーもそれなりにはこなしてきたものの、それでもなおこんな作品は知らない。これに類する作品も知らない。何よりも、それが単に拙いとかそういう方向で回収されるのでなく、極めて面白いと言う事実がさらに異常な事態だと思う。本当に何だこれ。おそらく作者の今まで摂取してきたものと僕の摂取してきたものはまったく違うのだろうなあ。

作品からは、僕は「ギャルゲー(エロゲー)の文法によって構築された純文学」といった印象を受けるのだけど、それがどうしてそう言う印象を受けるのかどうかについては上手く説明できる自信が無い。キャラクター、設定はいかにもエロゲーでありそうな気がするのだが、ふとしたときにその設定を凌駕してしまう逸脱があるように感じる。なんか、ギャルゲー的な展開の裏でもっと違うものが展開されているような焦りを感じる時がある。この間、大江健三郎を読んだ時にも感じたもどかしさにも似ているような気もするのだが…まあ、全部気のせいかもしれないけどね。

今回の話で、健一君が徹底して「自分」と言うものに対して無頓着なところが明らかになっていますねえ。錦織さんにすごい待遇を提示されながら、健一君の反応と言えばただ戸惑うだけだったのに、シーナや蛍子に関しては驚くほど積極的に働きかけようとさえしている。なんともアンバランスな人格だなあ…。こういうところが、単なるギャルゲー小説ではないものにしているような気がするんだけどたぶん僕の妄想である事に1000点。

…なんだか作品について書けば書くほどわけがわからなくなってきた…。言いたい事が半分も伝えられないこのもどかしさ!ひょっとしてこれが恋!?(んな分けない)(なんだこの無理矢理なオチ…)

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