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2005.03.26

『ホーンテッド!(3) ラッシュ・アンド・ラッシュ』読了

4840112398.09唐突に表紙画像なんぞを付けてみた。文字ばっかりよりは画面がにぎやかになるような気がしないでもない。また唐突に飽きるまでは続けてみようかと思います。

ホーンテッド!(3) ラッシュ・アンド・ラッシュ
(平坂読/MF文庫J)

相変わらず悪ふざけをしまくった作品で大変良い。前にも書いたような気がするが、1巻を読んだ時点では、西尾維新の劣化コピー作家に過ぎない印象しか受けていなかったのだけど、2巻あたりから作者の独自色が展開されてきたみたいで良い感じです。作者は面白いと思った事は何でもかんでもやってみたがる人であるようで、西尾維新的な戯言のオンパレードはその一つでしかなかった様子です。3巻を読んでその印象が間違っていなかった事を確信したのですが、まあそれはそれとして。

「ブーメランばばあ」こと最強の人外生物にして師匠たる未至磨ツネヨによって北海道にまで(無理矢理)連れてこられた裕紀、深春、くおんは、そこでカウボーイ、インディアン、ゴスロリ少女と出会う。裕紀たちを名指しで襲い掛かってくるケッタイな連中と死闘が始まるのだが、まあ、それは本題ではないのかな。相変わらずめちゃくちゃな構成というか作者の悪ノリが過ぎるのか、数十ページに渡って超人バトルが繰り広げられたと思ったら、いきなり可愛い妹キャラ娘たちがほのぼの萌え展開が始まり、唐突に厳しい現実に立ち向かう少女の物語になるという有様である。でも不思議と混乱した印象はうけないのだな。主人公の饒舌さが上手く物語のテンションと噛み合っているということなのかもしれない。

ただ、作者も自覚的にやっている事なのだろうが、作中に大量のネタ(くおんのぱんつはいていない、とか)を仕込むやり方は、瞬間風速的なインパクトはあっても風化しやすいの難点だとおもう。とても器用な作者だとは思うけど、今のままだと単なるネタ作家という印象に留まってしまうのではないかという危惧を感じないでもない。登場人物たちの感情のぶれを描く事はとても上手いと思うので、もっとシンプルに書いても十分面白いものを書けそうだと思うのだけど、そんな作品が書けるほどに素直なタイプではなさそうだ。

この作者のそういう捻くれ具合が好きなので、これからも妥協しないでがんばって欲しいなあ。応援しています。
なんか自分、言っている事が滅茶苦茶だな。

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