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2005.03.21

『新本格魔法少女りすか(2)』読了

4061824325.09新本格魔法少女りすか(2)』(西尾維新/講談社ノベルス)を先日読み終わりました。まさに一部の隙も無いほどにジョジョ小説ですね…って、この表現はどっかで使ったような気もするけど…まあいいか。

ファウストに連載されている作品2編に書き下ろしを加えた一冊。書き下ろしだけを楽しみに購入、といいたいところだけど、最初の方を読み始めたら止まらなくなり深夜までかかって読了しました。

一巻目では全身をハリネズミのように刺で覆っていた創貴君が、りすかのお兄ちゃんとの戦闘でちょっぴり「謙虚」さを学んで成長したらしく、お人好しというかお節介な側面が現れてきたのは意外な気がする。もちろん、自分に役に立つ相手限定という傲慢ぶりは相変わらずだけど。

以下感想。

四話、『敵の敵は天敵!』
今更言う事じゃないけど、TVアニメみたいなタイトルですね。
もう一人の魔法少女、ツナギ(新本格変態少女、らしい)の登場の回。少女というのは躊躇われるけど。
前の巻まではあまり気が付いていなかったのだけど、登場人物たちのオーバーアクション気味な悪乗りが目立ってきたような気がする(例、『な、なにぃ!』とか『そ、そんなバカな…!』とかそういうニュアンスのもの)。もう素直にジョジョのノベライズでも書いてくださいよ!
内容については、相変わらず講談社ノベルスから出ているのが不思議なくらいミステリとは関係が無くなっています。無論、りすかにミステリを期待してはいけないのでかまわないのですが、作品の肝であるべき戦闘シーンが、今回はいまいちだったかな。ツナギとの対決もほとんどパワーゲームみたいなものだし。創貴君の『切り札』も必勝と言うには程遠く、単なる気休め程度のものだものね。あんまりサスペンス要素も無かったな。ただ、創貴とりすかの関係が少しずつ変化してきている描写や、ツナギのキャラクターなどそれ以外に見所は多いですね。

五話、『魔法少女は目で殺す!』
この場合、殺されるのが魔法少女だと思うんだが。
ツナギ大活躍の回。なんか、本当に『りすか2』じゃなくて『ツナギ』が主人公の巻だよなあ。普段の人格は『葵井巫女子』タイプのハイテンション系の娘さんというギャップがなかなか良いのではないでしょうか。
ところで、ツナギの能力と言うのは、本編でも触れられているけど使い勝手は良いですね。飛び道具は苦手かもしれないけど、物理的な現象を起こす魔法であれば分解出来そうな気もする。何より接近戦での攻撃力は最強だし。

ところでりすかってのは、こういう『能力』とか『誰が強い』とかそう言う少年漫画的な楽しみ方が出来ると言うのが面白いな。西尾維新が10代に支持される理由と言うのはこういうところにもあるのだろうな。

6話、『出征』
迫り来る刺客を迎え撃つために旅立つ創貴たちと言う話…になる前の、創貴のバックボーンのお話。何故創貴がすべてを征服する野望を得たのかという話が語られる。創貴の父親、創継が初登場の回でもある。まーワイルド(と言うかほとんどチンピラ)な親父さんだこと…。

まあ、こんなところかな。こちらの続きも気になるけど、早いところ『ネコソギラジカル(中)』を出していただきたいものです…。

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