「ブラック・ベルベット 神が見捨てた土地と黒き聖女」、読了
「ブラック・ベルベット 神が見捨てた土地と黒き聖女」(須賀しのぶ)、読了しました。まあ、面白い。
いつものこの作者の作品でした。伝奇分は少なめで、アクション分はそこそこに、女の子の友情物語としての配分が7割ぐらい(推定)。読むまで全然気が付かなかったのですが、この話は、『育ちの良くて完璧超人なお嬢様』と『心に傷を持つ不良少女』と『夢見がちな乙女チックな女の子』が出会って、意気投合して友情を育む話だったのでした。成る程、これならコバルト文庫というのにも頷けます。というか、これって学園物でも問題のないキャラクターだな…。
正直に言ってこの巻だけだと話がさっぱり動いていないので、早速、来月に出るらしい続刊に期待したいと思います。
ところで、常にジェントルマンで女性に優しく毅然とした態度で事に臨む老紳士、グラハム氏が大変良いな。僕の爺萌えポイントを突かれました。萌え。
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