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2005.02.09

「ローマ人の物語(1) ローマは一日にしてならず(上)(下)」、読了

またしても高校の時読んだ本の再読。どうやらマイブームという奴らしい。
ローマ人の物語(1) ローマは一日にしてならず(上)」、「同左(下)」を読了した。

相変わらず激烈に面白いなあ。実を言うとこの本は、僕の人生を変えた一冊というものであったりします。これを読まなかったら、おそらく大学で西洋史学科に入学はしなかったしょうねえ。そう言うわけでいわくつきの本であります。

この作品は、基本的にローマが好きで好きでたまらない著者の、ローマラブを熱烈に綴ったファンレターのような作品で、はっきり言ってエコ贔屓しまくりの公平さの欠片もありません。したがって、これは歴史書ではなく、あくまでも小説として読むべきでしょう。端に古代ローマについて知りたいというのであればこれほどの入門書は他になく、しかし、研究書としてはあまりに偏りすぎな作品。まあ、面白い事は正義だ。問題ない。

この巻は、ローマ建国からイタリア半島を統一するまでの約500年間を描いている。すでにギリシアでは絢爛たる文明の華が開いていた頃、辺境の小国としてゆっくりと、しかし着実に勢力を増して行きながらも数多くの苦難に直面するローマ人の物語である。

この巻は最初の巻というだけあってまだまだ面白さの面では序の口なのだけれど、塩野七生の明朗な語り口によって読者を少しも飽きさせないエンターテインメントぶりはすでに現れている。健全で明朗、豊かな人間性をもった人々を描かせたらこの著者の独壇場ですね。今回はそれほど人物描写に割かれていないけれど、過去のエピソードを持ってくるだけでわくわくしてしまうのは、やっぱり歴史の醍醐味だよなあ。

はっきり言ってもの凄く面白いので興味があれば是非どうぞ。何よりも教養が付きます(あるいは付いたような気になれます)。特に、次の巻で語られるハンニバル戦記は傑作と言っても過言ではありませんね(でも、最高なのはやっぱりカエサル関連かな)。

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コメント

そうか。
吉兆氏も昔を懐かしむ歳になったのか。。。

投稿: みしまっち | 2005.02.09 23:29

え?……い、いやだなあ。ぼ、僕はまだ20代半ばですよ。過去を振り返るほど枯れて無いですよ。これはね、純粋に知的好奇心のさせる業で云々。

投稿: 吉兆 | 2005.02.10 00:10

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