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2004.11.12

「電撃!!イージス5」、読了

電撃!!イージス5」読了しました。
しかし、酷いタイトルだよな…。

面白いか面白くないかで言えば普通(日本語がおかしいが)。
とは言え、谷川流の不思議なセンスは健在と言えると思います。

まず一点は、主人公が徹底して無個性である所です。いわゆるギャルゲー的と言えない事もないですが、この作品ではそれが度が過ぎているような。何しろ、無個性どころか感情をあらわにする描写すらない。ひたすら淡々とした描写が続いていているのです。

一人称なのにここまで主人公の描写がされないと言うのは、ある意味すごい事だと思いますよ。何しろ、内面がほとんど描写されないですし、場面毎に主人公が何を思ったのかすら全然分からない。
これはまず間違いなく意図的なものでしょう。描写は主人公の行為のみに終始し、その行為の裏で何を感じたのかをあえて省いているように感じられますね。

このような書き方にどのような意味があるのか…ということを考えていると何か既視感を感じました。なーんかこの描き方は見覚えがあるなあ……、っと思い出した。そうだ。これ、レイモンド・チャンドラーじゃん。
主人公の内面を合えて読者に明かさず、行為のみの描写。しかし、読者はその行為を読むにつれて、少しずつ主人公がなぜそのような行動をとったのか「想像」していく。そうやって読者は主人公への感情移入を深めていく事になるわけだ。

考えてみれば谷川流の作品は、基本的には同じ書き方だよな…。

つまり、この「イージス5!」のみならず、谷川流は萌えの皮をかぶったハードボイルド小説家だったんだよ!!
 
 
 
考えすぎです。

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