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2004.11.30

「薔薇のマリア」、読了

こ、これは…ウィザードリィ小説じゃあないか。

てなわけで「薔薇のマリア Ⅰ.夢追い女王は永遠に眠れ」を読了しました。

わーお、面白ーい。そして上手ーい。
この作者、本当に新人ですか?他に作家活動している人じゃないの?

そんな事を感じるくらいに手堅い作品ですよ。手堅いというといまいち地味な印象を与えるかもしれませんが、この手堅さは何か突出したもの感じますなあ。堅実でそれでいてその向こう側により深い何かを感じさせるというか。

頭でも書きましたけど、内容はいわゆるウィザードリィタイプの迷宮探索型青春ストーリーです。迷宮という日常とは切り離された空間で起こる事件に対して、否応無しに協力を迫られるグループ。そこに降りかかる試練。きゃっほー、すばらしーい!こーゆーの大好きです。

ま、贔屓目を抜きにしてもこの作品は大変完成度が高いです。「お話」として完成度の高いライトノベルは実に貴重な存在ではあるのですが、同時にキャラクター小説としてもよく出来ております。お手本にしたいぐらい。

この作品のキャラクターの作り方は、実はすごく基本に忠実でシンプルなんですけど、あまりの巧みさに感嘆のため息。昔、田中芳樹が「銀河英雄伝説」を書いていた頃に「魅力的なキャラクターを作るには、定型にプラス1かマイナスⅠをすれば良い」(文章は適当。大体こんな事を言っていたと思う)と語っていた事があったことを思い出しました。
この作品でやっている事は、まったくそれ。目新しい事なんて何一つしていない。

しかし、その基本というのが大事なんですわな。主要な登場人物は6人のパーティなんですが、それぞれの個性のつけ方が絶品です。だれがどういう人間なのか、登場した瞬間から個性が分かるのです。これはちょっとすごいことですよ?

主人公が登場して4頁ほどで、その個性を際立たせ、読者に「ああ、こいつはこういう奴なんだな」と印象付ける作業が抜群にうまい。この作品を読んで、「誰が誰だかわからない」とか「こんな奴いたっけ?」などという事はまずありえないと断言…は出来ないけど(おい)、したい。

ストーリーも、奇をてらわずそれぞれの目的を果たすために試練を乗り越えていくという王道を軸に、それぞれのキャラクターが抱える過去から来る苦悩を背景として展開させており、これまた安定感は抜群としか言いようが無いです。
こ、これでつまらなくなるわけ無いよなあ…。

文章の密度も高くて言う事がないっす。

この作品を読む限り、作者の「小説を書く技術」のレベルの高さは疑いようがありません。しかし、今回は、まだ手を抜いているような気がするんだよなあ…。あくまで基本に忠実、しかしその裏にまだ手札を隠し持っているような気がしてならん。

まあ、この作者が単に「基本に忠実」なだけなのか、あるいはすごい才能の持ち主なのかは、今後の作品を見て判断する事にしましょう。僕の勘では後者だと思いますけどね。

ま、贔屓目かも知れませんけど…。

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本日の購入物

今日もちらほらと。
それにしても、何で本は毎日刊行されんだろうね?本屋に行くたびに(=毎日)新刊を買っているような気がするのだけど…。

1、「陋巷にあり(13)」 酒見賢一 新潮文庫
2、「ナツノクモ(3)」 篠房六郎 小学館
3、「最強伝説黒沢(5)」 福本伸行 小学館

ついに刊行された「陋巷にあり」最終巻。連載を始めて10年ですか…長かったなあ…。孔子の弟子、願回を主人公にした大河ロマンもついに見納めか…。魯を出奔するところまでで終わるとは思わなかったなあ。

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2004.11.29

購入リスト

今日は角川スニーカーとジェッツコミックスの発売日。

1、「放課後退魔録Ⅳ ナツメ」 岡本賢一 角川スニーカー文庫
2、「薔薇のマリアⅠ夢追い女王は永遠に眠れ」 十文字青 角川スニーカー文庫
3、「エアマスター(23)」 柴田ヨクサル 白泉社
4、「ホーリーランド(8)」 森恒二 白泉社
5、「攻殻機動隊S.A.C 2mdGIG 09」 プロダクションIG バンダイビジュアル
6、「プラネテス(8)」 サンライズ バンダイビジュアル

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2004.11.28

「空の中」読了

長い感想を書いている余裕が無いので、しばらく短めの感想が続きそうです。
「前言撤回」と「君子豹変す」を座右の銘にしているわたくしですから(ツッコミ禁止!つーかお願い)、突発的に長々と書き連ねてしまうかもしれませんが…まあ、僕の長文など世間様一般から見れば大した事はないですし(比較の問題ではない)。

それはそれとして、「空の中」を読みました。

結論を言ってしまえば、なかなか面白かったです。
メディアワークスなのにハードカバーというのは戦略的にはどうなんでしょうね。前にも書きましたけど、ライトノベルの認知度向上の一環なんでしょうか?

例えそうであったとしても、この「空の中」は、確かにキャラクター小説に馴染みの無い人でも楽しめる作品かもしれません。少年の成長物語と怪獣映画へのオマージュが織り成す青春小説といった風情。その割には少年の心理の移り変わりがあっさりと描写されているのが気にかかるところですが…。とは言え、それが作品の瑕になっているわけではないので些細な事ではあります。

ちなみに、きっちりとキャラクター小説の要素もあって、例えばとあるヒロインの描写は、いわゆるツンデレ描写が満載で、その筋の人にも好評です。たぶん。あと、実はこの作品、お爺ちゃん萌え小説でもあります。なんて格好よく、チャーミングな爺さんなんだ…。萌え(反論は許さんッ…)!。

…まあ、それはともかくとして。

内容全体を見ると、ちょっとバランスが悪いなーと思わないでもない。特に、航空サスペンス部分と、ライトノベル的要素を貪欲に取り入れてしまっている所為で、両者の間に乖離が生じているような気もします。
個人的な感覚ですが、さっきも書いたヒロイン描写は、他の部分にそーゆー「萌えキャラ立て」の仕掛けがない分(爺さんはたぶん天然)違和感を感じてしまった。たぶん、僕の中ではライトノベルとして読んでいなかったんだろーなー。

とは言え、それを抜きにしても楽しめたのは事実。安心して他人に薦められます。
ハードカバーなので高いのが難点ですけどねー…。

…ひょっとして、電撃文庫に文庫落ちするまで待つべきだったのかな。

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購入リスト

昨日の購入リストに書き忘れたもの

1、「ノクターナルプレイグラウンド」 J・さいろー 司書房
2、「マイナス完全版(1)~(3)」 山崎さやか エンターブレイン
3、「ドラゴンクエスト8」 スクウェア・エニックス

3は買うつもりは無かったんだけどなあ。
12月にはメタルギアソリッド3もあるというのに、やっている暇あるのだろうか…。

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2004.11.27

購入リスト

今日買ったもの

1、「ファウスト Vol.4」 講談社
2、「このライトノベルがすごい!2005」 宝島社
3、「アシャワンの乙女たち」 牧野修 ソノラマ文庫
4、「刹那~そのとき彼女が願ったこと~」 山下卓 ファミ通文庫
5、「カリン(4)」 影崎由那 角川書店
6、「隠の王(1)」 鎌谷悠希 Gファンタジーコミックス

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2004.11.25

購入報告20041124

私生活がかなりテンパっているので、購入リストのみ。
感想が書けない…。いっそのこと、購入リストとコメントを切り離して独立して感想を書いた方が良いかも。
検討中…。

1、「タイピング・ハイ! さみしがりやのイロハ」 長森浩平 角川スニーカー文庫
2、「氷と炎の歌Ⅱ 王狼たちの戦旗 (上)」
3、「氷と炎の歌Ⅱ 王狼たちの戦旗 (下)」 ジョージ・R・R・マーティン 早川書房
4、「ささらさや」 加納朋子 幻冬社文庫
5、「殿が来る! 京都は燃えているか」 福田政雄 スーパーダッシュ文庫
6、「黄昏の刻 しろがねの転校生」 吉村夜 富士見ファンタジア文庫
7、「空の鐘の響く惑星で(2)」 渡瀬草一郎 電撃文庫
8、「夏の魔術」 田中芳樹 講談社文庫
9、「真夏の夜のゆきおんな(2)」 大山玲 講談社
10、「無限の住人 (17)」 沙村広明 講談社
11、「げんしけん(5)」 木尾士目 講談社
12、「ヨコハマ買い出し紀行(12)」 芦奈野ひとし 講談社
13、「足洗邸の住民たち(4)」 
14、「いろは双紙」      みなぎ得一 ワニブックス
15、「鋼の錬金術師(9)」 荒川弘 ガンガンコミックス
16、「かりん(1)~(3)」 影崎由那 角川書店
17、「NHKにようこそ!(2)」 原作:滝本竜彦 絵:大岩ケンヂ 角川書店
18、「オーバーマン・キングゲイナー(3)」 中村嘉宏 MFコミックス


「氷と炎の歌Ⅱ 王狼たちの戦旗 (上)」を読んでいるのだが、ものすごい大長編で、電車の中だけで読んでいるといつまでたっても読み終わらない…。まあ、「金閣寺」と平行して読んでいるせいもあるのだが…どっちかに集中すべきか?

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2004.11.21

「ライトノベル好きに「初めての○○」10の質問」に答えてみた

1、初めて読んだ角川スニーカー文庫作品は何ですか?
えーと…たぶん水野良の「ロードス島戦記」だったような気がする。もしかしたら、飛火野耀「イース1 失われた王国」の方が先かもしれないが…あ、これはスニーカー文庫じゃないのか。

2、初めて読んだ電撃文庫作品は何ですか?
たぶん「クリスタニア 漂流伝説(1)」だったような…ってまた水野良かッ!いや別に良いんだけど。
ふと、電撃文庫は創刊時から読んでいる事に、今気が付きました。

3、初めて読んだ富士見ファンタジア文庫作品は何ですか?
これは間違いなく、神坂一「スレイヤーズ!」
この作品のおかげでライトノベル(呼ばれるもの)にはまってしまった。その意味でも記念すべき作品。
ライトノベル史的には、重要な作品であったと言えるだろう…たぶん。

4、初めて読んだ富士見ミステリー文庫作品は何ですか?
あざの浩平「Dクラッカーズ 接触 -touch-」かな。むかーし、ドラマガで掲載されていたバージョンが好きだったんだが…。なんせ、主人公が麻薬漬けの悪魔使いの眼鏡っ子(男)だぜ?(いや最後のは関係ない)
ま、ミステリー文庫版も同じといえば同じだけど、ノリが明るくなっちゃっているからなあ…。まあ、嫌いじゃないけど。じゃあ言うなって?

5、初めて読んだファミ通文庫(ログアウト文庫)作品は何ですか?
ログアウト文庫まで遡るとこれしかない。古川日出男「砂の王―ウィザードリィ外伝II (1)」。ものっすっごい良い所で終わっている上に、続きが出なかったために(打ち切られたんじゃなかったかな…)、強烈な欲求不満を与えてくれた作品。渇望のあまり、本屋にあった本(富士見、電撃、スニーカー)をむさぼり読んでしまったほどである。金が無いので立ち読みで(馬鹿)。
ラノベに入ったキッカケは「スレイヤーズ!」だけど、今のようにジャンキーになってしまったのは、間違いなくこの作品の所為と思われる。
この渇望は、十数年後「アラビアの夜の種族」(古川日出男)を読むまで続く事になったのである…って遅いよ!!

6、初めて読んだ集英社スーパーダッシュ文庫(集英社スーパーファンタジー文庫)作品は何ですか?
スーパーファンタジーだと、丘野ゆうじ「星魔バスター」だったような。みょーにエロい描写が多くて子供には刺激が津強かったもんです。
…すいません、ガキの頃の自分はむっつりでした。

7、初めて読んだMF文庫J作品は何ですか?
なんだろう…?ああ、清水マリコ「嘘つきは妹にしておく」(素晴らしいタイトル…)だ。
現代ファンタジー(都市伝説系)のライトノベル版?けっこう特異なスタイルだよなー。

8、初めて読んだコバルト文庫作品は何ですか?
須賀しのぶ「流血女神伝 帝国の娘 (前)」。「キルゾーン」も読みたいのだが…見つからない…。
コバルトを読み始めたのは最近ですね。

9、初めて読んだティーンズハートorホワイトハート文庫作品は何ですか?
小野不由美「月の影 影の海」。十二国記シリーズですな。
高校の時、図書館で読んでひっくりかえるぐらい面白かった記憶がある。

10、初めて読んだライトノベル作品(ヤングアダルト/少女小説)のレーベルは何ですか?
やっぱり、角川スニーカー文庫かなあ…。

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2004.11.19

ねみーよー

明日で、4週連続休日出勤達成だ~…すでに5週連続が決定しているのは、あまり考えたくは無い事柄の一つです。
まあ、仕事自体はそんなに大変では無いんですがね。休む暇なしでバタバタ動き回っていると、さすがに集中力の衰えを感じます。もう年か(いつも言っているような…)。

ぬお~岩窟王を見ている暇が無い~。

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2004.11.18

購入報告20041118

1、「結界師(5)」 田辺イエロウ 小学館
2、「道士朗でござる(2)」 西森博之 小学館
3、「魔法先生ネギま!(8)」 赤松健 講談社
4、「バルト海の復讐」 田中芳樹 光文社

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2004.11.16

ユージェニーが良い感じ

岩窟王」が大変面白い。
GONZOなのに面白いなんて…おかしいなあ。

原作をあまりいじくっていないのが成功要素ですね。ペッポぐらいか、オリジナル要素は。ただ、視点がモンテ・クリスト伯ではなく、アルベールになっているため、原作を知らないと、少々分かりにくい所はあるかもしれません。

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「僕らA..I..」、読了

僕らA.I」、読了しました。

…これでいいのか。

<あらすじ>
エンジは家族のためならば、他のすべてを捨ててしまっても良いと思っている。血のつながりに勝る物などこの世に何一つさえないと考えている。
ある日、高校の終了式の最中、意識を失ってしまったエンジは、離れた海岸で意識を取り戻した。その間の出来事は何一つ覚えていない。訝しく思いながら家に帰ると、妹の様子がおかしい。突然見知らぬ人間のようになった妹が叫んだ。「父様!」と。

えーと…「新人作家、川上亮」の新作です。秋口ぎくるは無かった事になってんのか…作品紹介でも「ラブ☆アタック」しか入っていないもんなあ…。

とはいえ、作風は相変わらずです。
読んでみれば分かりますが、こーゆー結論を堂々と語るのは並大抵の神経じゃ出来ませんよ?

今回は家族がテーマとだそうです。しかし、秋…じゃなくて川上亮が家族愛を書いてしまうのですから(良くも悪くも)生半可な内容にはならないのは当たり前。もの凄い自己中心的かつ独りよがりな家族愛が繰り広げられております。家族のためならばすべてが肯定されるって…それはどーかなー…。あと、高校生にして自分の望みは「家族の幸せ」と答えるというのはまあ良いとして、何よりも強い絆は血のつながりだというのは一体…。夫婦は家族じゃないんですか。養子は?育ての親は家族じゃない?

そのあたりはさておくとして、相変わらず登場人物たちの行動原理はぶっ壊れておりますなあ。さらに、ぶっ壊れている事に本人達はまったく気がついていない(もしくは気にしていない)のもいつも通り。
とりあえずみんな、少しは他人の話を聞こうよ。突発的かつ衝動的に行動するのではなくて、その前にコミュニケーションしようぜ。平和的解決を模索しようよ。一応、主人公はハッピーエンドを目指しているみたいだけど、見事なまでに口だけで、何一つ行動に移しておりません。

結局、お互いが自分勝手に家族愛を強行した結果、見事に崩壊しております。しかし、気になるのはなんとなくハッピーエンドぽいところが謎。これ、完全無欠のバッドエンドだろうが…。

この結末を受け入れるのは、人情として無理だと思うぞ。

というわけでつっこみ所が満載の、相変わらずの「秋口ぎくる」節でありました。思いっきり文句をつけていますが、実際には大変楽しめました。文句をつけるのが楽しいというのは、多分間違った楽しみ方だとは思います。

これはネタ的な面白さなので、正直なところ、オススメは出来ません…。

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購入報告20041116

1、「ヴァンパイヤー戦争(5)」 笠井潔 講談社
2、「窓辺には夜の歌」 田中芳樹 講談社
3、「バイオメガ(1)」 弐瓶勉 講談社

今日は講談社ばっかりだな…。
1、は例によっていつものですので、あんまり言う事はありません。
何度見ても表紙と内容のギャップには慣れないなー。
2、田中芳樹はこの頃が~(略)。なんとも懐かしくなって購入。
冒険ファンタジーの佳作です。血沸き肉踊る、というタイプではなく、からりとさわやか、軽やかと言っても良い作風は、とても素晴らしいですね。
ん?もしかして、これの前作「夏の魔術」を買ってないのか…。忘れてた。
3、「BLAME!!」で人知を超える、超超巨大建築物をさまよう主人公を描いた作者による、SFアクション漫画。この漫画家の作風が好きなんですよ。今回はあんまり巨大建築はでてこないのだけど、「東亜重工」などこれまでの作品のキーワードは出てきています。今までの作品よりも、かなり過去の話の様子。続きはでるのかなあ。
ところで、クマが…。「ALICE」かと思った…。

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2004.11.14

購入報告20041114

1、「robot Super color comic (1)」 村田蓮爾 他 ワニマガジン社
2、「君の歌は僕の歌 Girl’s guard」 桜庭一樹 ファミ通文庫
3、「うしおととら(3)」 藤田和日朗 講談社漫画文庫

1、買ってしまった…。執筆者は、村田蓮璽をはじめとして「浅田弘幸 安倍吉俊 伊藤真美 OKAMA 衣谷遊 小林誠 SABE 三部けい 田島昭宇 長澤真 鳴子ハナハル 猫井ミィ HACCAN 白亜右月 前嶋重機 三浦靖冬 ミギー ヤスダスズヒト YUG」というそうそうたる面子であります。まあ、これで1,800円なら安い…という事にしておこう…。
2、「桜庭一樹は見かけたら買っておこうの会」(会員一名、設立年月日10秒前、ノベライズはその限りではない)会長としては買わねばならない一冊。しかし、僕が信頼する書評サイトではあまり高評価ではなかったのが気になるが、まあ、桜庭一樹だし(理屈になっていない)。
3、買った。以上。他に何を言えばいいのやら…。とにかく伝奇アクション漫画として、同時に少年漫画として最高の一作。まだ読んだ事がない人で、「月姫」などから伝奇物に興味が、という人は是非読んでみる事をオススメします。
主人公のうしおは、決してくじけぬ心と弱い者に対する繊細さを持ったヒーローだと思います。基本的には子供の論理で動いているのだけど、一生懸命なのが良い感じ。正義の押し売りもしないしね。

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2004.11.13

購入報告

昨日と今日で買ったもの

1、「医龍(1)~(7)」 乃木坂太郎 小学館
2、「殿が来る!」 福田政雄 スーパーファンタジー文庫
3、「空ノ鐘の響く惑星で(1)」 渡瀬草一郎 電撃文庫

1、やべー傑作。面白い面白いと言う話は聞いていたが、ここまで面白い漫画だったとは。「ブラックジャックによろしく」系ともいえる最近の医療漫画の一つと言えない事もないですが、漫画としてのあまりの面白さに驚倒しました。読んでから気が付いたのですが、絵も僕好み。熱い男性陣の漢くさいエロティシズムもさることながら、女性陣が美しい。加藤助教授も里原ミキも格好良い女だなァ。
2、なんとなく。表紙買いというわけではないのですが…。面白そうな感じはしていたのですが、いわゆる「織田信長のタイムスリップ」物らしいので敬遠していたのです。昔から歴史上の人物を現代に、というお話は好きじゃないんですよね…。この作品はどうだろう。
3、さて、良い評判を良く聞く渡瀬草一郎の作品。よーやく手をつけてみようかな。面白いといいなあ。

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2004.11.12

「電撃!!イージス5」、読了

電撃!!イージス5」読了しました。
しかし、酷いタイトルだよな…。

面白いか面白くないかで言えば普通(日本語がおかしいが)。
とは言え、谷川流の不思議なセンスは健在と言えると思います。

まず一点は、主人公が徹底して無個性である所です。いわゆるギャルゲー的と言えない事もないですが、この作品ではそれが度が過ぎているような。何しろ、無個性どころか感情をあらわにする描写すらない。ひたすら淡々とした描写が続いていているのです。

一人称なのにここまで主人公の描写がされないと言うのは、ある意味すごい事だと思いますよ。何しろ、内面がほとんど描写されないですし、場面毎に主人公が何を思ったのかすら全然分からない。
これはまず間違いなく意図的なものでしょう。描写は主人公の行為のみに終始し、その行為の裏で何を感じたのかをあえて省いているように感じられますね。

このような書き方にどのような意味があるのか…ということを考えていると何か既視感を感じました。なーんかこの描き方は見覚えがあるなあ……、っと思い出した。そうだ。これ、レイモンド・チャンドラーじゃん。
主人公の内面を合えて読者に明かさず、行為のみの描写。しかし、読者はその行為を読むにつれて、少しずつ主人公がなぜそのような行動をとったのか「想像」していく。そうやって読者は主人公への感情移入を深めていく事になるわけだ。

考えてみれば谷川流の作品は、基本的には同じ書き方だよな…。

つまり、この「イージス5!」のみならず、谷川流は萌えの皮をかぶったハードボイルド小説家だったんだよ!!
 
 
 
考えすぎです。

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2004.11.10

ゼノサーガのアニメ化っすか

どうやらゼノサーガがアニメ化らしいですな…(MOONPHASE様の雑記より
原作がああなので、アニメ化にする意義を問いたいところだが、ある意味納得ではあります。

どー考えても、ゼノサーガはアニメにした方が分かりやすいと思う…。


・TVA「Xenosaga THE ANIMATION」2005年1月よりテレビ朝日毎週水曜深夜帯にて放送開始。
> 原作:ナムコ
> シリーズ構成:竹田裕一郎
> キャラクターデザイン:結城信輝
> 総作画監督:佐藤雅将
> 美術デザイン:須和田真
> 監修:長岡健史
> チーフディレクター:古賀豪
> アニメーション制作:東映アニメーション

地雷だろーか…。

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2004.11.09

つぶやき

最近、「ローゼンメイデン」がとても面白いような気がします。
…ひょっとして騙されている?

しかし、徹底的に家の中だけで話が進むな…。

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最近の購入報告

更新していない間に買った本です。

1、「電撃!!イージス(5)」 谷川流 電撃文庫
2、「バッカーノ! 1993 (下) THE SLASH チノアメハ、ハレ」成田良悟 電撃文庫
3、「三月、七日」 森橋 ビンゴ ファミ通文庫
4、「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lolypop & A Bullet」 桜庭一樹 富士見ミステリー文庫
5、「僕らA.I.」 川上亮 富士見ミステリー文庫
6、「流血女神伝 暗き神の鎖(後)」 須賀しのぶ コバルト文庫 
7、「みなみけ(1)」 桜庭コハル 講談社
8、「遠征王と秘密の花園」 高殿円 角川ビーンズ文庫
9、「針」 朝暮三文 ハヤカワJノベルズ
10、「金色夜叉」 尾崎紅葉 新潮文庫
11、「山椒魚」 井伏 鱒二  新潮文庫

数が多いので簡単に。

1、ハードSFの土壌にポップでコミカルなストーリーでデコレイトした作風を持つ谷川流の新刊です。電撃萌王連載と言う事もあり、今回は萌え方向へ突っ走ってしまった作品。普通のギャルゲー小説とも言う。見事なまでに一見さんお断りの雰囲気をもっていらっしゃる。そーゆーのが好きな人なら良いのでは。谷川流分は不足気味だが、ある意味谷川流らしい。
2、相変わらずのワンパターン。まあ、そこが良い所なのかもしれないけど。そろそろ、読者を裏切っても良いと思うのだがなあ。同じところに安住していちゃやっぱりいかんと思うのですよ。例えば、恋愛小説に取り組むとかしてくれないかな。…あんまり変わらないかも。
続き物でキャラクタも多いので、読むのでしたら最初からが良いでしょう。少なくとも読んで損はしない作品。一時間を楽しく過ごしたいのならこれに勝る作品は少ないかも。
3、これだけは新刊ではありません。衝動買いでございます。…なんかめったに行かない本屋に行くと本を買いたくなっちゃうよねっ(僕だけか)。
4、桜庭一樹の本は買わねばならぬと僕の本能が言っている。…過去作品も買おうかなと思いもするが、しかし、昔のはそんなに面白そうな気がしないのだな…。
桜庭一樹は不思議な作家で、萌え系ライトノベルと繊細な少女小説の二つを書き分けているのですね。萌え系は普通に面白い作品です。少女小説系は…作品のもつあまりの強力さに打ちのめされます。読むたびにダメージが大きくて、精神を立て直すのが大変だ…。ああ、念のため言っておきますが、どっちも大好きですよー。
この作品は少女小説系ですね。オススメはしかねます。
5、秋口ぎくる…ではなく川上亮の新刊です。おい、秋口ぎくるはどうしたんだ。「ショットガン刑事」の続きはどうなったんだ。
かなり言いたい事はありますが、富士見ミステリーへのご帰還おめでとー・・・としておくか。
この作者は面白いんだが人には勧めにくいぜ…。
6、ザカール編の完結。なんちゅーか、カリエの人生はなんとも波乱万丈というか前途多難だなあ。一応一区切りのはずなのに、新たな火種がわんさかでありますよ。よくグレないな、この娘さんは…。
今回は、今まで最大級の上昇と転落。なんせ○○から○○○だもなあ(わかんねーよ)。
とてつもなく面白いので、大変オススメです。重い展開もありますが、それを上回るカタルシスのあるエンターテインメントぶりが素晴らしい。
7、ぬるい。そしてエロい。だがそれが良いのですね。
ひたすらだらーっとするためだけの漫画です。
けっこー面白いかもしれない…。読者を駄目にする漫画。
8、おきらく極楽コメディ。相変わらずだなあ。この作品、嫌いじゃないのだけど、無理矢理に架空歴史物の体裁を取っているのが玉に瑕。それをやるのなら悠久の時間の流れを感じさせてくれいないとなあ。もっと田中芳樹を読もう!!
お話自体はけっこー好きです。
9、一応メフィスト賞作家のはずだが、講談社とは完全に切れてんのね。まあ、メフィストでデビューしたのはなんかの間違いだって言うのは定説ですけど(酷いな…)。この人の作風は、一風変わったファンタジーと言うほかないような。よくこんな発想できるなーと言うセンスが好き。ある意味コテコテなんだけどねー。
10、「百年の誤読」を読んでいたら無性に読みたくなってしまった本。あまりに有名すぎるので、なかなか読む機会がなかったです。楽しみだー。
11、「百年の誤読」を読んで~第二弾。いや、もってはいたはずなんですが…例によって本の山の中に。何で読みたくなったときに見つからねーんだよー…と言いつつ買ってしまうのが本の山が増える理由なのです(悪循環)。

簡単にならなかった…。

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ご無沙汰です

ずいぶん間が空いてしまいました。

あいた理由は飽きたから…ではなく、ちょっと日常生活にかまけておりましたのです。
一つの事を考え出すと他のところに意識が向かないんですよね。シングルタスクなのです(前も書いたような…)。

しばらく短めの更新になるかもしれません。

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2004.11.04

休みなし…。

休日は、仕事で一日中外にいました。
そんなときに限ってもの凄い良い天気。ふざけんな、コラ。僕だって遊びに行きたかったわい。

結果、日に焼けて頭痛はするわ、全身筋肉痛になるわ(運動不足です)でもう大変。
しかし、外せない打ち合わせがあったので今日も仕事なのでした。代休を取れるのはいつになる事やら。

こんな時は本を買ってストレス解消だぜ~(いつもと変わりません)。

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本日の購入物

1、「黒鷺死体宅配便(4)」 山崎峰水 角川書店
2、「武装錬金(5)」 和月伸宏 集英社
3、「DEATH NOTE(4)」 原作:大場つぐみ 絵:小畑健 集英社
4、「銀魂(4)」 空知英秋 集英社
5、「スティール・ボール・ラン(3)」
6、「スティール・ボール・ラン(4)」 荒木飛呂彦 集英社
7、「蒼のサンクトゥス(1)」 やまむらはじめ 集英社
8、「バイトでウィザード とどけよこの憎しみ、と少年は涙した」 椎野美由貴 角川スニーカー文庫
9、「憐 Ren 刻のナイフと空色のミライ」 水口敬文 角川スニーカー文庫

今日はジャンプコミックス5連発~。実はジャンプ大好きっ子である所の吉兆さんとしては見て見ぬ振りは出来ますまい。それ以外にも色々買っているけど気にしなーい。
1、まあ、大塚英志ですから(これだけ)。ミーハーとか言われてもしょーがねーなー…。まあ、冷静かつ客観的に作品を評価するなら…ま、つまらなくは無い。それだけ。
大塚英志は「多重人格探偵サイコ」を始めた当初が一番面白かったよな…。
2、うーん…最近の展開はいまいち。つまらなくは無いのだが。和月氏、伏線が皆無のまま話を展開させるのは止めていただきたい。あと、キャラクターを無造作に扱うのはやめて欲しいなあ…。ネタがなくなると褒めにくい作品かもしれませぬ。
3、ジャンプで読んでいる時は、展開の唐突さにボーゼンしましたが、単行本になってから読んでみると凄く面白い。話が二転三転どころか四転五転とひっくり返り、先がまったくわかりませぬ。読みながら思わず前のめりに。綱渡りのような展開に、読んでいるこっちの心臓が悪くなりそう。心臓の弱い人は読んではいけません!!オススメ。
4、すげー面白い。脱力系ギャグと人情話がきっちりと噛み合っている。個人的にはこの作品はハードボイルドだと思うんだがどうよ?あと、空知氏はかわいい女の子を描くのが意外と上手いよなーとか思いました。超オススメ。
5・6、アラーキーある所、購入せねばなりませぬ。これぞアラキズムの心意気(色々間違っているが気にしない)。ついにスタンドの登場か?荒木先生、スタンドは出さないって言ったじゃないですか!もう忘れたのかあんたわ(失礼)。面白いので問題無し。オススメはしないが我輩のバイブル。
7、言いたくは無いが地味だ。けど、これは面白いと思うなあ。1巻目ではまだまだ全然進んでいないけど、きっちりとSFドラマになっているのは好印象。じっくりと展開させていって欲しいものです。SF好きならどうぞ。
8、シリーズ通して変な話…。しかし、なぜか結構気に入っていたりする。お話的には普通なのだが…。細かい倫理観とか展開がナチュラルに壊れているのが良いのかな…。壊れ方が、僕と波長が合うのかも知れぬ。オススメはしません。
9、これは内容がさっぱりわからん。セカイ系?そうかもしれない。よく知らないけど。たまには新人の本も読んでみようかな、と。しかし、はずれっぽい…。

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2004.11.02

蒼穹の昴が面白い

最近、電車の中で浅田次郎の「蒼穹の昴」を読んでいます。
清朝末期を舞台にした群像劇なのですが、これがめっぽう面白い。

やっぱり、浅田次郎は小説が上手いなあ…。

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今日買ったもの

今日は買い洩らしがあったので購入。…毎回言っているような気がするな。
毎回買い洩らしているとしたら普段の買い物とは一体なんだ…?

などと言う事はどうでも良い事ではあります。

1、「みんな元気」 舞城王太郎 新潮社
2、「空の中」 有川浩 メディアワークス
3、「百年の誤読」 岡野宏文 豊崎由美 ぴあ

1、と言うわけで、例によってマイジョウの新刊。「新潮」に掲載されていた作品を中心とした短編集。どちらかと言うと文学系の作品かな…。
2、電撃大賞大賞受賞後の第一作。なぜかメディアワークスなのにハードカバー。電撃文庫が、一般小説に殴りこみだ!というのは大袈裟ですが。
何気に恩田陸が帯を書いていたり、ライトノベルを本気で新しい読者にアピールするつもりは満載の様子です。こういう試みはもっとやっても良いと思います。
3、こーゆー本好きなんだよなあ。好きな本をあーだこーだと論評し合い、あるいは貶したりするのが楽しいのですよね。その本に関する愛情が伝わってくるような書き方、語り方だというのが絶対条件ですけど。本を読むのが楽しくなっちゃいます。最近読んだ中で、この手の本では「文学賞めったぎり!」(著者の片方は同じです)が凄く面白かったですね。

明日も仕事だー!朝5時半起きだー!

鬱…。

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2004.11.01

購入リスト

とりあえず、今日買った本のリスト。
コメントを書いている暇が無い~…。その内、何とかしよう(いつだよ)。

1、「魔の都の二剣士 ファファード&グレイマウザー(1)」 フリッツ・ライバー 創元SF文庫
2、「万物理論」 グレッグ・イーガン 創元SF文庫
3、「ザ・スニーカー 10月号」

まさか「1」が復刊するとはなあ…。すごく読みたい本だったので単純に嬉しいですね。イーガンはタイトルからしてハードSFガチンコ勝負。たまりませんねえ。ザスニは買うのを忘れていました。そろそろ、冲方丁の短編集とか出ないかなあ…過去のザスニ連載作品を集めたものとかで。

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ザ・スニーカー買いました

勿論、冲方丁目当てで。

と言うわけで、たぶん7年ぶりくらいでザスニーカーを買いました。
…しばらく買わないうちに、ずいぶん分厚くなっていますね。

何はともあれ、まずは冲方丁の「オレインシュピーゲル」を読んでみました。
いやー冲方さん、かなり本気ですね。一見、萌えエロ展開と思わせておいて、どうしようもなくグロイ話でした。
文体を少し変えてきたように思われます。リズムとノリを大事にした最初から最後までノンストップな文体で、なかなか悪くないと思う。一昔前の秋口ぎくるを思い起こさせるような文体ですが、密度はこっちの方が上かなあ(そういえば、秋口ぎくるがグループSNKに入社したらしいと言うのは本当だろうか?「ショットガン刑事」の続きは出ないのかなあ。閑話休題)。
冲方氏が、以前、スニーカーで書いていた短編だと、いつも問題提起だけで終わってしまって何にも解決しないケースが多かったのですけど、今回もそんな感じかも。だれも救われないくそったれな世界で、常に傷つけられる存在として生まれてきた少女達が、それでもなお、生き続けようとする物語。あー、「マルドゥック・スクランブル」のテーマをきちんと書き続けているのですね。今回は、「オレインシュピーゲル」(悪ふざけ)という言葉を取っ掛かりにして、絶望に対して精一杯の明るさで立ち向かおうとするひたむきさと儚さがあるようにも思います。

ま、僕の思い込みかもしれませんが(誤読は読者の権利です…とか言っておこう)。

ところで、大塚英志ってまだザ・スニーカーに連載持っているのかよ…。なんか弱みを握られているのか?スニーカー編集部。

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