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2004.09.29

宿題は夏休みぎりぎりでやるタイプです

タイトルに意味はあんまり無い。

「神樹の館」、ふたつ目のシナリオをクリア。一プレイはあんまり長くないのは、社会人には助かります。
途中でやめるのはストレスがたまるよう…。

しかし、最初の選択肢から分岐するとは…主人公の動機まで異なっていると言うのは、なかなか斬新かもしれませんな。

さて、久しぶりに本の感想などをやってみたいと思います。
数が多いので、簡単に(手抜きとも言う)。

ブラックランド・ファンタジア」定金伸治 集英社 (小説)
ヒロイン設定がかなり酷い設定なのですが、その割には病的な印象は受けない。と言うか、それこそが問題なような気もする…。何故にこんなほのぼのとした話になるのだ。もっと、ほら、日常生活面で大変なことがあるだろうが。トイレとか。細かいディティールをないがしろにするのは感心せんなー(とりあえず黙っとけ)。

それはともかく、主人公よりも圧倒的に頭脳は凌駕していながら、日常生活のあらゆる面で主人公に依存せざるを得ないヒロインの設定は…なんかちょっと嫌な感じがする。個人的な趣味の問題かもしれないけど。例えば、幼女というモチーフにも似た、いわゆる男性側の所有欲、支配欲を肯定していると言うか…。意識的なものか、無意識かは分かりませんけどね。

内容自体は結構面白いと思う。相変わらず、描写が淡々としすぎているのが問題だが。
きちんと話は作っていると思うが、プラスαが欲しかった。惜しい。


屍の王」 牧野修 角川ホラー文庫 (小説)
相変わらずの牧野節であります。ドロドロぐちゃぐちゃ。うーん、この変態め(褒め言葉)。
問題点があるとすれば、ホラーとしては全然怖くないと言う事か。なんと言うか、描写はもの凄く気持ち悪いんだけど、怖がらせ方がお化け屋敷的というか、大味なんですよね…。そーら、すごいだろう?こんなのまで出て来るんだぞう、みたいな。芝居がかった、大袈裟な怖がらせ方で、怖いと言うよりスペクタクル。ハリウッド映画のホラーみたいなものかなあ。
これはこれで悪くないのかもしれないが…。

気持ち悪くて嫌な描写は芸術的といって良いと思います。牧野修って、まさにディティールの作家だよな…細部へのこだわりは本当に凄い。逆に物語自体には興味があんまり無いようなのが残念ではあります。最後の落とし方なんて、もの凄い投げやりなオチで、あまりの手抜きぶりに開いた口がふさがりません。
…たぶん、結末を考えるのが面倒になったんだろうな…。

結構昔に書かれた話らしく、IT関連の話題がすごく古く感じてしまったのはちょっと残念。
時代の流れに抵抗する事って大変な事ですね。


アクアリウムの夜」(稲生平太郎、角川スニーカー、小説)
とても美しいジュブナイルホラー。冷たく冴え冴えとして、そのくせ混沌とした印象の話。僕はこれ好きだなあ。
これもお話の小道具は古いといえば古いのだけど(こっくりさんとかUFOとか)、ジュブナイルホラーとしての価値はほとんど減じてはいない。なぜかと言えば、主人公たちが感じる不安感、焦燥感が物語の軸になっているためではないかと思う。こういった原始的な感情と言うのは時代の流れに左右されないのかもしれません。

まあ、この話が、現在の高校生ぐらいの年代の共感を勝ち得るのかどうかは分からないですけど…。これは、「かつて高校生だった人たち」向けの話のような気がするなあ。失われてしまったかつてのあの気持ち、それを思い起こさせるようなお話でした。ラストの絶望感も、ジュブナイルとしては正しいと思う。

こーゆー事を書いていると、自分も歳を取ったもんだと思います。

ネフィリム 超吸血幻想譚」(小林泰三、角川書店、小説)
むう…。普通、だよなあ。小林泰三がライトノベルを書いてみた、と言う印象だろうか。
小林泰三の十八番(ドロドロスプラッタ、ハードSF要素、リリカリズム)を薄くしてみましたが、本来注入するべきライトノベル特有の青臭さを忘れてしまったので、単に密度が薄くなっただけでした、みたいな。
ギミックは色々面白いんだけどなー。例えば自分の肉体を損壊しながら敵を殲滅する「内骨格」は無残にして格好いい武器だ。兵器としても良心的(…)だし。他にも復讐のため、知恵と勇気と科学武装で吸血鬼どもを殲滅するおっさんとかかっこいいよなー。
これで、思春期の若者が好むようなもの(恋愛、ナイーブ、不安感、焦燥感、哲学とか)がたっぷり含まれていれば面白いライトノベルになったんだろうけどなー…。もったいない。

話は変わりますが、ライトノベルを書くにはある程度の資質が無いと駄目なのかも知れないなあ、と思いました。要するに思春期特有のべっちょリしたものを持ち続けている人というか。まあ、べっちょり感に特化すると文学になってしまうのが難しい所ではあります。

ROOM NO.1301〈3〉同居人はロマンティック?」 新井輝 富士見ミステリー文庫 (小説)
うわー…すげーなー…。
なんと言っても、とにかく描写がエロい。エロ過ぎる。別に直接的な描写があるわけではない。無いのですが、そこに至るまでの過程があまりにも生々し過ぎる。設定自体はかなりぶっ飛とんでいてリアリティの欠片も無く、展開もまたありえないとしか言いようが無い異常な状況なのだが、そこにいたる過程には、何故かリアリティがある。謎だ。

内容は、はてしなーく生ぬるい連帯関係を描いているいわゆるエロゲー的世界であります。主人公は、色々な女の子に出会って、どんどん関係を持ってしまうのだけど、なぜかそれがゆるされてしまう人間関係…。こういうのはハーレムものというのだろうか…。
本来、あまり僕が読むタイプの本では無いのですが、この物語には、前述の通り奇妙な説得力があるため、何故か読むのがやめられないという…。

恐ろしく奇妙な物語だよなー。

僕にはこの小説が理解できないので批評は出来ません。でも完結まで全部読むと思う。


推定少女」 桜庭一樹 ファミ通文庫 (小説)
これは良いものですよ。見事なまでのジュブナイルであります。
桜庭一樹は、普通のキャラクター小説を書くのも上手いのですが、同時に、欠落を抱え傷つきやすい少女の心の機微を描くのがとても上手い作家だと思う。まあ、正直な所、僕はきちんと読み取れているのか自信が無いけど(女性の心理は分からないし…)。

主人公の少女と、それに対する大人達の間に横たわる徹底的な断絶の描写はかなり痛々しい。理解されない少女の、理解しようとせずレッテルを貼りたがる大人という図式は、僕のような年代に入るとかなり痛烈にわが身に迫ってくる。このあたり、思春期の閉塞と孤独感を表しているように感じました。

まあ、今の僕は良くも悪くも大人の立場からしか読めないので、ここに出てくる大人達も、色々あるんだろうなーと思ってしまう。そう思わせられるところが、この作品の懐の深さですね。紛れも無くジュブナイルの系譜でありながら、単に大人を悪者にするような、子供に媚びた作品にしていないと言うか。

大人は大人の理屈でしか物事は語れない。しかし、それならならば、理解出来ない事に勝手なレッテルを張ることも辞めるべきなんじゃないかなあ、とか。
そんな事を思いました。


ま、とりあえずこんなところで。

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2004.09.27

ゲームの話

悪趣味だ、と言われるのを承知の上で。

神樹の館」を購入しました。なお、リンク先は18禁なのでご注意を。
いわゆる、18禁ゲームと言うやつで、私のようなオタク以外にはほとんど関わりの無いジャンルのものですね。
こういうゲームをやっていると、まあ色々言われるわけですが、時折、もの凄い作品が出てきたりするのでなかなか見逃せないジャンルなのです。まあ、大半はどうしようもない作品が9割を占めているわけですが…。

そのジャンルの中、この「神樹の館」は、おそらく「凄いゲーム」の枠に入るのではないかな。
実は、僕が敬愛するシナリオライターである「田中ロミオ」がシナリオを書いているので購入したのですが、期待通りの面白さです。

まだシナリオの一つしか解いていないのでなんとも言えないのですが、文章がまず美しい。音読して読むと良くわかるのですが、文章にリズムがあり単語の使い方一つとっても美しい。描写もきめ細かく、書かれている文章を追うだけで芳醇で静寂に満ちた夜の気配が漂うかのようです……書いてて恥ずかしいな、自分。

まあ、この辺は言い過ぎかもしれませんが、このライター、幻想的な雰囲気を描写するのがとても上手いです。
現実の中にある、一瞬の眩暈にも似た非現実感。リアルがあるからこそのアンリアル。そう言うのが一番のファンタジーなんじゃないかなーと思ったりもしました。

あと、この作品、かなり民俗学的な要素が強いですね。そう言うものが好きな人は間違いなく楽しめるんじゃないでしょうか。

僕は、もう文章を読むだけで恍惚としちゃって大変です。いちいち一言一句読んでいるのでなかなか話が進みません(阿呆)。

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2004.09.25

バイオリズム低下中

ここ数日、体調や精神状態が悪化しており、本が読めない日が続いています。本を読んでも文字が上滑りして頭に入ってこない感じで、こう言う時は、無理してもろくな事が無いので適当に休む事にします。漫画でも読んで脳を休める事にしましょう。

…結局読むのか、と言う突っ込みもありましょうが、漫画は別腹なのですよ。多分。

購入報告です。こんな状態なので、漫画ばかり。
1、「うしおととら 1巻」 藤田和日郎 講談社漫画文庫 (漫画)
2、「いばらの王 4巻」 岩原裕二 エンターブレイン (漫画)
3、「フィラメント」 漆原友紀 講談社 (漫画)
4、「ユリイカ 9月臨時増刊号」 青土社 (雑誌)

1、は、言わずと知れた富士鷹ジュピロ……じゃなかった藤田和日郎のデビュー作にして代表作の文庫化。ようやく文庫化されたのか…長かったなあ。単行本でも集めていましたが、昔、知り合いにあげてしまったので。また集めなおそうかなーと思っていたところだったので渡りに船でした。完結まで19ヶ月かかるようなので、のんびり集めていこうかな。内容を久しぶりに見て見ると、さすがに絵が古…いや、あんまり変わらないか。この頃から人物絵は上手くなかったんだな…。しかし、画力があーだこーだと指摘するのが恥ずかしくなるほどの、少年漫画としての完璧なお話作りの冴えは現れていますね。すさまじい書き込みによるアクションシーンの美しさ。主人公、うしおのひたむきなまでのまっすぐさ。愛情をもって描かれる妖怪たち(小学生が読んだらトラウマになりそうなほど怖い)。中学生の頃、夢中になって読んでいた時の事を思い出します。ま、思い出の作品なので、かなり贔屓目が入っている事は認めます。客観的な評価は出来ませんね。この漫画は、吉兆限定傑作認定を差し上げたいと思います(世界一権威が無い認定)。2、ハリウッドB級サスペンスアクション漫画。4巻も出ているのに、内容のスピード感と言ったらすごい事になっています。次々と新たな事実が明らかにされながら、それぞれの登場人物たちの行動もますますヒートアップ。ついにキャサリンのメデューサ病が…というところ。ついにクライマックスだろうか?続きが最高に気になる終わり方です。あ、僕は通常版を買いました。限定版を変われた方は、フィギュアの感想を教えてくれますとうれしーな。3、アフタヌーンで「蟲師」を連載中の作者の、過去作品を集めた短編集…ってほとんど再録じゃねえか。だ、だまされた…。ふん、いいもん。巻等作の「岬でバスを降りた人」が読めたから。なんていうかなあ…人間や人間で無いものに対する穏やかな眼差しが印象的な作品でした。それは、他の作品にも言えることですけどね。4、は漫画じゃありません。西尾維新特集というタイトルに引かれて買ってしまいました。どこまでもミーハーな自分…。なんか面子がもの凄いんですが…。笠井潔、東浩紀、斎藤環、冲方丁とか。他にも色々。まあ、良くわからない人もいますけど…。んー…西尾維新の本はけっこう好きだけど、ここまで語られるべき存在なのかなあ…。ちょっと微妙かも。皆さん、ちょっともてはやし過ぎじゃないかと思います。まあ、「本格」について語りたがる人はたくさんいると言う事かな…って僕も偉そうな事は言えないか。

むう、ねむー。西尾維新についても語りたい事はあるのだが…全然まとまりそうも無いので後日、書くかどうかは定かではない(おい。

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2004.09.22

知らなかった…。

「桜庭一樹=山田桜丸」だったのかー!!
今の今まで全然気がついていなかった…。山田桜丸がシナリオ書いたゲームはやった事があるし、桜庭一樹の小説はけっこう好きなのに、両者は全然結びついていませんでした。いや、本当にびっくり。

山田桜丸は「EVE ZERO」とか書いていましたね。

最近、更新が隔日になっていますが、特に意味はありません。
単に、仕事が忙しいだけなのじゃよ…。あー、神経をすり減らすなあ…。

気を取り直して購入報告です。

1、「電波的な彼女」 片山憲太郎 スーパーダッシュ文庫 (小説)
2、「ネザーワールド―ロビン―」 東 佐紀 スーパーダッシュ文庫 (小説)
3、「博士の愛した数学」 小川洋子 新潮社 (小説)
4、「砂ぼうず 8~12巻」 うすね正俊 エンターブレイン (漫画)
5、「ラブロマ」 とよ田みのる 講談社 (漫画)
6、「プラネテス 6巻」 DVD (アニメ)
7、「攻殻機動隊 2ndGIG」 DVD (アニメ)
8、「GIANTROBO GR-1」 DVD (アニメ)

今日は予想外の散財をしてしまった…。
1、久しぶりに直感があった。本のかもし出すオーラが僕に「読め」と言っているかのような作品。なぜか分からないが、色々本を買っているとそんな風に感じる事がある。これは日常的に本を買っている人には分かってもらえると思う。この本は、久しぶりにそれが来た本です。こーゆー本は、大抵、波長が合うんだよなー。ま、無い時の方が多いので、そんなにあてになるもんじゃないんですけどね…。が、しかし、この本に限っては正解だった様子。なんと言うか、僕の思考と嗜好にぴったりとマッチしている感じです。読み出した展開は、いわゆる、押しかけドタバタものと呼ばれる内容で展開なのだが、話が進んでいくと…うへえ。という話。この作者の本は、しばらく無条件で買う事にします。2、また、冲方丁か…それはともかく。スーパーダッシュ小説新人賞受賞後第一作です。前作がけっこう面白かったので、新刊もとりあえず購入。いわゆるライトノベル的では「ない」所がけっこう気に入っている作品です。3、前から気になっていた小川洋子氏の作品。この作者の本は初めて買います。冒頭を少し読んだだけですが、静かで乾いて、それでいてロマンティックな雰囲気がたまらない。とても面白そう。それにしても…初めて読む作家の本を買う時って、なんだかどきどきするなあ…。面白いのか面白くないのか面白そうだという期待と不安が一体となった感覚があるんですよね。4、あーもう凄い楽しい。楽しい砂ぼうずもこれにて完結。これでアニメの予習も完了だ!…これで見る事が出来ればなあ…(泣)。それはそうと、小砂編は何時になったら始まるんだ?5、まったくどこまでも恋愛一直線カップルめ!……素晴らしいじゃないか。どこまでもストレートで純粋な、二人のお話。恋愛はかなってからが本番です…ってか?(照れるな、バカ)。6、7、はいつもどおりのお買い物~。攻殻はどうやら、9課前の少佐とサイトーの話らしい。…え、二人の真剣対決!?…早く見なければ…。表紙の少佐が良い。8、は…買わなきゃならんだろう、やっぱり…。発売されると言う事も知らなかったのだけど、見た瞬間に購入決定。やったー太宗さんの活躍が、またこの目で見れる…。兄貴~。

さて、これから「博士の愛した数学」を読むことにします。凄い楽しみだ~。
次回は、本の感想を…書きたいなあ…。

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2004.09.20

LOVERSを鑑賞

またまたレイアウトを色々いじった。統一されていなかったカテゴリ分類もやり直したので、バックナンバーを探す時、多少楽になったんじゃないかと思います。まあ、探す価値があるほど内容では無いですが。はい。

そういえば、昨日は「LOVERS」を見に行ってきたんでした。

いや、これが、びっくりするぐらい面白かった。

同監督作「HERO」で見せ付けられた映像美に加えて、今回は人間ドラマが充実していましたね。まあ、やってる事はメロドラマ以外何者でもないんですが、そこに壮麗かつ美麗な映像、雄大な大地が相まって感情を揺さぶられます。美しい自然と愛憎に満ちた人間とのコントラストが、物語に深みを与えているのでしょうね。

ストーリーにも趣向が凝らされています。一見、単純に見えた筋書きが、物語が進んでいくにつれて二転三転、何が真実で何が嘘なのか、見ている人間を嘲笑うように転がって行くのでした。
これ以上はネタバレになってしまうので詳しくは書けませんが、よーく筋書きを思い出していくときちんと伏線が貼られているんですよね…。分かりやすいと言えば分かりやすい伏線なので、ミステリファンが見たらどう思うんだろう…。聞いて見たいような気がします。

あー、あと金城武がナイスガイ過ぎ。こんなに格好良かったっけ…と思わず言ってしまいたくなるような美丈夫ぶりでした。なんつーか、無精ひげの似合うタイプって言うんですか(わけ分からん)。軽薄でそのくせ情の深い青年の役を見事に演じております。女性にもてるんだろうな…この人…。
それと、チャン・ツィーが可愛いという話を良く聞きますが、今回でようやく納得が言ったと言うところ。冒頭の舞踏シーンは凄かった…。あれ、本人がやっているんだよなあ…。
アンディ・ラウは…つらい立場にたたされる男の駄目ッぷりを演じていましたね。一番共感出来ちゃったよ…。

DVDが出たら買っちゃうかもしれないなあ…。

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2004.09.18

本日の…買い過ぎ…

今日は珍しく秋葉原に行ってみんとす。アキバに来るのも、本当に久しぶりだ…三ヶ月ぶりくらいだろうか(微妙だ…)?

電車の中では、ようやく舞城王太郎の「好き好き大好き超愛している」を読む事が出来た。ふーここまで来るのが長かったぜえ……。

で読んだ。

またしても吼えたくなった。

最近、傑作にぶち当たる率が高いよ!8月、9月に買った本だけでも、「ボディ・アンド・ソウル」、「復活の地Ⅱ」、「象られた力」、「BASTARD! 黒い虹(2) 」(あ、感想を書き忘れていたけど、地味にこれも傑作。原作より面白いノベライズ)にこの「好き好き大好き超愛している」と傑作が目白押し。今年は豊作じゃあぁぁぁぁ~!幸せ~。

閑話休題

オタクアイテムをごっそり買い込むぜ~と意気込んでは来たものの、目的の一つである「ひぐらしのなく頃に」はすでにどこも完売済み。いきなり出鼻をくじかれる。
まー発売してから大分経っているからな。しょうがない。
Phantom INTEGRATION」は現物を前に数分悩む…悩んだ末に今回は購入を見送る事にする。さすがにね…。
で、代わりに購入したのが「ABANDONER」。田中ロミオが紹介文を書いていたのが購入動機の8割を占めている行っても過言ではない。内容については…あんま期待せんとこ…。
なんだかエロゲーの話ばかりになってしまったが、漫画もここぞとばかりに購入。こんな時に限って新刊がでているんだよな…。

明日は映画を見に行く予定です。

本日の購入物
1、「ヴァンパイヤー戦争 3巻」 笠井潔 講談社 (小説)
2、「BLOODLINK 天使の幻影」 山下卓 ファミ通文庫 (小説)
3、「推定少女」 桜庭一樹 ファミ通文庫 (小説)
4、「銃夢 LastOrder 6巻」 木城ゆきと 集英社 (漫画)
5、「はやて×ブレード 1巻」 林家志弦 メディアワークス (漫画)
6、「砂ぼうず 3~7巻」 うすね正俊 エンターブレイン (漫画)
7、「スクールランブル 6巻」 小林尽 講談社 (漫画)
8、「魔法先生ネギま! 7巻」 赤松健 講談社 (漫画)
9、「結界士 4巻」 田辺イエロウ 小学館 (漫画)

か、買い過ぎだろう…。久しぶりのアキバで、吉兆さんは調子に乗っていた様子です。アホだ。
1、これもオタクアイテムの一つかなあ?月姫の原画家、「武内崇」のイラストがついて生まれ変わった、らしい、伝奇ものの再販。いやあ、面白いなあ、これ。凄い勢いで広げられていく大風呂敷が素晴らしいです。これ、今の時代で書くとしたらギャグににしかならないよな…。2、(刊行速度も展開も)恐ろしくスローペースな作品。前の巻の内容忘れちゃったな…。まあ、ベニー松山よりはましか。読み手の感情に訴えかけるタイプの小説で、テンションに乗れれば楽しめるが、引っかかりを覚える人には全然楽しめないタイプの作品。読み手を選ぶ話です。僕はけっこう好きだけど、話が全然進まないのには困るよなー。3、桜庭一樹は女性です。個人的に、けっこうライトノベル作家として注目している人だったりします。単純なエンターテインメント作品を書くだけに留まらず、ジェンダー問題に対する強烈なテーマ性を打ち出しているような気がするんですが…まあ、ただの気のせいかもしれません。「赤×ピンク」は不思議な作品だったなあ…。4、宿命に対して抗い続けるSF格闘アクションの最新刊。超人バトルを繰り広げながら、主人公ガリイがひたすらに「自己とは?」「生きる意味とは?」と哲学的な命題を追及していくという、120%僕好みの漫画。こういう漫画を読んでいると、誇り高く生きる人生ってものに憧れますねー。一番感銘を受けた科白。「私がどんな気まぐれを起こすかなど、私にも予測不能ですよ!!」きょ、教授…サイコーだぜ。5、やっべー面白い。腹がよじれるほど笑わせていただきました。この漫画家すげえな…。最近はやりの百合ものです(間違ってはいない…はず)。6、えーと…これは別に今日買わなくても良かったよーな…。後でまとめ買いをすればよかったかも。もー毎回毎回腹黒い砂ぼうずが、どんなド汚い手段を使って任務を完了するのか楽しくてしょーがない。こいつは本当にプロフェッショナルだぜ…。尊敬。7、播磨が表紙だー!!きゃほー!!5巻までのギャルギャルしい表紙(死語、どころか化石語)とはうって変わってむさくるしい髭面男の表紙だが、スクランファンとしては待ちに待ったと言っても過言ではなかろう!!全国のファンも同じ意見だと信じているぜ!!(テンション高いなあ…)8、なんというか、実に健康的なエロスに満ち溢れている作品です。この巻では、みょーに主人公が熱血してますよ?地獄の特訓に弟子入り来ては、まるでジャンプ漫画みたいだ…。赤松健に何があった。…考えてみたら前からこんな話だったよーな気もする…。それにして赤松健の力量はもの凄い。いとも簡単に話が面白くなってしまうよなあ…。あーなんだか悔しいなあ…(何故)。9、地味に気に入っている漫画。なんせヒロインが年上のおねいさんなんだぜ?最近の風潮に歯向かうアナーキーな姿勢が素晴らしい。お話の作り方が上手いよなあ…。地味だけど。

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2004.09.16

本日の購入物

ぬー。
ついに「Phantom INTEGRATION」の発売日は明日かー…。
あまりにも名作すぎて「EVE burst error」と同じ道(徹底的に移植+リメイクの繰り返し。EVEは何回目の移植だろうか?)を歩んでいるような気もするが…こっちはもう、原型をとどめてねえよ…。

買うかどうかは微妙だな…(悩んでいるのかよ)。

恒例の購入報告~。
……すっかり、メインになってしまった。

1、「アクアリウムの夜」(稲生平太郎、角川スニーカー、小説)
2、「嘘猫」(朝暮三暮、光文社、小説)
3、「のだめカンタービレ 10巻」(二ノ宮和子、講談社、漫画)

あれ!?……これだけ?(先週の感覚を引きずっている模様)
1、は、数年前に買い逃していたのを、たまたま見つけたもの。発売されたばかりの頃は、後ろ髪を引かれつつもスルーしてしまったのだが、色々な感想を読んで買おうと思ったらすでに売り切れていたと言う作品。待ったく、「欲しい時が買い時」とは昔の人は良い事を言ったものだな(言っていません)。奥付を見てみたら…初版でやんの…(泣)。2、メフィスト賞出身で、明らかにデビューする賞を間違えてしまった気がする作家の自伝的小説。不思議な詠み心地があって、この作家の本はけっこう好きです。面白いかと聞かれると…うーん、どうなんだろ?3、ついに舞台をパリに移した爆笑音楽漫画の決定版(独断)。明るく、一生懸命で、自己中心的な人々が繰り広げる楽しいクラシック漫画。相変わらず、信じられないぐらい面白い。しかし、やってる事は同じだあ…。パリになったからと言って、内容の何が変わるものでもないと言う事か…。「滞空時間まで計算されている!」には爆笑。

感想については後日。

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2004.09.14

本の感想(色々と)続き

な、なんと…「砂ぼうず」を見る方法がない…ッ(血涙)
こんな事が、このような理不尽があって良いものだろうか!!いや、良くない!!!我々はここに断固たる決意を表明し、不屈の魂を持ってこの圧政に抵抗する事を誓うものであるッ!!

…いや、そんな事はどうでもいいんですよ。何で「砂ぼうず」が関東圏で見られないんですか(関東大砂漠が舞台なのに…)。これは大いなる損失ですぞ!?あー、マジショックー。「砂ぼうず」よりいらない作品は一杯あるのになあ。ほら、ガン…ゲフン、ゲフン、んー。…何でもありません。

さて、本の感想の後編に行って見ましょうか(逃げたわけではない)。
まずは、高殿円シリーズから。

ジャック・ザ・ルビー<遠征王と双刃の騎士>
エルゼリオ<遠征王と薔薇の騎士>
ドラゴンの角<遠征王と片翼の女王>
「黎明に向かって飛べ 」
尾のない蠍<遠征王と流浪の公子>
運命よ、その血杯を仰げ<遠征王と隻腕の銀騎士>」高殿円 角川ビーンズ文庫 (小説)

シリーズ毎に感想を行きます。
この遠征王シリーズ。異世界歴史ファンタジー…っぽいもの。主人公は、男装の麗人にしてパルメニア国王、アイオリア一世。基本的に彼女がいろんなところに行って巻き起こるドタバタ劇。最初はコメディ色が強いのですが、話が進むつれて過去の因縁から生じる情念に満ちた愛憎劇の幕が開ける…。うむ、良いなあ(変態)。

まあ、最初に結論からいっちゃうと、個人的には凄く惜しい作品です。大国間の陰謀、人々の情念という、やりようによってははるかに壮大な物語になる素地はあるのに、作者の(物語の)視点は常に個人のレベルに留まっている。国と国が争いあい、人が死んでいるというのに物語は国王とその周辺しか描かれない。舞台の幅が狭いのですね。
勿論、それがつまらないといっているわけではありません。個人の物語としては、何の問題も無く楽しめます。
ただ、主人公たちが私怨で起こした戦争で、おそらく数千人が死んでいるのであろうというのに、その描写を完璧に省いてしまうのはいかがなものかな…。大体、主人公たち、全然政治をしてねーし…。
田中芳樹で慣れ親しんだ身としては、どうしてもその点に引っかかってしまいますね。
しかし、銃姫で感じた、シンプルな物語の作り方はここでも健在です。というか、変に色気を出して描写を追加すると、この人の場合、プラスに働かないという事に気が付きました。
番外編である、「黎明に向かって飛べ 」は、番外編であるがゆえに、無駄な描写が無くなり、物語の骨格が剥き出しです。肉付けされていないので、キャラクター小説としては物足らないと言えなくもない。ところが、なぜかこれがものすごく面白い。もしかしたら、シリーズで一番好きかもしれない。それほどに、語られているお話(プロットとも言える)が良いのです。遠征王シリーズも後半になっていくに連れて、冗長に感じられた部分が削ぎ落とされて面白くなっていきました。
こーゆータイプの小説家もいるんだなあ、と感心する事しきりであります。


そのとき翼は舞い降りた」 
そのとき鋼は砕かれた
そのとき君という光が

で、次がこちら、そのときシリーズ(で良いのか?)。今回、視点となるのは15歳の(元)普通の女の子であるので、そんなに前シリーズのような違和感は感じませんでした。物語が主人公の成長物語であるので、視点が個人に固定されていても、むしろ自然とさえ言えます。まあ、それでも王様とか出てくるんですけどね。相変わらず戦争とか生死に対する描写は薄いよなあ…。いや、これはレーベルの傾向なんでしょうから、文句を言うのはお門違いなんですけどね。
主人公の性格がかなりひねくれていて良い。僕は現実でも小説でも、ちょっと捻じれているタイプが好きなのです。
しかし、その意味では、主人公のライバル(兼ラスボスだろうか…?)であるミルドレッド隻眼王(男)がお気に入りだったりします。容姿端麗、金持ち、気位が高い、生意気、性格がねじくれていると、少女小説における「王子様属性」を完備した男性には嫌われるタイプ№1のではあります(…偏見ですか?)。しかし、その実、根っこの部分は素直で、望んでも叶えられなかった愛情を与えられると有頂天になってうきうきしている様を見ていると…うーん、愛い奴、とか思ってしまったりします(当方、男)。まあ、どっちにしろハードな最後が待っているんだろうな…。
相変わらずシンプルで、極々当たり前に面白い作品。このシリーズ気に入りました。

やべ、長くなりすぎた。
うーん…続きは後日という事で(おい)。

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2004.09.12

本の感想(色々と)

今、飛浩隆の「象られた力」を読んでいます。
昨日、過去の作品集でないかな~と言ったらこの本がそうであったと言う…。しょーもないオチがついてしまった。
まだ途中ですが、美しくも残酷、官能的ともいえる作品ばかりで素晴らしいですね。文章一つとっても美しくて、SFって素晴らしいなあ、と思います。

さて、先週読了した本の感想、行ってみましょうか。数が多いので、前編と後編に分かれています。今日は前編。

ビートのディシプリン SIDE3」上遠野浩平 電撃文庫
電撃HPで連載中。ブギーポップシリーズの外伝として始まったこのシリーズも、ついには3巻目です。外伝といいつつも、本編と多くの登場人物が重なっており、ついには飛鳥井仁と霧間凪、「中枢」まで登場してますますストーリーはテンションアップしております。…むしろこっちが本編じゃねーの…?出てこないのはプギーだけだよなあ…。それは言わないが吉ですか。
内容については、もーまったくいつもどおり。ジャンプ的なバトル漫画が展開されております。最近はジョジョネタは封印しているのかな?1巻は凄かったもんなあ…全編ジョジョネタ…つーかネタを越えて、台詞回しや展開までジョジョだったからなあ…。著作権的にどうかと思った物ですが…まあいまさらいいか。
とりあえず、炎の魔女こと霧間凪が強ええ。それに尽きる。

撲殺天使ドクロちゃん(4)」 おかゆまさゆき 電撃文庫
何食わぬ顔で復活。そもそも終わっていなかったのか。いい加減だなあ。
内容はいつもの通り…他に書くこと無いなあ。血飛沫が飛び殺戮が巻き起こるほんわかラブコメであります…酷いな。今回は修学旅行とお花見ネタで相変わらずのハイテンションぶり。全力でボケまくる登場人物たちに怒涛の勢いで突っ込む主人公(時折ボケにもなる)が素敵です。無理やりいい話に持ってってるなー…という印象。この辺の処理は佐藤ケイの方が上手いかな。
それはともかく、渡瀬草一郎と時雨沢恵一は何をやっているんでしょうね…。編集部じきじきにネタを作っているなあ。おかゆまさゆき、愛されていますね。メフィストでの佐藤友哉みたいなものですか。

バッカーノ! 1933<上> THE SLASH ~クモリノチアメ~」成田良悟 電撃文庫
しっちゃかめっちゃかのジェットコースターノベルの最新作。久しぶりだな…。
久しぶりのギャング時代編であります。相変わらずの、超御都合主義、誤解と勘違いが織り成すドタバタ劇。バカップルは今日も元気です。とりあえずお前たちもう少し立ち止まって冷静に考えろと突っ込みたくなるが、まあそれは野暮か。このシリーズ、実はいつも展開の強引さが鼻につくんですが、今回はそんなに気にならなかったな…慣れたのかも。バカップルが相変わらず事件を引っ掻き回してくれそうなので、次回にも期待しております。
ああ、ひょっとして、今回の話はバトルロイヤルものなのかな?

「学校を出よう!(5) NOT DEAD OR NOT ALIVE」 谷川流 電撃文庫
うわ、面白い。
今回は「フェッセンデンの宇宙」なのかな…?なんだか、物語の核心部分に近づいているような感じですね。
この巻は、ミステリの問題編。なんだかもの凄い量の伏線がばら撒かれてるっぽいのでですが…全然分からない。「彼女」ってだれやねん。佳由季くんかと思ったけど違うみたいだしなあ…。我らが(接頭語。必須)芽衣子嬢と佳由季君は偽死事件の謎を追い、宮川は世界の謎そのものに挑んでいると。うーん楽しい。
相変わらず表面的には「萌え~」なイメージ(何だよそれは)を打ち出しつつ、中身はSF一色です。佳由季君は冷静で理性的なので、いわゆる萌え小説的な展開はまったくありえませんな。大人だ(この巻は特に)。…これって、純粋なSFファンには敬遠されて、電撃文庫読者からは嫌われるパターンではなかろうか。まあ、両方読むタイプならば何も問題は無いのですが。
この作品の落とし所はどこら辺なんだろうなあ…。

続きは後日~。

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2004.09.11

購入報告~

なんでこんなに本が出ているんだ?一体、今週は何冊買えば気が済むんだ、僕は。
昨日、本屋に寄ってみると、またしても新刊がでているのであった。当然、僕には見て見ぬ振りをすることなど不可能であります。ざくざくと購入。
今回は、色々と。

<昨日の購入物>
1、「屍の王」 牧野修 角川ホラー文庫 (小説)
2、「ウルトラQ dark fantasy」 梅津裕一他 角川ホラー文庫 (小説)
3、「象られた力」 飛浩隆 ハヤカワ文庫 (小説)
4、「203号室」 加門七海 光文社文庫 (小説)
5、「最悪」 奥田英朗 講談社文庫 (小説)
6、「ROOMNO.1301 3巻」 新井輝 富士見ミステリー文庫 (小説)
7、「黒鉄 3巻」 冬目景 講談社漫画文庫 (漫画)

今日は、角川ホラー文庫とハヤカワ文庫と光文社文庫と富士見ミステリー文庫の新刊が出ていたのであった。いや~買い物は楽しいな~。…帰りは重くて後悔したけどね…。
1、は、小林泰三と並んで僕のお気に入りのSFホラー作家。どろどろグチョグチョで吐き気を催すような描写が特徴です。ぶっちゃけて言うと、この人は描写のみの作家であり、ストーリーとかキャラクターとかは比重が軽いと言うかむしろ無い方が良い。読んでいるだけでバットトリップしてしまいそうな描写がたまらないですよ。この人、さわやかなファンタジーものも書いているんですが、そっちの方はあんまり好きじゃないんですよね…。2、は最近ドラマになって復活したウルトラQのノベライズ。実はきちんとドラマを見たことが無かったんですが、ウルトラマンと怪獣と科学特捜隊の存在しない特撮もの、という印象であっているのかなあ。書いている執筆陣は…「梅津裕一」「岩佐まもる」「長谷敏司」「相坂きいろ」…角川のラノベ作家ばかりじゃねえか。どういう意図だこれは。そう言うことです。3、は、前作「グラン・ヴァカンス」以来久々の新刊。相変わらず待たせてくれます。…まあ、さらに前は続巻が出るまで10年かかったんですけど…。まさしく、待望のというにふさわしい作品であります。早く過去の短編をまとめた本、出ないかなあ…。4、はオカルト研究家としても評価されている著者の書き下ろし。もともとはこの人、ソノラマ文庫からデビューした作家で、オカルトに対する知識と、ライトノベル的なキャラクターを融合させた特異な作品を書いていました。デビュー作の「人丸調伏令」は僕のお気に入りの作品の一つです。絶望的な青春恋愛小説とも読める作品で、未だに読み返しますね。…今気がついたが、老人喋りの人外美少女に萌えたのってこの作品が最初かもな…。5、「空中ブランコ」で直木賞を受賞した著者の作品の文庫版。これだけは新刊ではありません。「イン・ザ・プール」「空中ブランコ」を読んでみたら、肩の力の抜け切ったやたら楽しい作品だったので、しばらく追いかけてみようかなと思い購入。こっちはクライムノベルという事で、受賞作とは一味違った話になりそう。楽しみ楽しみ。6は、個人的に注目している作家の最新作。相変わらず異常な作品だ…。異常な傑作か、人外の駄作かといったところかな…。相変わらず登場人物たちは壊れきっております。このキャラクター造型のコワレっぷりは西尾維新に匹敵するね!マジで!!ラストは…おいおい、これからどうなっちまうんだ?7、は単行本を持っていなかったので購入。冬目景ってあんまりアクションは上手くないよな…。

購入報告を上げるだけで精一杯と言うのはどう考えても間違っているよな…。読んだ本の感想は、明日にでも上げます。かなり溜まっています…。

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2004.09.10

うーねむー。

デモンベインの新展開って本当かね?続編+完全版をやるって事でしょーか…。九朔君やメタトロン2号とか出るのかなー。ソースはMOON PHASEさんの雑記から。

つーかよー、最近のニトロプラスの商売の仕方には疑問を感じない。ゲーム作って、完全版を作ってファンディスク作って…金儲けに走りすぎてはいませんか?昔からのファンに依存しすぎだよなー。そうしないと利益があがらないのかも知れないけどさー。あんまりあからさますぎるにはどーだろうな…。

まーすっかり踊らされている人間の逆恨みでございます。はい。

 
うーそれはともかくとして…やべー…。意識が朦朧として、まともな思考が出来なくなってる…。完璧に風邪を引いてしまいました。季節の変わり目で油断をした。さっさと寝る事にします。

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2004.09.08

本日の…

最近、購入物報告と読書の感想しかしていないような気が。
手抜きとちゃうでー!
 
楽なだけだ!!(うるせえよ)

いつものごとく購入報告。今日は、購入し忘れブツの落ち葉拾いです。
1、「がじぇっと ②」衛藤ヒロユキ マックガーデン (漫画)
2、「隻眼獣ミツヨシ ②」上山徹郎 メディアワークス (漫画)
3、「無敵鉄姫スピンちゃん」大亜門 集英社 (漫画)
4、「砂ぼうず ②」うすね正俊 エンターブレイン (漫画)
5、「ブラックランド・ファンタジア」定金伸治 集英社 (小説)
6、「そのとき翼は舞い降りた」 
7、「そのとき鋼は砕かれた」
8、「そのとき君という光が」
9、「ジャック・ザ・ルビー<遠征王と双刃の騎士>」
10、「エルゼリオ<遠征王と薔薇の騎士>」
11、「ドラゴンの角<遠征王と片翼の女王>」
12、「尾のない蠍<遠征王と流浪の公子>」
13、「運命よ、その血杯を仰げ<遠征王と隻腕の銀騎士>」高殿円 角川ビーンズ文庫 (小説)

何も言わないでくれ…。
1、は魔方陣グルグルでおなじみの作者の漫画。これはちょっと凄いですよ。この作者にこんなセンスを持っている人だとは1巻を読むまで気が付きませんでした。なんというか、凄くジュブナイルなのです。2、はどう考えても電撃大王紙面では浮いている作品。むちむちばっちりなおねいさんたちが繰り広げる怒涛の剣戟アクションでございます。これ好きー。2巻は胸冬がエロエロエロースなことになってて大変です。素晴らしい。3、目からコミックビーム!!以上。ネタしかねえ…。4、何で僕はこんな本を買っているんだ?しかも2巻という中途半端さ。わけわからねえ。中味は当然のごとく面白いです。卑怯で卑劣な主人公がたまらない。バカだが。5、乙一の友人で、同じくジャンプノベルズからデビューした作家の久しぶりの新作。ん?ジハード以来、初めての新作か?こりゃびっくり。この人、物語の作り方がワンパターンなんだよな…。今回は新しい設定っぽいので期待しています。ヒロインは四肢が不自由な奇形美少女だそうです。病んでいるなあ…。6、は……ま、まあいいじゃん?ほら、銃姫の作者でさ、他にどんな本を書いているのか気になったんですよ。…まあ、十冊も買う必要は無かったかもしれないけどさ…。まだ一冊しか読んで読んでいないけど、この人、茅田砂瑚と似たような雰囲気があるな…。初期は、銃姫とは大分印象が違いますね。百合ものだとは思いませんでした。 
 
また積読が溜まっちまったよ…。そろそろ、積読がダンボールに一杯になる…。
がんばって読むか…とりあえず軽いのから…。

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2004.09.07

今日の購入物

そろそろ、電撃文庫の発売日。発売されているかと確かめに言ったら、お、あるある。
……ちょっと本を出しすぎじゃないのか。十冊くらい新刊がでているが…。
この出版不況だと言うのに剛毅な事よなあ。

<本日の購入物>
1、「ビートのディシプリン SIDE3」上遠野浩平 電撃文庫 (小説)
2、「撲殺天使ドクロちゃん(4)」おかゆまさゆき 電撃文庫 (小説)
3、「バッカーノ! 1933<上> THE SLASH ~クモリノチアメ~」成田良悟 電撃文庫(小説)
4、「学校を出よう!(5) NOT DEAD OR NOT ALIVE」 谷川流 電撃文庫 (小説)
5、「最強伝説黒沢(1)~(3)」 福本伸行 ビックコミックス (漫画)
6、「骨音 池袋ウェストゲートパーク(3)」 石田衣良 文春文庫 (小説)
 
 
あー…本読んでいる暇ねえよ。買いすぎ。
1は、まあ例によっての上遠野浩平の本。死神の出て来ない統和機構関連の話。すっかり超能力バトル小説になっておりますな。言ってみればジョジョのノベライズみたいなモノか。すでに初期の上遠野の雰囲気はありませんが、これはこれでしっかりと面白い。唯一続いている連載物なんで、途切れないで欲しいなあ。2は、まさか出るとは思っていなかった第4巻。あれ、3巻で終わりじゃなかったの?僕はてっきり…。まーこの作者は、ドクロちゃん以外ではどんな話を書くのか(書けるのか)想像もつきませんからね…。書けるうちは書いておくのが良いのかなあ…。相変わらずのラノベの極北っぷり。オンリーワンの存在としてがんばって欲しいと思います(褒めていないな…)。3は、相変わらず時間軸が言ったりきたりしている作品。1933って事は…ん、4巻の後か。ようやく本筋に戻るのかな?まあ、本筋なんて、この作品おいてはあって無きが如しだけど…。あ、この作者、おかゆまさゆきと仲が良いみたいですね。4は意外と気に入っているシリーズ。スニーカーでやっているのよりも、僕はこっちの方が好きだなあ。地味だとか、プロットが破綻がしているとか、盛り上がらないとか言われているが、SFミステリとしてはこっちの方がはるかに優れていると思うのだが。比べるところが間違ってますよね、すいません。5は……あー……なんつーか…。これは、ちょっと言葉が出ないなあ…。腹を抱えて大笑いしたいのに笑うに笑えずむしろ泣きそうになるような。こ、これは読んでいて苦しい…。でも続きは買う。黒沢さん、がんばれ。6は、黒沢さんの後に持ってくるとギャップの差に魂が震えるぜ。いや、そんなことはどうでもいいや。この作者、僕は池袋ウエストゲートパークしか買っていないんだよなあ。おしゃれで読みやすいのだが、やっぱり僕とは世界観が違うんだよなー。いや、好きなんだけどね。若者の生態をリアルに描くって言うけど、僕は若者らしさなんて無かったしなー。
 
 
さて…どれを読んだものか…。うーん…どーしよー(自業自得です)。

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2004.09.06

四日間の奇跡、読了

四日間の奇跡」(朝倉卓哉、宝島社)を読みました。

いや、子供云々じゃなくて、真理子って言ってたら十分変だから(どうでもいいツッコミ)。

<あらすじ>
第1回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞金賞受賞作として、「描写力抜群、正統派の魅力」「新人離れしたうまさが光る!」「張り巡らされた伏線がラストで感動へと結実する」「ここ十年の新人賞ベスト1」と絶賛された感涙のベストセラーを待望の文庫化。脳に障害を負った少女とピアニストの道を閉ざされた青年が山奥の診療所で遭遇する不思議な出来事を、最高の筆致で描く癒しと再生のファンタジー。((「BOOK」データベースより)

<感想>
珍しく、他所から本を借りてみた。

これは、変則的な難病物ですね。ヒロインにどうにもならない不幸な出来事が降りかかり、その事に苦しみながらも受け入れると言う話です。変則的というのは、前半と後半では、難病の降りかかる対象が異なっていると言う点。…あー今気がついたけど、前半、彼女に焦点が当たっていたのは、後半への話を展開させる伏線になっているわけですか。けっこう凝った事やっているなあ。

それはともかく。

作者の人は、これがデビュー作のようですね。初めて読みましたが(当然か)、なかなか小説が上手い。先ほど難病ものと言いましたが、むしろ、なんでもない日常のパートの部分が、普通に面白く読めてしまった。事件が起こるのは、物語の中盤に差し掛かってのことなので、その意味では難病ものとはいえないのかな?ともかく、けっこうそのあたりを感心しました。

ただ、脳と精神についての考察が色々語られているのですけど(物語上、重要なキーになっている)、ちょっと突っ込みが足りないかなあ、という気もする。勿論、脳についての知識なんてろくにあるわけじゃ無いですが、単に「脳ってのはわけ分からないんですよー。何が起こってもおかしくないんですよー」と言っているだけのような…。少なくとも、読者にそう思わせちゃ駄目だろ…。まあ、僕がそう感じたに過ぎないわけですけど。
ここで騙されておかないと、物語に素直読めなくなっちゃうよなー。

後半最後の数十ページのテンションは、なかなか高くて良い感じ。怒涛のクライマックスという感じでけっこう良かったかな。ま、展開は予想通りでしたけどね。…まあ難病もので予想外の展開を迎えられても困るわな。それでは、ギャグになってしまうし…。そうか、僕の読み方が間違っていたのか…。

全体的に見て、読んでいる最中は退屈はしませんでした。個人的な意見としては、終始破綻なくまとめられて綺麗なままで終わらせた展開は、物足りなさを感じなくも無いですが。作品内に使われているネタは、過去、色々な所で使い古されたものですが、作者の技量できちんと読めるものなっていたと思います。

それにしても、この設定と展開ってエロゲーみたいだよね?(台無し)

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2004.09.05

ボディ・アンド・ソウル読了。

なんとなく、サイトデザインをリニューアル。…しまった、師匠のところとイメージが被るかな…。
 
 
ボディ・アンド・ソウル」(古川日出男、双葉社)を読みました。

凄い。

<あらすじ>
主人公フルカワヒデオが現存するカルチャーについて徹底的に思索し、言及することにより現在の「東京」と対話する作品。ノンフィクションの境界を破る、まったく新しいタイプの小説(書籍紹介より)。

<感想>
あらすじが意味不明だ…。

とにかく凄いよ!!凄すぎるよ!!もー、はっきり言って、僕が語るべき事など何一つ無いような気もするが、それでもあえて、無理やりにでも語ってみようと思う。自分でも無謀だと思う…。意味がわからない文章になったらすいません(すいませんじゃねーよ)

この本は、圧倒的饒舌でもって語られる(騙られる)妄想垂れ流し爆笑日記だ。
この本は、夢と現実の境目が曖昧になっていく幻想小説だ。
この本は、物語と音楽についての話だ。
この本は、愛についての物語だ。

全部本当です。たぶん(たぶんて…)。
意味が分からないですか?大丈夫です、僕も意味が分かりません。

基本的にはエッセイ…なんだと思います。そこに作者の妄想と薀蓄と…なんだろ?よくわからないものが交じり合って化学反応を起こしています。えーと、半分ノンフィクション、半分小説?それだけではすまない得体の知れないものが出来上がっています。
全部読み終えた後でさえ、自分が一体何を読んだのか良くわからない。何か凄いものを読んだような気はするのだが…僕の読解力が欠けているだけだろうか。

とりあえず言える事は唯一つ。
古川日出男には、一生ついて行くよ!!マジで!!

…よく考えたら全然感想にも書評にもなってない…。すいません…。

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2004.09.03

本日のブツ

買ったよ。買いましたともさ。
今日は漫画が色々出ていたなあ…。とほほ。金が湯水のように消えて行く…。

<本日の購入物>
1、「ネフィリム 超吸血幻想譚」(小林泰三、角川書店、小説)
2、「幻想水滸伝Ⅲ 7巻」(志水アキ、メディアファクトリー、漫画)
3、「鉄腕バーディー 6巻」(ゆうきまさみ、小学館、漫画)
4、「デスノート 3巻」(原作:大場つぐみ、絵:小畑健、集英社、漫画)
5、「武装錬金 4巻」(和月伸宏、集英社、漫画)
6、「銀魂 3巻」(空知英秋、集英社、漫画)

なんだ、リストにしたらたった6冊か。大した事無いな~ははは。
そんなことはどうでも良いです。1はホラー・SF作家の新鋭(と言うほど新人ではないか)の小林泰三の最新作。たいぞーじゃありません。しかし、おかしいな…。背表紙のあらすじを見てみると、自ら血を飲む事を禁じた吸血鬼を主人公にしたアクションものらしいんだが…そんなごくふつーの、それこそライトノベルにありがちなお話を、小林泰三が書くのか…?あ、怪しい…絶対、どこかに読者を陥れる罠を仕掛けているに違いない。なんつっても、小林泰三は読者に不愉快な思いをさせる事にかけては一流だからな!!嫌な方向に読者の期待を裏切る人だからな!!…やべえ、読むのが怖くなってきた…。2は…おい、もう幻水4が発売されているが…良いのか?まあ良いや。志水アキが描く、幻想水滸伝の第7巻。大河ドラマとしてきちんと面白い。ファンだけではなく、ゲームを知らない人でも読める作品。志水アキってすごいぜ。しかし、108人を描き分けなきゃならないと言うのは、つくづく漫画家泣かせな物語よのう・・・。のんびりでも良いのできちんと完結させて欲しいと思います。3はなぜか買ってしまっている作品。見た目に反してどろどろの陰謀とサイコサスペンスめいた展開がやたら楽しい。どす黒い連中相手に、真面目なバーディーが苦労する話です。4は、もう僕の事はジャンプ小僧と呼んでください。がんばれキラ。悪をつらぬいて神の国を作って欲しい。お前ならやれるさ。5は相変わらず面白い。しかし、ギャグは冴え渡っているが、バトルがいまいちな感じだなあ。大声をあげて必殺技撃ってるだけじゃん…。6、銀魂はおもしれえぞ、コンチクショウ。なぜかこの漫画を読むとガラが悪くなってしまうのは何故に。すさまじく下品なギャグセンスと美しいまでのストーリーテリングが融合した奇跡の作品。マジ泣けるってこれ!!

さて、「ボディ・アンド・ソウル」の続きが気になるので読書に没頭します。いやあ…これ、傑作かもかもしれん。

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2004.09.02

本日の購入物

古川日出男の「ボディ・アンド・ソウル」がすごい。電車の中で読んでいて、思わず「うおお!」とか口走りそうになりました。やばいよ、この本。可笑しくて切なすぎるよ。
「警戒されている、僕の存在の耐えられなさが」とか。僕には、この感覚が手に取るように理解できる。


<本日の購入物>
1、「王妃の館 上・下」(浅田次郎、集英社、小説)
2、「ジョゼと虎と魚たち」(田辺聖子、集英社、小説)
3、「友情」(武者小路実篤、新潮社、小説)

今日はちんまりと。僕だって毎日山のように買うわけではない。…まあこれだけ買えば十分という気もするが。
1はなんとなく浅田次郎が読みたくなったので。理由になっていない?いいのです。読みたくなった時が買い時なのです。ぼくの中のイメージに、浅田次郎って言うのは「小説が上手い作家」という認識があって、隙無く創られたプロの作品が読みたくなった時に買うことがありますね。タイプとしては秋山瑞人みたいな(あくまでラノベで例えるラノベリスト吉兆)。2、は映画が面白そうだなあ、と思ったから。映画自体は見ていません(なんじゃそりゃ)。見て見たいんだけどなー…。端に不精なだけですすいません。3ははるか昔に読んだ本。手元に無くなっていたので買って見た。この間、知り合いとの世間話の中で挙がったので、久しぶりに読んでみたいなーと思ったのがきっかけ。本屋で見つけたので冒頭を立ち読みしてみる…ぜんっぜん覚えてねえ(特に最初の方)。ショックのあまり慌てて購入。…よく考えてみたら、別に慌てなくても良かったよーな…。まあ、いつもの事ですが。

さて、健康的な吉兆さんは、そろそろ寝ます。おやすみなさい。(現在、23時)

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「グアルディア」読了。

グアルディア」を読んだ。

…バランスの悪い話だなあ…。

<あらすじ>
遺伝子工学の爛熟により異形の地と化した27世紀の南米。愛憎劇の果てに解放者アンヘルが求めた世界とは?(紹介記事より)

<感想>
まー何というか…。
モチーフはとても魅力的だ。たった一つの大切な存在、守るべき者のために、飽くなき闘争に身を委ねる二人のグアルディア(守護者)。神話的とも言えるモチーフに、俗界の野心、愛、憎悪が渦を巻いて絡みつき、より物語的な厚みを深めている。
また、世界観も面白い。放射能、謎のウイルスによって異形の地となった中央アフリカ。数多くの移民によって人種の坩堝と化している。各地の支配者たちは己が支配権の確立に血道を挙げるも、天空におわす神たるコンピュータ、サンティアゴの雷により海と空は閉ざされていた。ある時、サンティアゴにアクセス出来ると言う「解放者アンヘル」が現れる。サンティアゴの雷を封印した彼の勢力は瞬く間に支配圏を増してく、というのが序盤のストーリーになる。
このあたりも、上手く異世界を構築しているのが感じられる。

しかし、残念ながら、そこで語られている物語には不満が残る。おそらく、作者は自分のやりたい事を片っ端から詰め込んだのだろうなあ…。その姿勢は良いと思うし、そのアンバランス感が不思議な魅力になっているのも否定は出来ない。ただ、作者の視点が定まっていないせいか、非常に散漫な印象をうける。作者が、結局、何を言いたいのかがさっぱりわからない。当初、主人公と思われる(表紙にもなっている)JDとカルラの親娘の視点から物語は始まるが、二人についてはろくな人物描写をされることも無く、すぐに「解放者アンヘル」サイドへ物語はシフトする。と思ったら突然脇役と思しきダニエル少年の視点に移る。頼むから、もう少し落ち着いて人物描写をしてくれと言いたい。結局、JD親娘については、ほとんど内面が描写されずに終わったからな…。まあ、作者の興味がそこになかったのだろうが。
だけどなあ…物語は最終的にこの4人に収束していくというのなら、JD親娘の描写を省いたらいけないだろう、と思うのだが。あるいは、僕が読み取れていないのか…。でも、JD、カルラの内面描写って通り一遍しかありませんでしたよね?ね?(と思わずあさっての方向に確認してしまう気の小さい吉兆さん)。

逆にアンヘル側は、これがもー作者が楽しんでいるんだろうというのがありありの、泥沼の愛憎が展開されているですが、逆に描写範囲を広げすぎのような。アンヘルの養父と養父の息子達とその愛人と友達まで満遍なく描写すればそりゃページも足りなくなるってもんだよなあ…。

とまあ、ここまで文句ばっかりつけてしまったのだが、アンヘルとJDが出会ったあたりからは結構面白くなった。登場人物それぞれの感情の流れがようやく分かってきたからかな。自分の望みのために他のあらゆる物を捨てて望みをかなえようとする物語はとてもよかった。ラストの閉め方も悪くないしね。それぞれが自分のなすべきことを成し遂げて終わっている。
エピローグはどうだろうなあ…。

結論としては、設定や世界観のセンスはかなりすごいと思う。個人的には、もうちょっとキャラクターを大事にして欲しいなあ、と思うけど。この辺は人それぞれですかね。化ければすごいものを書く人のような気もします。

次回作に期待。

<2004.12.29修正>
あらすじの中央アフリカを南米に修正。
…全然違うじゃないか。何でこんな間違いをするかなあ…。
いや、言い訳するわけじゃないですが、どこかの紹介記事をそのままコピーしたんですよ…って確認しなかった自分が悪い。というか気付け。

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