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2004.07.29

本日の読書

銃姫」(高殿円)

2巻が出ていたので、なんとなくあわせて買ってみました。前から興味はあったんですよね…。
この作者の本は始めて読みますが、確か角川ビーンズか何かでけっこう本を出している人ですよね。けっこう良い評判を聞きます。

あらすじ
魔法を発動する能力が失われ、魔法を使用するのに銃の助けを借りなければならなくなった時代。
セドリックは、この世から「言葉」を消し去る力を持つと呼ばれる「銃姫」を奪った魔銃士を追う。
道連れのアンブローシア、姉のエルウィングとともに旅を続けるセドリックだったが、しかし、彼には隠された秘密があった…。

<感想>
物語のお手本のような作品ですね。個人的には、この作品を高く評価したい。
この作品の何が素晴らしいって、物語が大変美しい。ここで言う美しいというのは、感動的だという意味ではなく、物語的に無理が無く自然であるという事です。もちろん語られている内容も魅力的ですが。

個人的には第一話のセンスが光っているように感じます。一話だけに、登場人物のキャラ紹介という側面が強く、物語的にも単純でわかりやすい。それでありながら話を二転三転させて意外性を演出しているのはけっこう感心。まあ、展開自体は予測の範囲内でしたが。ただ、そこで明らかにされた事実というのが、これがまた誰かが一方的に悪いわけでもないのに誰一人救われないひどい話で、そう言う話になるとは予想して無かったので呆気にとられました(そんなに奇抜な話ではないんですけどね)。そのくせ結末は厳しくも前向きでさわやかですらあるというあたりに、作者の非凡なセンスが伺えます。

こう書いてみると、やたら盛りだくさんだな…。100ページぐらいの中篇なのに…。普通のライトノベル作家ならキャラクターの心理描写を追加して一冊の本にしているところですな。その方が売れるような気がしますが、僕はこの無駄な部分を排除したシンプルなところは好きですね。

ともあれ、気になる作家になりました。他の本も読んでみようかと思います。

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コメント

オレは二巻で登場する新キャラの『眼鏡っこ』と『胸がすごいへそだしキャラ』が大好きさ。

オレは、この作者ってば、良かった頃の田中芳樹っぽい感じのテイストかなあ~とかなんとなく思って読んでた。

投稿: 背徳志願 | 2004.07.30 14:28

>『眼鏡っこ』と『胸がすごいへそだしキャラ』
あー…あれはかなり反則気味のキャラクターでしたね。確かに、公約通りなんですけどね。

田中芳樹ですか…うーん、そういうイメージもあるのかな?
極めてオーソドックスで堅実なつくり(一巻全体でみるとかなり変な作品ですけど…)という意味では近いかもしれませんね。
田中芳樹から毒を抜いた感じなのかな…?

投稿: 吉兆 | 2004.08.02 17:56

私は銃姫は読んだことないのですが、ほかの作品もすごく面白いですよ~^^是非読んでみてください☆作者さんは、hpも開いていらっしゃるので、よかったら見てみるのもいいかもしれませんよ~。

投稿: ゆう | 2004.09.08 02:46

ははッ!承ってござる(何だこのキャラ)。

実は、ちょうどタイムリーな話なのですが、他の作品も買いまして。ええ、遠征王シリーズとそのときシリーズの合計9冊ほど。

これからゴリゴリと読ませていただきます。

投稿: 吉兆 | 2004.09.08 23:23

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