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2004.06.09

やっちまった…

我ながら取り返しのつかない事をやってしまいました…。

まあ、20数年間生きてきて、数え切れないほどの愚かな失敗を繰り返してきたわけですが、とりわけ自分でもその選択が間違いだとわかっているのに、その選択をあえて、そしてみすみす選んでしまうというのはさすがに多くは無い、気がする。

今回は、その数少ない、間違いだと知りつつ大失敗をやってしまったケースである。

要するに、「空の境界 上・下」を買ってしまったんですね。

すでに同人版を持っているのに…。
内容を3回は読み返しているのに…。
さらにドラマCDすら買っているというのに…。

講談社ノベルズ版、買ってしまいました。あはは(乾いた笑い)。
本は読むものであり、コレクターズアイテムではないのが信条だった、潔白だった頃の自分を裏切っちまったっ!!(大袈裟である)。

まあ、過ぎたことはしょうがない、明るく前向きに生きましょう。笠井潔の解説のために買ったと思えば腹も…余計に立つな。が、まあいい。

さてさて内容のほうは、知っている人は知っている、知らない人は知らないだろうから一応解説しておくと、2年間の眠りから目覚め、「直死の魔眼」を手に入れた主人公、両儀式と、式を狙う存在に操られた超常的な能力者たちとのバトルアクション物です。まあ伝奇物というやつですね。
もともとは同人誌で出版されていたんですが、今回講談社に(というよりメフィストに)よって商業作品として出版されることに相成ったわけです。

そのことについては、実にめでたい話で、奈須きのこの一ファンとして喜びの言葉を捧げたいですね。(購入してしまった事はまた、別の問題ですが)

内容自体は変わってはないみたいですけど、ちょっと驚いた事が。
なぜか「Fate /stay night」のチラシが入っている…。えーと、この本は講談社の本ですよね?何で、いちおーエロゲーに分類される作品の広告が入っているわけですか?
例えるなら、川上稔の本にメルティランサーの広告が入っているようなものですよ…ってこれは別におかしくないか。

まあ、なんにせよ、講談社とTYPE-MOON には利害関係もへったくれも無いはずなんですが…わからん。

それはそれとして、帯の新伝綺ってのは一体なんだろうな…。そんな、欠片も存在しないムーブメントを無理やり起こされてもなあ…という気もします。この辺は、メフィスト的というより、ファウスト的ですね。太田(ファウスト)編集長が関わっているんだろうな…。

ん、ひょっとしたら、笠井潔あたりが言い出しっぺのような気もする。笠井潔なら言いかねん。…偏見ですか?

とりあえず、次回のファウストでは、奈須きのこの小説が掲載されるようなので、お楽しみにという所…ってなんだこの執筆陣は。
奈須きのこVS原田宇陀児VS元長征木って…これが「新伝綺」ってことですかーなるほどねー…ってまったく意味ががわかりません。

講談社って…。

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コメント

折角だから挿絵を天野喜孝とかにしてくれればよかったのに…。
いい加減に奈須×武内の組み合わせは見飽きたー。

うがー。
この意見って少数派かねえ。

投稿: 背徳志願 | 2004.06.10 17:02

僕は武内崇の絵をけっこう好きだけど、背徳先生の言いたいことはわからんでもない。

しかし、天野喜考は無いだろう…。

そういえば、ファウストに掲載される作品は、武内崇ではないようですね。誰かといえば、こやまひろかず、だそうです。

結局、TYPE-MOONなんだな…。

空の境界の帯のイラストをを見ていると、銀髪隻腕の青年が主人公ぽい…ん?銀髪隻腕?どこかで見たような…。

まあ、違うとは思うけど…。

投稿: 吉兆 | 2004.06.11 22:17

武内崇の絵が下手だとは思わない。
でも、あれは一枚絵で完結する絵じゃない気がする。
いうなれば、漫画の絵…っていうのが一番適切か?

テキスト書きとイラスト書きを1セットで括るのは双方に対して不幸なことだ。
小説書きにしてみれば、イメージが固定されるし、絵描きのスペックに依存してしまう。
絵描きにしてみれば、同じキャラの使いまわしに成りかねない。

そう思うが故に…です。
まあ、お二方の才能を信じるが故の意見と思ってくれ。

一番最悪なのが、双方を盟友とか訳のわからんキーワードで括って、セットで扱おうとする編集やらメディアやらだろうな。

ああ、何故ここまで強硬に奈須×武内に反対するかというと、それ以外の組み合わせを見てそれから評価が始まっているからなのよ。>腰掛倶楽部時代のな。

そーゆーことで。

投稿: 背徳志願 | 2004.06.12 01:33

いや、それは絵が下手だといっているのと同じでは(笑)。

ところで、小説家がイラストレーターの力量に依存してしまうというのなら、イラストを変えても同じことではないですかね?単に、別に絵描きさんのイラストの表現に依存してしまっているだけでは?
また、絵描きが他の小説にイラストをつけたところで、キャラの使いまわしは避けられないような気もしますが…。

あと、奈須きのこと武内崇がセットで語られてしまうのは、ある程度、しかたがないんじゃないかな、という気もします。
少なくとも今のところは。

もともと、同人の世界では、二人の名は有名になっているわけですが、商業の分野では、デビューしたばかりの新人。世間に対しては、TYPE-MOONという集団で世間に認知されているわけです。
そこでいきなり、それぞれオリジナルをソロでやれっていうのは、きびしいんじゃないかなあ…。

それに、月姫だって、奈須きのこが世界観を構築して、キャラクター造型に関しては、武内崇が担当しているわけですから、その関係は、通常の小説家とイラストレーターの関係とは異なる面もあるのかも。

…結局、本人たちの問題なんじゃないですかね。
お互いのやりたいことが変わってきたら、そのうち、自然にコンビを解消する事にもなるかもしれませんし…。

投稿: 吉兆 | 2004.06.12 17:41

いつもながらにキミは正しい。

まあ、Fateが10万本程度売れたこととフツーの文芸本やらなんやらが、どの程度売れれば大ヒットになるのか…ってこと。
ついでに、オタク(コミケに良く程度でいいや)と一般とかっていうヤツの客層がまったく被らない…っていう前提をするならね。

だとすれば、その前提―『デビューしたばかりの新人』といのは言い得て妙だ。
すごいね。―『デビューしたばかりの新人』の作品に限定版なんていうコレクターズアイテム(完売らしい)の需要まで当て込むんだよ?

ふむ、純粋に講談社のネームバリューとメフィストの周辺ということで、きっと読者は買ったに違いない。
当然のことながら、『同人』とかいうアングラで極めていかがわしい媒体で発表された作品などと知る由もないな。
だとすると、世間広いね。蝶・広い。

まあ、『商業』版がどの程度売れたか知らないが、客層の重複
があるだろうさ~っといいたいわけね。

商業化だって売れないもの創る訳にいかないのだから見込みを立てるだろう。っで、その参考になるのが、キミやボクのように同人版買って、あまつさえ商業版を買う人間とFateっていう商業ソフトにリリース実績なわけよ。つまるところ、商業的にも無名の新人って訳でもないじゃん…っといいたいのだね。


すまん。
アルコールはいって思考力とSAN値が低下気味。

投稿: 背徳志願 | 2004.06.13 03:15

えーと、なんか論点がずれているような。もともとは、奈須きのこ=武内崇はやめて欲しい、という話ではなかったっけ…。

ともあれ、「空の境界」通常版が発売と同時に品薄状態になっている現状は、明らかに月姫を知っている(ゲームをやっているかどうかは別)オタクなひとが購入しているせいでしょう。
その意味では、当たり前の新人とは言い難いかもしれません。
また、確かに、講談社は商売が上手いな、とは思います。見事なまでに、オタクを購入者に組み込んだわけですから。

やはり、「空の境界」のレビュー(というか紹介)を見ていると、「あの月姫の」という形容が目立つような気もしますね。これは、奈須きのこの作品というよりも、TYPE-MOONとしての認知が先に立っているということなのかもしれませんね(しれませんばっかり…)。

だとすると、やはり、奈須きのことしてのネームバリューはいかほどの物なのかなあ、という気もする。
僕のように、オタクなんてものを長くやっていると忘れがちになることですが、世間というのは意外と広いものです。「月姫」は知っていても「奈須きのこ」「武内崇」は知らない(これはオタクな方でもけっこういる)、そもそも「月姫」すら知らない(オタクではない人はほとんど知らない)人は当然いますよね(例えば、僕の知り合い(ややオタク)に「空の境界」を渡しても「ふーん」といった反応でした)

「空の境界」を売るだけなら、月姫ファンの需要を当て込めるかもしれませんが、奈須きのこが、武内崇がそれぞれまったくのオリジナルを出したところで、はてさて、売れるのでしょうか…。

個人的には、現在は二人のネームバリューをより広範に、オタクではない方面に広げて行こうとしているんじゃないかな、と思っています。

ただ、確かに、講談社は商売が上手すぎるので、いかに本を売るのか、ということしか考えず、結果として、二人の可能性をつぶしてしまう危険はあると思います。

これからの展開には注目していきたいですね…。

投稿: 吉兆 | 2004.06.13 22:43

そーね。

まあ、個人的には、武内の絵ってどっちかっていうとガンガン系の気がしてならねえ…。

投稿: 背徳志願 | 2004.06.14 00:12

ヴァンパイヤ―戦争…絵が武内でした(欝)。

なんでさ?


ところで、吉兆先生のオタクの定義がわからんので、
・オタクではない人
・ややオタク
・オタク
……の区別が分からないのだがどうです?その辺。

まあ、多分きっと背徳志願は、真の『紳士』だったとか言われてしまうのでオタクではない人なのだろうが?

投稿: 背徳志願 | 2004.06.15 11:27

買いたくは無い…が買っちゃうんだろうなあ…ヴァンパイヤー戦争。
もはや、TYPE-MOONの奴隷と言われても反論できないなあ…。

ちなみに、僕の定義のでは

・オタク:定期的にアニメ・ゲーム等を摂取し、コミケ等の同人誌イベントに参加している。
・ややオタク:アニメ、もしくはゲームを摂取はするが、同人イベントには参加をしていいない人。
・オタクではない:アニメ・ゲームを定期的に摂取する習慣の無い人。マンガはセーフ。

というのが、あくまでも便宜的な言い方として使っています。

実際には、こんな簡単じゃないのは理解しております。

投稿: 吉兆 | 2004.06.15 12:40

つまり、背徳志願は紳士だった―ということですな。

ヴァンパイヤー戦争(1),(2)買いました。
さっき新宿の虎の穴で。

オレだとこんな感じ
・オタク:自立した経済活動を行っている。アニメ、ゲーム、漫画を趣味の範囲で購入している人。
・駄目オタク:親元とかに寄生してだらだろ三十代までロクでもない趣味に手を出している人。
・オタクではない:妄想と現実が区別できなくて犯罪とかやってしまう馬鹿。

私は個人の責任能力と自立の度合いで判断してみました。
痛いところをつれたと思った人は、改めるよう努力してください>特に3.

実際には、こんな簡単じゃないのは理解しております。

投稿: 背徳志願 | 2004.06.15 17:08

なんですかそりゃ。
いや、面白いですけど…。

それはそうと、僕もヴァンパイヤー戦争を購入しました。
まだ最初の方しか読んでないけど、典型的な伝奇小説っぽい感じですね。菊地秀行みたいな。

しかし、挿絵の力は強いな…キャラクターが奈須絵で再生されるよ…。

投稿: 吉兆 | 2004.06.15 22:08

背徳志願は本当の紳士をめざしているからだ!
ソレが美少女が表紙で萌えたからだ!

作者が微妙なラノベだからって、ハズレとわかってるからって
紳士は勇気を持って、買わなくてはならない時があるからだぞッ!!

コレに関しては正直微妙だわ。>武内絵。
折角面白い伝奇モノなのにさっぱりだ。
この雰囲気なら、もうちょい似合いそうな絵描きいるだろ?
脊髄反射で、寺田克也先生とかさ?
講談社が、なにやりたいんだか、さっぱりわからん。
個人的に脳内でテラカツに置き換えて読んでいるよ、もう?

投稿: 背徳志願 | 2004.06.15 22:45

うーむ…。
ま、武内崇の絵がヴァンパイヤー戦争に合うわけが無いのはわかりきっていた事ですし…こんな物でしょう。
あーでも武内絵のキキはけっこう萌えるかもしれない。

それにしても、講談社はものすごいチャレンジ精神にあふれた事をしてますね…。

投稿: 吉兆 | 2004.06.18 23:13

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