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2004.06.17

そういえば

空の境界を読了しました。
…3回目ですけど。

もうね、我ながらアホかと。しかも読んでる最中は、思いっきり楽しんでしまっているところがまた始末に終えない。
もはや、TYPE-MOONの信者以外何者でもないな…。

ともあれ空の境界、読み終わりましたが…前に読んでから、大分時間が経っているせいか、とても新鮮な気持ちで読ました。内容の方は相変わらず…小説としては駄目ですな。いや、大変面白いのですけどね。

作者の奈須きのこというのは、小説家としてはとてもバランスが悪いタイプだと思います。
過剰に過剰を重ねた文体、濃密過ぎる世界観を描写するための畳み掛ける説明台詞、どうしようもないほど破綻しまくったキャラクター。どれをとっても、エンターテインメント小説としての観点から見ると減点対象ばかりです。

しかし、奈須きのこはそう言った欠点をすべてカバーしてあり余るものがある、と思うのです。
どこがどう、と指摘する事は僕には出来ないのですけれども。

なんか、全然本の感想になっていないな…(いつもか)。

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コメント

本棚から人格が予測できそうな、むしろ本棚が本体か?っていうような生き物ですからね>吉兆先生

コニチワー。背徳志願っす。

最近とみに思うのだが、文章を書く―少なくとも小説を書くって言う行為にはあるていどの学力が必要(苦笑)なのではないかと思うのですよ。
現代においてはあらゆるジャンルに先人たちの手垢がついています。
そんな中で創作―に類する行為を行うとすると、結局もうリミックスとかしかない訳ですよ。

そこで、基礎学力です。
自身の所属するジャンルに対する最低限の読解力とデータの集積。この程度は必須なのかな~とか思えてきた。

そこを踏まえて、最近ライトノベルの新人とかってどうよ(笑)?

すまん。オチなかった。

投稿: 背徳志願 | 2004.06.22 12:17

たまには、夢とか希望とか騙ろうか?
完全に作為的な物語―綿密なプロット、流麗なテキスト、魅力的な登場人物―これらをみたした作品を死ぬまでに書けるようになりたいね。

…サリンジャーみたいにどの道書けなく(書かなく)なるタイプだと思うが。

投稿: 背徳志願 | 2004.06.22 23:05

いや、騙ってどーする(笑)

本棚が本体というのは…否定は出来ませんね(苦笑)。頭の中と同じようにとっちらかっております。

オリジナルを発見する事は不可能に等しく、リミックスこそが必要だ、という点には同意です。
ただ、そのためには、自分のジャンルだけでは足りないと思いますね。むしろ、自分のジャンル外の情報を取り込むことが必須だと思います。
逆説的な話ですが、面白いライトノベルを書きたいのなら、ライトノベルばっかり読んでいたらあかんよ、ということですかね。
…えらそうな言い方で恐縮ですが…。

最近のはややライトノベル系の作家ではライトノベルを読んで育った世代という印象が強くなってきているのが、やや不安材料ですね…。

投稿: 吉兆 | 2004.06.23 13:04

ムニー。背徳志願っす。

背徳志願は騙るモノですからねえ(苦笑)。

まあ、三倍速のビデオテープみたいな印象があるね(劣化コピー)。

ニトロプラスだってノワールやってたり、武侠モノだったりするしね。ジャンル間の垣根っていうのはかなり崩れてきているような気がしないでもない。いわゆる『お約束』ってやつ結構無視されているからね。
昔のエロゲーなんて、スロットとかマージャンとかミニゲームに勝つと女の子が脱いでいくっていう、まあゲーム性はあるがストーリはないってシロモノだったからね。

ライトノベルもジュニア小説とかジュブナイル小説って言われていた頃に比べると随分裾野が広がってきたし、『遠野物語』やなんかみたいにいろんな価値を“再発見”していくって方向がライトノベルの今後なんじゃないかしら?

という訳で、だ。
例えば、西尾維新風テキストをパクリつつ、東海道五十三次と(現代風アレンジ)かってのはどうだろうか(無理)?
※ このサンプルは以下の利点があります。
物語が旅をテーマにしているのでシリーズ化が容易。
テキストは会話文主体で原稿作成速度の向上。

駄目か?オレの脳内。
もう少し建設的な話し考えておくよ…。すまん。

投稿: 背徳志願 | 2004.06.23 15:21

ニトロプラスはエロゲーに物語を持ち込んだ稀有なメーカーで、他に様々な追従者を生みましたね。何やってもよいんだ、と言う。
ただ、ゲーム業界(エロゲー業界だけではなく)で「物語」をつくる人の存在はあまり多いようには感じられません。
グラフィック偏重のコンシュマー、泣き萌えに特化したエロゲー。
別にそれが悪いとはいわないのですが、単純にお話としてみたとき(泣きとか萌えとかを排除して)、果たしてそれは面白い物なのかなあ、と。もっと面白くなるんじゃねーの?と思ってしまったりもします。
要するに、西尾維新がエロゲーシナリオを書いたらものすごいものが出来そうだ、とか(戯言ですけどね)。

んで、最近のライトノベルを見ていくと、師匠の言うように様々なジャンルを超えて、むしろ境界の無い作品が生まれている一方、エロゲーの方法論(泣き萌え)をそのまま取り込んでいる小説もあったりして、2大派閥が生まれているような気がします(もっとあるかもね…)。

僕の予想では、エロゲー方法論のライトノベルには将来性が感じられないので、危ないかなあという気もします。

投稿: 吉兆 | 2004.06.24 13:03

まあ物語を持ち込んだメーカーっていうのは少なくないわけだけど。
そういう意味ならば、アリスとかWitchなんて神話体系を持ち込んだメーカーだった言えるわけだし…(個人的にはかなり評価している)。

ゲームの場合、システムなのかシナリオなのか演出なのかっていう評価のポイントが複数あるわけで、その方法論をライトノベルに持ち込むとすれば、まあ、クロスメディアを想定するのか絵描きに依存するのかどっちかになるだろうさ。

小説が小説として物語を完結するのは難しいね。
それで、さ。
個人的に泣き萌えっていうのは小説に向かない気がするのよね。
理由としては、泣き萌えっていうのは状況だったりキャラクターの容姿であったり、あまり本質と関係ないところで進行するだろう?
なんていうか小説にした場合に名場面のパッチワークだとかテレビアニメの最終回特集だとかみているような気分になるのよ。

本当にもが足りに必要なガジェットととして、美少女やら美形眼鏡っ男がいるなら文句は言わないけどさ。
なんの意味も必然もなく左右の目の色が違ってもなあ(苦笑)。

なんてな。思ったりもする。すまん。落ちなかった。
私もモニター前で、脊髄反射的に書いているからパソコン脳(笑)かしら?

投稿: 背徳志願 | 2004.06.24 13:37

「空の境界」記事
http://www.yomiuri.co.jp/bookstand/news/20040623_01.htm

読売はこういうオタクさいネタに強いなあ…とか思ったりした。
ああ、でも、いい加減に武内の絵はうんざりだ…。
おとなしく漫画でも描いてくれればいいものを…。

あの系統の絵は橋本タカシが上位互換絵になります。きっと。>PCゲーム絵だとな

投稿: 背徳志願 | 2004.06.24 15:08

うーん、アリスとWitchですか…。正直ってWitchの方はよく知らないんですが、アリスのゲームだけから判断すると、それほど上手く機能してはいないような。単に、同じ世界観でお話を作っているという印象なんですよね…。
そもそも神話体系って…?クトゥルフみたいな他者と共有し共通する背景、すなわち世界観のことなのかな…?すいません、勉強不足で…。

あ、もちろん、つまらないと言っているわけではありません。アリスのゲームは僕も好きです。

投稿: 吉兆 | 2004.06.26 09:56

まあ、アリスの神話体系って判り難くいれてあるからねえ。
アリスのゲームやっている人でも『ティロ・エティエノ』とか『ルドラサウム』とか覚えてないっぽいからなあ。

まあ、世界観とどう違うかってのは、便利すぎる言葉『世界観』を定義しないと無理なのだが…。

えろゲー内の神話体系は、ゲームに“神様”が出てくるってコトとそれがシリーズを変えても登場する、或いは言及されるっていうことでいいのでは?(それが創作であれば、なお良し)

cf.デモンべインのクトゥルー神話は世界観?神話体系?
cf.ビックリマンシール

いつもながらオチなかった。

投稿: 背徳志願 | 2004.06.26 10:39

まあ、アリスの神話体系って判り難くいれてあるからねえ。
アリスのゲームやっている人でも『ティロ・エティエノ』とか『ルドラサウム』とか覚えてないっぽいからなあ。

まあ、世界観とどう違うかってのは、便利すぎる言葉『世界観』を定義しないと無理なのだが…。

えろゲー内の神話体系は、ゲームに“神様”が出てくるってコトとそれがシリーズを変えても登場する、或いは言及されるっていうことでいいのでは?(それが創作であれば、なお良し)

cf.デモンべインのクトゥルー神話は世界観?神話体系?
cf.ビックリマンシール

いつもながらオチなかった。

投稿: 背徳志願 | 2004.06.26 10:39

うーむ、師匠の言う神話体系だと、それこそ「神」を「世界観(この場合は作品を構築する基本背景といったところかな?)」と呼び変えても変わらないような気がしますね…。つーか、やっぱり神話体系の定義がよくわからねえっすよ…。
そもそも、エロゲー内で神様を設定する事がそれほど画期的なことなのかどうかがよくわからないな…。不勉強ですいません。

僕は、新しい神様を創造するという行為に、心惹かれない人間なのかもしれませんね…。残念ながら…。

投稿: 吉兆 | 2004.06.28 23:28

ところで、僕如きがわざわざ言うまでも無いですけど、クトゥルー神話がラブクラフトの創作神話だという事は疑いないことですよね。そして、クトゥルー神話が凄いのは、ラブクラフト本人の内部世界だけではなくて、他の作家との間でも共有され、共同の神話として構築されていったというところなわけですか。

ビックリマンシールも同じような共通の物語を子供たちが共有していったという事を考えると、それは単なる設定とはいえないのでしょうね。共同幻想(用語が正しいかどうかは自信がありません)の域にまで達しているわけで。

神話体系というのは、他者と共有して初めてそれたり得るのではないかなあ、と考えてみたり。
となると、デモンベインのは神話体系という事なんですかね(疑問で終わるな)。

投稿: 吉兆 | 2004.06.28 23:30

まあ、用語の定義が曖昧なまま使っているから分かりにくいことになるのは分かっているけど。

そこで、吉兆先生がスマートな回答をしてくれると期待しているのですが、『神話』と『世界観』の違い。

…他者と物語を共有っていうとシェアードワールドとか思い出すな。

投稿: 背徳志願 | 2004.06.29 13:36

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