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2004.06.28

マンガ版と小説版

Webを眺めていると、大岩版NHKは、佐藤や山崎がイケメンすぎるとか岬ちゃんが可愛すぎるとか言われている感じがします。僕自身、大岩版を読んだ瞬間は違和感を感じたので、その気持ちはわからないでもないです。

これは何でかと言えば、引きこもりのアニメオタクでロリコンに対するイメージとして、汚い臭い醜いというイメージが自然とわいてしまうからでしょう。
しかし、実際のところ、小説では佐藤くんの外見的描写はほとんどされていないのですね。されているところは、一人称小説と言うこともあって、極度に主観的な描写に従事しています。それも読者に対してイメージを強化することにもなったのでしょう。

面白いのは、滝本竜彦がはじめて素顔を公開した時も、「あんな小説書いているくせに、なんだよあのハンサムガイはと(もちろん、これは言いすぎですが)反応された事です。実際、滝本竜彦は顔立ちだけを見ればけっこうかっこいいし、小説家としてそれなりに支持もされていて実はけっこうハッピー?なのかも。(無論、幸不幸なんて本人にしかわからない事ですけど…)
読者としては裏切られた気持ちだったのかもしれないですね。

なんとなく、漫画版に対する反応と似ているような気がします。あんな駄目なやつなんだからあんなにかっこいいはずが無い、という願望にも似た感情というか。

さて、それでなぜマンガ版の佐藤くんはあんなにかっこいいのか、と考えてみるとこれは人称の違いのせいではないかと。つまり、小説はそのまま滝本竜彦の一人称であり、主観的な作品。漫画は小説を大岩ケンヂのフィルターに通した、すなわち三人称の作品。
主人公の佐藤くんが作者の分身であるとすれば、今の佐藤くんは他者から見た滝本竜彦と言うことになります。だから、佐藤くんはかっこいいし、才能もある主人公になるわけですね。

だからどうしたと言う結論ですな…だからなんなんだ?
まあ、大岩ケンヂは才能がある漫画家だな、ということで(無理やり)。

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