« キル・ビルVol.2鑑賞 | トップページ | ラノベの話 »

2004.05.12

本の話

たまには本の感想でも書いてみようかと思う。

「消えた子供たち」
大分前に読み終えたのですが、感想を書くのを忘れていました。まあ、この本に生半可な感想などは必要ないでしょうね。
上巻読了した時に感想を書いていましたが、基本的には印象は変わってないです。
…ラスト数十ページを除いてですけどね。

お話の骨格としては、勇気と能力を持ち合わせた夫婦がお互いを支えながら世間の悪意から自らを、そして子供たちを守りつつ毎日を生きる話です。とはいえ、別段悲壮感が漂う話ではなく、周りの人たちの理解と助けを得て、そう言った様々な障害を立ち向かい解決していく話です。

その意味ではとてもアメリカ的な話かもしれませんね。日本だったら、不幸のどん底に突き落とされた家族の愛と悲しみの物語になっていそうな題材なのですけど。

しかし、この話はそれだけでは終わらないのでした。ラストにかけての展開は、それまでひそやかに張られていた伏線が突然表に現れ世界のありようを一変させ、そして穏やかで美しい終わりを迎えます。
この辺は、少しミステリが入っていると思います。

なんでもない日常が、とてつもなく面白くかける作者の力量は脱帽ですが、同時に非日常をも取り込んだ物語がとても面白いですね。家族小説と見せかけたSF小説という印象です。

エンダーシリーズの続きも読もうかなあ…。

|

« キル・ビルVol.2鑑賞 | トップページ | ラノベの話 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/29313/581349

この記事へのトラックバック一覧です: 本の話:

« キル・ビルVol.2鑑賞 | トップページ | ラノベの話 »